「サービス残業が嫌すぎる…」
「こんなにもブラックな労働環境とは…」
「転職して新しい職場に行きたい…」
などと、人材会社に勤めているが労働環境が悪かったり、職場の人間関係に悩みを抱え、本記事まで辿り着いたのではないでしょうか?
また、「人材業界=ブラックで当たり前」というイメージが定着しつつあるため、会社側も「サービス残業は無い」といった会社が多いでしょう。
なので、今回はそんな人材会社で勤めていた20人の正社員の男女にアンケートを実施しました。「仕事の悩み」「オススメの転職先」について紹介します。
では、早速ですがまいりましょう。
人材会社を辞めたい男女の仕事の悩みとは何なの?
サービス残業が当たり前
人材会社を辞めたい理由の1つに、サービス残業が当たり前になっている職場環境のため、帰宅時間が23時以降になってしまい、毎日仕事三昧で精神的にも身体的にも疲弊してしまっていることが挙げられます。
どうしても、人材会社は「人」を取り扱うお仕事のため、毎日の仕事のタスクが予定通りにはいかないことが多いです。そして、自分の仕事が終わったとしても、なかなか帰宅できない雰囲気があるのも特徴でしょう。
また、本日の仕事が終わったとしても、明日、明後日、明々後日の仕事があるため、次の仕事の準備に取り掛かる方も少なくありません。また、退社時間が決められている会社は、ギリギリまで仕事をする社員が大半です。
そんなブラックな職場環境に嫌気がさしてしまい、入社して数年で辞める方が大半です。そのため、離職率も非常に高く、人材会社で出世していく人は確率でいうと100人に1人といっていいでしょう。
プライベートも仕事三昧
人材会社を辞めたい理由の1つに、自分の今月も予算が達成ベースでなければ、土日出勤も当たり前なので、プライベートがなく仕事三昧だという理由が挙げられます。
というのも、人材会社は競合他社がとても多いですし、営業マンも良い人材の社員が沢山いるため競争が激化しています。その中で勝つためには、土日も仕事をする方も少なくありません。
そのため、プライベートでも仕事のことばかりを考えるようになり、恋人とは喧嘩をすることが増えたり、学生時代の友人とは疎遠になってしまい、「もっとプライベートが欲しい…」と仕事の悩みを抱える方も多いです。
そのため、入社したはいいものの、「思っていた仕事とは違う」と感じ、仕事のギャップに悩まされる方も多く、半年や一年足らずで仕事を辞めてしまう人達が多いのが人材業界の営業マンです。
人間関係に疲弊している
人材会社を辞めたい理由の1つに、目標の予算が達成できなければ上司から詰められたり、同僚が出世していく焦りから、仕事でミスを連発しまい、社内で信用がなくなるといったことが挙げられます。
どうしても、人材会社は競争が激しいため社内ではストレスを抱える方が多く、部下が指示に従わなかったりミスをすると、強く当たってしまう方もいるため、そんな上司に嫌気がさして会社を辞めたいと思うようなります。
人材会社では傷の擦りつけなどもあり、お客様からクレームが来ると部下のせいにしてしまいがちです。また、理不尽な扱いをされたり、人格否定をしてくる上司もいるため人間関係に疲弊し、精神的にも肉体的にもボロボロになる方も少なくありません。
人材会社を辞めたいという気持ちを抱く人達は、職場環境に不満を持つよりも、人間関係に悩みを抱えて仕事を辞めていく方が非常に多い業界になります。
パワハラや暴言は日常茶飯事
人材会社を辞めたい理由の1つに、上司からのパワハラや暴言を受けることに心身共に疲弊してしまい、「自分は仕事ができない奴だから強く当たられる」と自暴自棄に陥ったり、自信を喪失してしまう方も多いです。
特に大手の人材会社よりもベンチャー企業や、代理店の人材会社は職場の雰囲気が「できない奴は終わり…」といった雰囲気が漂っているので、暴力をされても他の社員は見て見ぬ振りをする方が非常に多いです。
というのも、パワハラや暴言が日常茶飯事になってしまうと、「またやってるうよ…」という具合で、それが当たり前になり、誰も手を差し伸べてくれないといった職場の雰囲気になる会社も結構あるのが実際のところです。
なので、あなたがパワハラや暴言をされて心身共に疲弊しているなら、一刻も早くその環境から抜け出して、新しい職場へ転職した方があなたのためです。
