飲食店を辞めたいあなたへ。心身共に疲弊しているなら転職するのもアリ

飯島

実は、私は飲食店の接客として3年間ほど働きましたが、人間関係や体調不良が原因で退職しました。

飲食店で働く人であれば、仕事が過酷過ぎて一度は”辞めたい…”と思ってことはあるのではないでしょうか。

私の職場でも「俺転職したんだよね…」「早く飲食店辞めたい…」「もっと楽な仕事がしたい…」と悩む仲間達が沢山いましたから…。

なので、今回は「飲食店を辞めたいけど、辞められない…」そんな人達に向けて、今後転職で失敗しないための心得をお伝えします。

では、早速ですがまいりましょう!

そもそも、どうして飲食店店員を辞めたいの?

飯島

まずは、あなた自身が「どうして飲食店を辞めたいのか?」について、しっかり自己分析することが大切です。

なぜなら、退職理由が明確であれば納得して辞められますし、次の転職先へスムーズに移行できますからね。

では、飲食店で働く世間の男女達の悩みについてお伝えしますので、当てはまる部分があるかチェックしてください。

常に笑顔でいないといけない

飲食店を辞めたい理由の一つに、常にお客さんの前では笑顔でいけないため、気疲れしてしまい心身共にやられてしまうケースが多いです。

例えば、プライベートで個人的に嫌な思いをしたとしても、その気持ちをグッと抑えて、接客のお仕事をしなければいけません。

これは飲食店に限らず、アパレルや受付スタッフなど接客全般に言えることですが、対面での仕事は疲労が蓄積されやすいです。

いずれにせよ、どんな場合であっても常に笑顔でいなければいけないことに辛さを感じ、飲食店を辞めたいと思ってしまう人が多いです。

お客様からのクレームが辛い

飲食店を辞めたい理由の一つに、お客様から理不尽なクレームがきたりしてメンタルがやられてしまうケースが挙げられます。

特に飲食店は様々なタイプのお客さんが訪れるため、お客さんの中には、半ば八つ当たりのように文句を言ってくる方もいます。

そういった経験を何度も重ねているうちに、徐々にストレスが蓄積され、仕事もプライベートも悪循環になってしまうことも…。

それが故に飲食店は離職率が非常に高くとても入れ替わりが激しいため、入社早々に”辞めたい”と思ってしまうようです。

現場と本社の板挟みになるのが面倒

飲食店を辞めたい理由の一つに、本社と現場とのミスコミュニケーションが増え、イライラしてしまうといった原因が挙げられます。

特に飲食店の店長やエリアマネージャーは本社から指示をもらい、現場を上手に回して、店舗の売り上げを伸ばす役割があります。

ただ、本社の声と現場の声があるため、上からの無理な意向を受け入れることに、ストレスを感じてしまう方もいらっしゃいます。

アルバイトと一緒に働きたくない

特に飲食店社員にありがちな偏見として、「自分は正社員なんだからアルバイトと同等に見られたくない」といった気持ちを持つ方が多いです。

なぜなら、店内では大学生やフリーターの方と一緒に働く機会が多いため、このような環境に耐えられず、飲食店を辞めたいと思うようです。

これは飲食業界の”あるある”なので、こういった些細なことから離職に発展するケースも多く、とても入れ替わりの激しい業界と言えるでしょう。

不規則な勤務体系だから辞めたい

飲食店を辞めたい理由の一つに、不規則な勤務体系に悩みを抱え、一般的な土日休みの仕事に就きたいと思う方が多いです。

特に24時間営業の店舗だと、早朝から入ることもあれば夜勤になることもあるので、生活リズムが崩れて体調不良になることも…。

また、平日休みで土日が仕事だと友達や恋人、家族との時間がなかなか取れず、もっとプライベートを充実させたい人が沢山います。

それに加え、正月やGW、お盆やクリスマスなど、一般の人が休んでいる時に仕事しなければいけないことも退職理由で多いです。

人間関係が原因で辞めたい

