葬儀屋を辞めたい男女達へ。心身共に疲弊しているなら転職も考えよう!

「冠婚葬祭に関わる仕事に就きたい。」

「人に寄り添う仕事に就きたい。」

そんな思いから葬儀屋に勤める人は多いのではないかと思います。

しかし、実際に働いてみると、体力的にも精神的にも大変なことが多かったり、思い描いていた仕事と現実のギャップにストレスを感じている人も多く、

「実は転職したいと考えている・・・」

「葬儀屋をやめたい気持ちがある・・・」

と考えている人も少なくはありません。

実際に、私自身も葬儀屋として働いていた経験があるので、同じように葬儀屋として働く人の悩みや苦労がよくわかります。

今回は、そんな私から葬儀屋をやめたいと思っているあなたに向けて、転職で失敗しないための心得をお伝えします!

ぜひ参考にして、できるだけストレスがかからず、少しでも楽しく仕事に望める働き方を実現させましょう!

そもそも、あなたはどうして葬儀屋の仕事を辞めたいの?

まずは、あなたがどうして葬儀屋の仕事を辞めたいのか、自分自身でしっかりと自覚することが大切です。

なぜなら、新しい仕事を探すときに、また同じような不満やストレスを抱えてしまう可能性がある職場環境に転職してしまったら、本末転倒ですからね。

下記では、実際に葬儀屋として働く多くの人が抱える悩みについてお伝えしますので、共通する部分があるかチェックしてみましょう。

ブライダル事業に就きたかったものの葬儀屋配属になってしまい辞めたい

冠婚葬祭企業に就職すると、本当はブライダル事業を希望していたのに葬儀事業に配属されてしまった・・・

ということも実際にありえることです。

そのように不本意に仕事についてしまった場合、やはり心のどこかで何かモヤモヤしながら働いているということはありませんか?

しっかりと気持ちを切り替え、やりがいを見つけながら働きことができればいいのですが、嫌なことや大変なことがあると、どうしても

本当はこの仕事に就きたいわけじゃなかったのに・・・

など、不満を抱いたり辞めたいと感じてしまう人は多いです。

亡くなった人を見たり、関わることが精神的に辛く辞めたい

葬儀の仕事をすると、亡くなった方を運び出したり、棺桶に入れたりと直接関わることも多いです。

そういった場面でも、仕事だと割り切れれば問題なくこなすことができるかもしれませんが、どうしても人が関係する仕事なので、精神的にきてしまい、仕事を辞めたいと感じる人も少なくはありません。

急に呼び出されることがあるので辞めたい

葬儀屋はいつ仕事が入るかわからず、いつでも対応しなくてはならないので、年中無休のところがほとんど。

働いている人たちもシフト制で、固定的な休みがない場合が多いです。

そのため、どうしても人が足りない場合は、休日であっても呼び出されて出勤しなければならないということもあります。

そのような急な呼び出しで、大切な予定を泣く泣くキャンセルして仕事に向かった経験があり、なんのために働いているのかわからないと感じたことがある人もいることでしょう。

予想以上に体力的・精神的に辛い

お葬式の準備などで、葬儀場の掃除や設営、看板の設置など予想以上に体力を使うことが多い仕事ですが、実際に働いてみるまでその事実を知らなかったという人は多いと思います。

また、毎回終わる時間もバラバラなのでとにかく残業も多くなります。

心も体も疲れ切っているのに、残業が多く家に帰るのも夜遅いから体が休まるときがない、疲れがなかなか取れないという人も多いことでしょう。

さらに、それほど残業が多いわりに給料が低いというところにも納得できない、辞めたいと感じたことがあることと思います。

実際に、24時間体制にも関わらず、給料が低くキャリアアップも難しいとのことから、職場によっては離職率が高いということも事実です。

最近では、高齢化の影響もあり、人手不足でありながらも仕事は忙しく、体力的にも精神的にも辛いと感じて辞めてしまう人も多いです。

葬儀屋をやめたらどんな仕事に就きたい人が多いの?

葬儀屋の仕事を辞めたいと言っても、ほかにどんな仕事があるかわからないし、雇ってくれるところも見つからないのでは・・・

そんな風に考えている人も多いと思います。

しかし、世の中にはあなたが思っている以上にたくさんの仕事が存在しています。

だからこそ、自分には今働いている葬儀屋の仕事しかない!