ただ、過去にパワハラなどをされた経験があると、同じようにパワハラされやすい職場環境を自然と選びがちです。なので、転職活動を始める際は慎重に焦らずすることが大切です。
月の売り上げ目標が高すぎる
人材会社を辞めたい理由の1つに、月の売り上げ目標が高すぎるため、その数字に押し潰されそうになり、精神的にやられてしまう方が多くいます。
というのも、人材会社は目標達成が当たり前な雰囲気があるため、未達成ばかり続いていると、上司にゴリ詰され仕事のモチベーションが下がることもあります。
職場でいじられキャラが定着した
人材会社を辞めたい理由の1つに、営業会社の”あるある”ですが、仕事ができない奴を職場内でいじられキャラとして扱うようになり、イジメのような行為に耐え切れず仕事を辞める方も少なくありません。
というのも、営業会社では学生時代のクラスのように必ずジャイアンタイプの人がいるため、仕事ができない人をのび太役としてターゲットにされ、職場内でいじられキャラになってしまう方も結構います。
また、人材会社の飲み会では、のび太役の人に飲ませまくったり、「一発芸やれよ!」と強要していじり倒すといったことも多々あります。そのため、イジメのような行為に耐え切れずに仕事を辞める方も中にはいます。
人材会社を辞めたい現役社員の生の声を紹介!
では、次に人材会社を辞めたい営業職の現役社員30名にアンケートを実施しましたので、下記で詳しく紹介していきます。
多くの意見があった3つの項目について、男女別の生の声をお届けします。あなたも共通する仕事の悩みがあると思うので確認してみましょう。
人間関係に悩み会社を辞めたい
入社して半年で直属の上司の売り上げを越すことができました。
ただ、「嫉妬なのか?」わかりませんが、上司が私に冷たい感じで接してくるようになりました。
職場の人間関係に悩みを感じるようになってからは、徐々に予算を達成できなくなり、仕事もプライベートも悪循環になってしまいました。
自分のメンタルの弱さが露呈しています…。職場環境を変えれば、もっと私の実力を発揮できると思うのですが…。
(23歳/マイナビ)
精神的にも肉体的にも疲弊した
私は20代は成長したいという気持ちがあり、人材会社に入社しました。
ただ、仕事は楽しいのですが、朝は7時出勤で退社が23時なので、精神的にも肉体的にも疲弊している自分に気が付きました。
というのも、ある日仕事に行こうと朝準備していた時に、口から血が出ていて吐血している自分がいました。
彼女に相談した結果、労働環境の良い人材会社に転職することにしました。
(27歳/パーソルキャリア)
20代で人材会社で働くというのは最高の選択肢の1つだと思います、
ただし、体力があっても営業成績が上がらなければ、精神的に疲弊してしまいます。
また、営業成績が上がってもお客様を沢山抱えるため、仕事の量が増え体力的にきつい…。
なかなか、人材会社で活躍するというのは難しいと判断し、サイバーエージェントに転職しました、
(26歳/ONE)
職場で”できない奴”扱いされた
私は入社してから営業職として頑張っていたのですが、未達か続き、半年足らずでアポインターになってしまいました。
※アポインターとは、営業活動せず電話でアポイントを取るだけの役割。
1年経ってもアポインターでしたし、同僚が出世していく姿を見てもう耐え切れないという気持ちになりました。
土日を使ってこっそりと転職活動を始めたら、WEB系の会社に内定をもらえたので、今はそこの会社で働いています。
(26歳/Global)
私は職場で「顔がブスだから契約取れないんだよ整形しろよ」と言われたことがショックでした。
その言葉を聞いて、「もうこの人材会社辞めたい…」と思うようになり、その日に上司に「辞めます」と連絡して会社を辞めた経緯があります。
今は同業のリクルートで、「あの野郎に負けてたまるか!」とバンバン仕事してます。
(26歳/アデコ)
直属の上司からも営業部長からも信頼されておりません。
「どうせお前はまた未達だろ」みたいに言われ続け、その通りになっています。
また、上司からは冷たい対応をされたり、同僚が出世していく焦りからもミスを連発しています。
自分が変わらなければいけないと思っていますが、なかなか成果に結びつかず、ますます上司に嫌われるようになりました。
なので、今の仕事は自分に向いてないと思い、人材会社を辞めたいと思うようになりました。
(24歳/ネオキャリア)