「転職エージェントに嘘つかれた…」
「全く自分のやりたい仕事じゃなかった…」
「どうして平気で求職者に嘘付くの?」
などと、会社を辞めて新しい転職先を探そうと転職エージェントを利用して、新しい会社に入社したはいいものの、ミスマッチを感じた経験はあるのではないでしょうか?
最近は転職市場は盛り上がりを見せていますが、とてもライバルが多い業界のため、営業マンの利益のために求職者に虚偽の事実を伝えて転職を斡旋する転職エージェントも増えています。
なので、今回はそんな転職エージェントに引っ掛からないためにも、人材会社の闇や真実について紹介していきますので、しっかりと頭の片隅に入れながら転職活動を始めていきましょう。
では、早速ですがまいりましょう!
どうして転職エージェントは嘘を付くのか?
毎月の予算の達成のためなら手段を選ばない
転職エージェントが嘘と付く理由の1つとして、会社側から設定される毎月の予算を達成するために、求職者に偽った内容を伝え、転職を斡旋するという理由が挙げられます。
これは、他業種の人にも言えることですが、自分の予算を達成するために求職者が、「ここの会社に入社しようかな?どうしよう…」と悩んでいれば、ここぞとばかりに勧めてきます。
自分の利益しか考えていない転職エージェントは沢山います。相手が人材会社の営業マンであろうとも、全て真に受けて聞いてはいけません。しっかりと自分で考えることが大切です。
また、焦って転職してしまうと入社して間も無く、「あれ?ちょっと違うな…」「ここの会社じゃない…」と思い、離職してしまい自分のキャリアにヒビが入ってしまう方も最近は増えています。
人材会社は競争率が高いためライバルが多い
転職エージェントが嘘を付く理由の1つに、特に首都圏には様々な人材会社があり、競争率が高く疲弊しているのが実際のところ。そのため、いかに求職者を転職させることが使命課題になっています。
ただ、最近は転職エージェントもいい加減の方が増えてきたため、入社したはいいもののすぐに離職してしまうケースが増えています。そういった影響も重なり、年々離職率が増えているという要因もあります。
また、人材会社の方は20代30代の若い人達が多いです。まだまだ業界の知識がなく”なんとなく”で転職を斡旋したり、「この求職者は押しに弱い…」と思えば、「ここなんてどうです!か?」と勧めてくることも多々あります。
特に名前も知らないような会社の転職エージェントは嘘つきな方が多いです。あなたが本気で転職活動をしたいと思うのであれば、大手の会社のエージェントを利用した方が納得して転職先を見つけることができるでしょう。
取り扱っている求人数が少ない
転職エージェントが嘘を付く理由の1つに、そもそもお取引している会社が少ないため、「限られた求人の中から求職者に提案しなければいけない」といった問題が挙げられます。
これは先述でもお伝えした通り、小さな会社や名前も知らないような会社はお取引している会社が少ないです。そのため、自分が求めていた理想とする求人ではなく、少し偏った会社を勧めてきます。
例えば、「BtoBの会社に転職を考えようとしているのに、傍でBtoBをやっているような会社どうかな?」「主軸の事業じゃないですが、入社して希望を出せばBtoBもできますよ」と言われ安易に入社してしまう方も多いです。
現実は会社側としては、BtoCの事業に主軸があるためそこの事業に人員を確保したいと考えています。なので、入社したはいいものの「自分の思っていた職種とは違う…」と思い、そのギャップに苦しむ方も少なくありません。
人材業界は従業員の入れ替わりが早い
転職エージェントが平気で嘘をつく理由の1つとして、人材業界はノルマが高く人を扱うお仕事のため、残業も多いですし、自分の今月の目標予算が達成できていなければ土日出勤も当たり前です。
そのため、人材業界は離職率が高く業界の知識が気薄で根性だけがある方が多い傾向になります。そういった人達が転職エージェントとして活躍しているため、説得力がない方が多いです。
求職者の意見を汲み取る力も低いですし、経験値が低い傾向があります。なので、あなたが次回転職エージェントを利用するときは、「何年目ですか?」と聞いて判断するのもアリでしょう。
経験値が低い転職エージェントからの提案は、自分の利益のために偏った求人情報を伝えて転職を斡旋してくることがよくあるので、しっかりとあなたも「人」を見極めなければいけませんよ。
「求職者は無知だから…」と思っている
転職エージェントが嘘を付く理由の1つとして、「自分は人材業界のプロ」と認識しているので、求職者に対して「まっここの部分が言わなくてもいっか…」とメリットだけしか伝えないという理由が挙げられます。
転職エージェントは、いかに求職者を会社に入社させることができるかが利益になります。なので、求職者にデメリットを伝えてしまうと「ここの会社はいいです…」と言われてしまうことがよくあります。
例えば、あなたがIT企業の営業職に入社しようと考えているとします。求人票を見ながら丁寧に説明してくれますが、デメリットである「離職率」「福利厚生」「サービス残業」などのことは、自分から聞かなければ伝えてくれません。
そのため、転職エージェントから提示された会社が全て「優良な会社」だと勘違いしてしまう方も多いです。なので、自分で会社を調べておくことがいかに大切なことかと理解できると思います。
人材紹介は単価が高いため求人はブラック企業が多い
転職エージェントが嘘をつく理由の1つとして、人材紹介(転職エージェント)で取り扱う求人は「人材不足に喘ぐ不人気な企業」「職場環境が悪く離職率が高いブラック企業」が多くあります。
というのも、人材紹介(転職エージェント)は一人当たりの採用単価が約70~80万円と言われています。求人広告(リクナビnext、マイナビ転職)などは一人当たりの採用単価が30~40万円になります。
こう聞くと、「人材紹介の方が優良な企業の求人を取り扱ってるのでは?」と思われがちですが、これは勘違いです。
というのも、求人を出す会社はまずリクナビnextなどの大手求人広告に費用を掛けるのが一般的です。
「じゃあ、どうして人材紹介でも求人が出されているのか?」というと「求人広告(リクナビnext、マイナビ転職)などに載せても採用できないから人材紹介(転職エージェント)を使う」という理由が挙げられます。
また、このようなことも起こり得ます。例えば、採用枠は1人。「転職エージェントを利用した人」と「求人広告を見て応募してきてくれた人」どちらも同じスペックの人材であれば、企業からしたらコストが安く済む求人広告から入ってきた人材を採用するケースが多いです。
なので、あなたが転職活動を始めるなら、転職エージェントを使用するのではなく、求人広告(リクナビnext、マイナビ転職)などの大手のメディアを使用することをオススメします。
一番いい方法は、人材紹介の転職エージェントをうまく利用することです。転職についての話を聞き、業界や業種などを勉強します。そして、転職エージェントを利用せず、求人広告(リクナビnext、マイナビ転職)を使って転職活動をしましょう。