と、現時点で思っていたとしても、新しいチャレンジをしてみたら、意外と向いていた、楽しかったということも、実はよくあることなのです。

ここでは、そんな風に少しでも葬儀屋をやめたい気持ちがある人が転職先として希望する仕事についてご紹介します。

ブライダル業界の仕事

冠婚葬祭といっても本当は結婚式に関わる仕事がしたかった!

と考えている人は多いはず。

今度こそブライダル業界で働きたいという場合は、事前にしっかりと調べて、葬儀事業への配属がない冠婚葬祭企業に入るか、ブライダル専門の企業を探して再就職することがおすすめです。

その際は、葬儀で学んだ式の準備や段取り、チームワークなど活かせる部分が出てきると思います。

ホテルや企業の受付の仕事

葬儀の仕事で身につけた丁寧な対応やマナーは、様々な仕事で生かすことができます。

特に、ホテルや旅館のフロントでは、おもてなしの精神が重要視されるので、丁寧な接客を発揮できるチャンス。

企業の受付では、コミュニケーションスキルも生かすことができるので、人と関わる仕事は転職先としておすすめです。

土日休みの仕事

シフト制や不定期な休みで、旅行に行ったり友達と会うことすら難しいという人は多いはず・・・

次に転職するなら絶対土日休み!

と、決めている人も多いのではないでしょうか。

土日休みの仕事に就きたいと希望するあなたには、公務員やIT企業、メーカーや金融機関で自分の興味がある仕事があるか探して見ましょう。

葬儀屋を辞める前に準備しておくべきことは?

葬儀屋をやめたいと思ったら、いきなりやめずにあらかじめ準備しておくことが大切です。

なぜなら、世の中には社会のルールというものがあり、企業によってどのくらい前に退職届を出さなくてはいけないなど、決まっているところも多いからです。

下記では、あなたが葬儀屋をやめたいと思ってから実際に辞めるまでにすべきことについてご紹介します。

ぜひチェックして、今からしっかりと準備を進めておきましょう。

会社の就業規則をきちんと確認しておく

仕事をやめようと思ったら、とても大事な就業規則についてあらかじめ確認しておくことが大切です。

きちんと調べてトラベルを防ぎましょう。

就業規則を確認するとはどういうことかというと、退職金はいつからもらうことができるのか、有給はどのくらい残っているのか、また退職の意思はどのくらい前に伝えるべきなのかということです。

どの企業にも言えることですが、就業規則をきちんと知らなかった場合、もらえるはずの退職金を受け取ることができなかったり、有給を消化できないまま退職させられた・・・

などということはよくあります。

このようなトラブルを防ぐためにも必ず事前に確認しておき、円満に退社できるよう心がけることをおすすめします。

辞める時期を大体でいいので決めておく

退職・転職を考えたらまずは、今働いている葬儀屋の仕事をいつまでに辞めるのか、目安でいいので、大体の時期を決めておきましょう。

というのも、やめたいと思いながらも具体的な時期を決めていないせいで、行動に移せていない人は多いです。

辞める時期を決めておかないと、実際に辞めるための次のアクションを起こすことができず、ダラダラ続けてしまう人が多いです。

「半年後には辞める!」

「今年の3月いっぱいで辞める!」

など、大体の目処を立てておきましょう。

そうしておくことで、実際に退職の意思を伝えるべき時期も明確になるので、次のアクションを起こしやすくなります。

働きながら転職活動をする

今の時点で仕事を辞めたいと思っていても、実際に辞めるとなると退職した翌々月からはお給料が振り込まれなくなります。

そのため、貯金を切り崩しながら転職活動をすることになります。

数日程度ならいいものの、なかなか新しい職場が決まらず、数ヶ月あるいは数年と仕事探しをすることになると、退職手当はもらえるにしても、

貯金が減っていく恐怖や焦りを感じ、妥協して就職先を決めてしまったり、焦ってブラック企業に入ってしまい兼ねません。

そのため、心と体が限界でどうしてもいますぐ辞めないとダメという人以外は、お金や心の余裕のことを考え、働きながら転職活動をすることをおすすめします。