飲食店を辞めたい理由の一つに、職場内の人間関係に疲弊してしまい、勢いやノリで辞めてしまうケースが多いようです。

特に飲食店は小さな箱の中で、引き締め合ってお仕事するため、ストレスが溜まりやすく人間関係で悩んでしまいます。

というのも、飲食業界はとても体育会系のノリなので、理不尽に蹴ったり殴ったり、暴言を吐かれることも多々あります。

そういった環境で仕事していると心身共に疲弊してしまい、仕事でミスが続き、悪循環サイクルになってしまうことも。

飲食業界を辞めたいと感じる人の多くは、人間関係が原因と言われているのであなたはどうでしょうか?

飲食店店員を辞めたい男女のぶっちゃけな意見を紹介

飯島

では、次に飲食店を辞めたい男女の”ぶっちゃけた”生の意見を紹介していきます。

下記では8人の男女の意見をお伝えしますので、自分にも共通する悩みがあるかチェックしてみてください。

人間関係に悩みがあるから辞めたい

25歳

私はとあるチェーン店の中華料理屋で働く25歳の女です。

社員なので私が色々指示を出すのですが、フリーターの方が文句や陰口を叩いてきます。

そのため、ストレスが溜まってしまい、一度その子に思いっきり叱ったことがあります。

ただ、今後もこういったことが起こると思うので、飲食店を辞めたいと考えています。

28歳

直属の上司が店舗内にいるんですが、ソイツがとても荒々しい性格で参ってます。

ちょっと僕がミスをしたら、「ちゃんとやれや!ボケ」と言ってきたり、蹴ってきたりします。

私は正社員としてしっかり働いているのですが、私のことをなぜか気に食わないようです。

なので、残り数ヶ月で飲食店を辞めたいと思います。

労働量の割に合わない給料

24歳

飲食の会社が魅力的だと思い、新卒で入社しましたが超激務でもうやってられません。

サービス残業はあるし、料理やホールの仕事は大変…。しまいには理不尽にお客様からのクレーム。

そして、これだけやっても月収手取りで16万円でしょ、勘弁して!もう飲食店を辞めたいです。

31歳

多分一番ハードな仕事はチェーン店の飲食店(居酒屋)だと思います。

だって重労働の割に給料も低いし、大変な仕事だな〜って思いましたからね…。

でも、実は私は飲食業界に4年ほどいましたが、給料が低いので他業種へ転職しました。

実はIT企業の求人広告営業なのですが、そっちの方が断然稼げますし楽しいです。

土日休みの仕事に就きたい

23歳

正直平日休みだと全く仕事の疲れが取れないので、ずっと家にいることが多いです。

土日休みの仕事に就けば、もっと仕事もプライベートも充実できるのかな?って思っています。

なぜなら、私には彼氏がいるので、どうしても土日にデートができず疎遠になってしまっています。

なので、飲食店を辞めて、デスクワークの事務職とか経理、受付スタッフとして働きたいです。

36歳

私は結婚して6歳の子供がおり、もっと家族との時間を大切にしたいと考えています。

ただ、今の会社は飲食系のため平日の休みが大半で、家族揃って旅行に全く行けません。

早く飲食店を辞めたい気持ちを持ちながら、こっそり転職活動を始めちゃってます笑。

早くこの環境から抜け出したい

22歳

いつも仕事中に「この環境から抜け出さないと…」「飲食店を辞めたい…」と思ってました。

なぜなら、飲食店で働くのが嫌いな上に、給料も低く、接客が向いていなかったからです。

とある大手の飲食会社ですが、入社して研修期間が終わって1ヶ月店頭になって退職しました。

25歳

「飲食店で働く人=能力が低い人」といったイメージを抱くようになりました。

というのも、やっぱり他業種に比べて労働環境も激務ですし、給料も低く休日も少ない…。

そう思った時から、「ここを抜け出すために勉強しよう」と考え、2年働いた会社を辞めました。

飲食店店員を辞めれば新しい世界を知れるチャンスです!

