「清掃の仕事を辞めたい!」転職で失敗しないための心得について紹介

つい先日まで、清掃員として働いていた48歳の女性です。

正直なところ、特別得意なことやスキルがあったわけでもなかったため、清掃員の仕事ならできるかも…

という考えから清掃の仕事を選びました。

しかし、実際に働いてみると、予想以上に体力勝負だったり、大変なことも多く、仕事を始めてから2年で辞めてしまいました。

そのため、同じように清掃の仕事を辞めたいと思っている人の気持ちは、とてもよくわかります。

実際に、この記事を読んでいるあなたも、一度は辞めたいと思ったことがあるのではないでしょうか?

なぜなら、私だけではなく一緒に働いていた同僚も「仕事が大変で辞めたい…」「働き方に不満がある!」と、仕事に対して悩みを抱えている人がたくさんいましたからね。

今回は、そんな「清掃の仕事を辞めたいけどなかなか辞められない」というあなたに向けて、スムーズに仕事を辞めるためのアドバイスをお伝えします。

また、転職で失敗しないための心得についてもご紹介するので、じっくり読んで参考にしてみてくださいね!

では、早速ですがまいりましょう。

そもそも、あなたはどうして清掃の仕事を辞めたいの?

まずは、あなたがどうして清掃の仕事を辞めたいのか、しっかりと自覚することが大切です。

なぜなら、辞めたい理由を明確にしておくことで、次に仕事を探すときに、また同じような職場環境や労働環境を選ばないようにするための基準や条件を知ることができるからです。

下記では、実際に清掃の仕事をしている多くの人が抱える悩みについてお伝えしますので、共通する部分があるかチェックしてみましょう。

社会的立場が低いと感じてしまい辞めたい

清掃員は立派なお仕事です。

しかし、どうしても周りから仕事を軽くみられてしまうことが多いのも実際のところ…

一生懸命掃除をしても、直接的に感謝されることがほとんどありません。

そのため、やりがいにも繋がりにくく、掃除してあることが当たり前という風に見られているんじゃないかと感じることも多いはずです。

また、「掃除の人」としてみられてしまうこともあり、敬語で話されない、名前で呼んでもらえないなど、悲しい思いをしたことがある人も多いのではないでしょうか。

汚れ仕事に嫌気がさして辞めたい

掃除は得意な方だからできるはず!

と、思ってこの仕事を始めてみたものの、予想以上の汚れ作業に辛いと感じている人も多いです。

普段、自分や家族が汚したものを片付けたり掃除するならまだしも、他人の排泄物や食べ残しを掃除するとなると、精神的にもキツイと感じてしまうこともあると思います。

そういった部分も、仕事だからと言って我慢し続けているうちに湿疹や蕁麻疹を発症してしまう人もいるため、あまりの汚れ仕事に嫌気がさしてくることは良くあることなのです。

さらに、何度掃除しても汚されるという無限ループに耐えられなくなってしまう人も多いです。

給料が安いから辞めたい

清掃の仕事は、汚れ仕事でキツイわりに給料が低いというところも、辞めたいと感じてしまう大きな原因のひとつです。

一般的に正社員で働いても手取りで15~20万いかないくらいが相場なので、モチベーションも上がりにくいのが実際のところ。

さらに、アルバイトやパートとして働くともっと給料は少ない上に、正社員になれることもほとんどありません。

そのため、なかなか給料も上がらず、不満を抱えながらズルズル働いてしまっている人も多いのではないでしょうか。

清掃の仕事をやめたい人のリアルな声とは?