飯島

飲食店を辞めたいといっても、次にどんな仕事に就こうかな?と不安に思われている方もいらっしゃるでしょう。

私も実際そうでした…。

そのため、退職する旨を伝えられず、ダラダラと半年ほど経ってしまい、後々交換したことを覚えています。

ただ、勇気を持って上司に辞める旨を伝えたら、案外すんなりと退職できたので心がスッキリしましたよ。

ちなみに、私が飲食店を辞めて良かった点は…

  • 家族や友達と遊ぶ時間が増えた
  • 休暇で海外旅行に行けるようになった
  • 前の会社よりも収入が1.3倍ほどアップ
  • 体を売る仕事から頭を使う仕事になった
  • オンとオフのメリハリができるようになった
  • 人間関係の悩みが全くなくなった

人それぞれメリットに感じる部分があるでしょうが、本当に飲食業界から離れて良かったと思っています。

転職を始めるなら、「興味のある仕事」「今までやってみたかった仕事」「適正にマッチした仕事」といった軸で探しましょう。

少しでも妥協して入社してしまうと同じ繰り返しをするだけなので、焦らず納得できるまで転職活動をすることをオススメします。

今の飲食店を辞めるというのは並大抵なことではないでしょうが、あなたの”ちっぽけな勇気次第”で人生を豊かにすることができます。

退職するというのは別に恥ずかしいことではないので、人生の新しい船出だと思って、希望や夢を持ってチャレンジして行きましょう!

飲食店店員を辞めたいなら、退職する前に準備しておくこと

飯島

では、次に飲食店員を辞めたいと思うなら、退職する前に準備しておくことについて抑えておきましょう。

なぜなら、得するものも損してしまう可能性が非常に高く、知識がないと搾取されるので要注意です。

仕事に通いながら転職先を決める

飲食店を辞めたいと思ったなら、職場に通いながらこっそりと転職活動をして新しい会社を決めておきましょう。

これは法律に違反している行為ではありませんので、会社よりもあなたの将来を優先させることが大切です。

そうすることで、退職した後に貯金を切り崩しながら転職活動をせずに済み、給料をもらいながら楽に職探しできます。

ただし、同僚や職場の仲間に転職活動をしていることを伝えると、一瞬で職場内に噂が広がってしまいます。

それだと辞めたくても辞められない雰囲気を、自分で作ってしまうことになるので要注意です。

必ず新しい職場が決まったら、まずは直属の上司に伝えて、それから同僚や仲間に伝えるようにしてください。

有給休暇を全て消化してから辞める

飲食店を辞めたいと思ったら、退職する前に必ず有給休暇を全て消化してから辞めるようにしてください。

有給休暇は6ヶ月以上働いていれば、10日以上は貰えると法律で定められているので、今一度チェックしてみましょう。

ただ、会社は「できれば、有給を消化されず退職してもらいたい…」と思っているため、有給について触れてこないこともあります。

なぜなら、あなたが退職すると誰かがその穴を埋めなければならず、労働量が増えることによって利益や売上が落ちてしまうからです。

ですが、ここは妥協せず、本気で飲食店を辞めたいと思うなら、「どのくらいの有給があるのか?」直属の上司と相談しましましょう。

会社を辞めたら必ず離職票を受け取る

飲食店を辞めたいと思うなら、会社を辞めたら必ず離職票を受け取ってハローワークに提出することを忘れないでください。

なぜなら、離職票を受け取らないと、再就職手当や失業手当が受け取れないため、得できるものも損してしまうからです。

失業手当とは、退職後の数ヶ月後に職が決まらない場合は、国から月々6~7万円の手当を受け取れます。

また、再就職手当は、あなたが転職先が決まり研修期間が終わった後に、20~30万円の手当を受け取れます。

ただ、若い方はこのルールを知らずに、仕事を辞めたら貯金を切り崩しながら転職活動をする方が非常に多いです。

もしあなたが飲食店を辞めたいと思っているなら、必ず離職票を会社から受け取りハローワークに提出するようにしてください。