では次に、現役で働きながらも、清掃員の仕事を辞めたいと考えている人たちの生の声をご紹介します。

下記では、男女8人の本音をお伝えしますので、自分にも共通する部分があるか考えてみましょう。

見下されているような経験がある

「清掃員というと、汚い・臭いなどのイメージを持たれがちで、あまりいい印象を持たれないことが多いです。

実際に、オフィスでのトイレ掃除が終わり、トイレから出ようとしたときに、そのフロアで働いているOLさんとすれ違ったことがありました。

同じビル内で働いているということもあるので、「お疲れ様です。」と声をかけましたが、挨拶は返してくれず、無視されてしまいました。

清掃員というだけで、挨拶しなくていいと思われたことがとても悲しく、同じようなことが何度もあり、どんどん自分に自信がなくなっていくようで辛いです。」

「以前自分が掃除をしていたときに、近くにいた若い女性二人が私に聞こえる声で、「掃除の仕事とか絶対したくない」といってきました。

仕事として一生懸命やっていたのに、全てを否定されたような気持ちになり、その後、掃除をしながら涙が止まりませんでした。

清掃員という仕事を軽くみている人が多く、本当に嫌になるときがあります。」

ただ単純にやりがいを感じない

「どんなに頑張っても、給料は上がらないし、特別なスキルが身につくわけでもない。

直接感謝されることもほとんどないので、仕事に全くやりがいを感じられません。」

「正直、誰にでもできる仕事なので、毎日淡々とこなすといった感じで仕事をしています。

いかに効率よく綺麗にできるかということを考えているので、一人で没頭できる仕事という意味では、自分に向いているのだと思います。」

衛生面が厳しい

「正直、一番辛いと感じるのが、駅のトイレの清掃です。

駅のトイレを利用する人は、急いでいる人も多いため、その分使い方も雑でトイレも汚れがひどいです。

特に、女性トイレでの不始末な生理用品や、男性トイレでの排泄物の処理は本当にきついです。」

「手袋やマスクをきちんとつけて仕事に望んでも、やっぱり匂いが気になってしまいます。

また、水仕事も多いため、手が荒れてしまうことも多いので、体に負担のかからない仕事に転職しようと考えています。」

人間関係が辛い

「自分の仕事に対して、手際が悪い、綺麗になってないなど何かと文句をいってくる上司がいます。

かなり精神的に追い詰めるような言い方をしてくるので、仕事に行きたくなくなってしまいました…」

「広い場所を掃除する際は、ペアやチームを組んで仕事をすることがあります。

しかし、その相手が無口で、仕事のことでコミュニケーションを取ろうとしても答えてくれず、とても気まずい思いをしました。

気まずいだけならまだしも、どうしてもコミュニケーションを取らなくてはいけない場面でも話さず、すごくやりにくかったことがあります。」

清掃の仕事を辞めようと思ったら、準備しておくべきことは?

清掃の仕事を辞めたい理由が明確になったところで、実際にやめようと思っているあなたが取るべき行動についてお伝えしていきます。

参考にすることで、あなたが清掃の仕事を辞める時の手助けになるでしょう。

退職の申請は、最低1ヶ月前に伝える

清掃の仕事をやめようと思ったら、できるだけ早めに伝えることが大切です。

最低1ヶ月前に伝えることが一般的ですが、シフト制の仕事の場合は、さらに余裕を持って申告しておくことがおすすめです。

仕事を辞めたいということを伝えることは、とても勇気のいることだと思いますが、勇気が出ないためにズルズル働き続けることも、あなたのためにはなりません。

辞めることを伝えて、理由をしつこく聞かれたらどうしよう…

怒られたり、引き止められたらどうしよう…

などと、ネガティブな考えになってしまいがちですが、そうなる前にあまり考えすぎず、思い切って伝えることが大切です。

働きながら転職活動をする

今の時点で仕事を辞めたいと思っていても、実際に辞めるとなると、退職した翌々月からはお給料が振り込まれません。

そのため、貯金を切り崩しながら転職活動をすることになります。

数日程度ならいいものの、なかなか新しい職場が決まらず、数ヶ月、あるいは数年と仕事探しをする可能性もゼロではありません。

退職手当はもらえるにしても、貯金が減っていく恐怖や焦りを感じ、妥協して就職先を決めてしまったり、焦ってブラック企業に入ってしまったら、本末転倒です。

そのため、心と体が限界で、どうしても今すぐ辞めたいとダメという人以外は、お金や心の余裕のことを考え、働きながら転職活動をすることをおすすめします。

退職代行を利用してみよう

どうしても退職の意思を伝えられなかったら、退職代行を利用して見るのも手です。

せっかく意思を伝えたのに、辞めさせてもらえそうにない、人手不足と言われズルズルやめる時期を伸ばされてしまう…

そんな風になかなか辞められないのであれば、利用して見る価値のあるサービスです。

退職代行とは、本人に代わって会社側に退職の意思を伝えてくれるもの。

ここ数年で利用する人はかなり増えているため、今や珍しいことでもありません。

辞めたいのにどうしても辞められそうにないというあなたは、ぜひチェックしてみてくださいね。