トリマーを辞めたい男女へ。転職で失敗しないための心得をお伝えします!

「とにかく動物が好き!」

「動物と変わる仕事に就きたい!」

「小さい頃からトリマーになるのが夢!」

そんな夢や憧れを持って、トリマーになる人は多いと思います。

しかし、実際に働いてみると、体力的にも精神的にも予想以上に大変なことが多かったり、思い描いていた仕事と現実のギャップにストレスを感じている人も多く、

「実は転職したいと考えている・・・」

「トリマーを辞めたい気持ちがある・・・」

と考えている人も少なくはありません。

実際に私自身も、トリマーとして働いていた経験があるので、同じようにトリマーとして働く人の悩みや苦労が良くわかります。

今回は、そんな私からトリマーを辞めたいあなたに向けて、転職で失敗しないための心得をお伝えします!

ぜひ参考にして、できるだけストレスがかからず、少しでも楽しく仕事に望める働き方を実現させましょう!

そもそも、あなたはどうしてトリマーの仕事をやめたいの?

まずは、あなたがどうしてトリマーの仕事をやめたいのか、自分自身ではっきりと自覚することが大切です。

なぜなら、新しい仕事を探すときに、また同じような不満やストレスを抱えてしまう可能性がある職場環境に転職してしまったら、本末転倒ですからね。

下記では、実際にトリマーとして働く多くの人が抱える悩みについてお伝えしますので、共通する部分があるかチェックしてみましょう。

動物とコミュニケーションを取るのが予想以上に大変で辞めたい

動物が大好き!

動物と関わる仕事につきたい!

そんな思いからトリマーの夢を叶えたにもかかわらず、実際に働いてみるとやはり言葉の通じない動物相手のお仕事ということで、思うようにいかないことも多いことでしょう。

中には噛まれてしまったり、暴れてひっかかれてしまったりという経験をした人もいることと思います。

仕事を始めて間もない、慣れないうちならまだしも、何度経験しても思うようにいかないと思ってしまうと、自分はこの仕事に向いていないのか・・・

などと考えてしまい、辞めたい気持ちが出てきてしまうこともあります。

立ち仕事、体力を使う仕事が多く体力的に辛いので辞めたい

華やかな仕事に見えて、立ち仕事が多かったりと想像以上に体力勝負の世界です。

そのため、先ほどお伝えしたように動物とのふれあいから怪我や傷が多くなったり、立ち仕事で腰痛や足の痛みが出てきてしまうという人も多いです。

そういった体の負担から仕事を続けられなくなってしまう人もいます。

職場の人間関係がうまくいっていないので辞めたい

働いている職場内での人間関係がうまくいっていないので、仕事をやめたいということはどこの職場でも起こり得ること。

どんなにトリマーという仕事が好きでも、

上司からの当たりがきつい・・・

職場の居心地が悪い・・・

など人間関係がうまくいっていないと、仕事に行くことが辛いと感じてしまうと思います。

トリマーを辞めたらどんな仕事に就きたい人が多いの?

トリマーの仕事をやめたいと言っても、ほかにどんな仕事があるかわからないし、雇ってくれるところも見つからないのでは・・・

そんな風に考えている人も多いと思います。

それもそのはず、トリマーとして働いている人の中には、幼いころからトリマーになることが夢で、そのために専門学校に通ったり、勉強を続けてきた人が多い傾向にあります。

なので、どんなに現実の仕事が辛くても、今までの努力ややりがいを考えると、そう簡単に仕事をやめようとは思えません。

しかし、世の中にはあなたが思っている以上にたくさんの仕事が存在しています。

だからこそ、自分にはトリマーの仕事しかない!

と、現時点で思っていたとしても、新しいチェレンジしてみたら、意外と向いていた、楽しかったということも実はよくあることなのです。

ここでは、そんな風に少しでもトリマーをやめたい気持ちがある人が転職先として希望する仕事についてご紹介します!

トリマーとして別の環境で働く

トリマーの仕事は、ペットショップやペットサロンなど様々な活躍の場があります。

そのため、万が一やめたいと思う一番の理由が、人間関係や職場の居心地の悪さであれば、ペットショップからペットサロンへ転職するなど、環境を変えてみることがおすすめです。

職場によって、雰囲気や人間環境もかなり変わってくるので、居心地の悪い場所でストレスを抱えながら働き続けるよりは、思い切って環境を変えてみてはいかがでしょうか。

動物園で働く

動物が大好きで、今の仕事は辞めたくても動物に関わる仕事はやめたくないという方は、動物園で働くこともおすすめです。

今までなかなか関わることのできなかった動物と関わることができたり、今までの知識を生かすことができる場面もあるかもしれません。

動物園での仕事は、学歴や知識以上に動物とかかわる経験が大切になるので、トリマーとして動物と関わってきたことがプラスになることでしょう。

猫カフェ・犬カフェで働く

トリマーとして働いていると犬や猫と関わることが多く、自分自身も犬や猫が好きという方は多いと思います。

トリマーの仕事以外に犬や猫とたくさん関われる仕事といえば、猫カフェや犬カフェのスタッフという働きかたもあります。

今までたくさんの猫や犬と関わってきた経験を生かして、カフェにいる動物たちのお世話もやっていけることと思います。

大好きな動物たちをたくさんの人に知ってもらうため、そしてカフェに遊びにきてもらうために、動物のお世話をしつつカフェの運営をすることにやりがいや楽しさを感じられるはずです。

動物専門学校の教師を目指す

今まで勉強してきた知識や、現場での経験を生かして専門学校の教師を目指してみることも新しい働き方のひとつです。

かつての自分のようにトリマーとして働くことを夢見て勉強に励む生徒たちに教えられることは本当にたくさんあると思います。

今さら教師なんて・・・

と考えてしまいがちですが、一度仕事を辞めると気持ちがリセットされ、新しいことを始めたいと考える人も多いです。

ぜひ、今までの知識や経験を活かせる仕事として考えてみてはいかがでしょうか。

トリマーを辞める前に準備しておくべきことは?

トリマーを辞めたいと思ったら、いきなり辞めずにあらかじめ準備しておくことが大切です。

なぜなら、世の中には社会のルールというものがあり、企業によってどのくらい前に退職届を出さなくてはいけないなど、決まっているところも多いからです。

下記では、あなたがトリマーを辞めたいと思ってから実際に辞めるまでにすべきことについてご紹介します。

ぜひチェックして、今からしっかりと準備を進めておきましょう。

辞める時期を大体でいいので決めておく

退職・転職を考えたらまずは、今働いているトリマーの仕事をいつまでに辞めるのか、目安でいいのでだいたいの時期を決めておきましょう。

というのも、辞めたいと思いながらも具体的な時期を決めていないせいで、行動に移せていない人は多いです。

辞める時期を決めておかないと、辞めるための次のアクションを起こすことができず、ダラダラ続けてしまう人が多いです。

「半年後には絶対に辞める!」

「今年の3月いっぱいで辞める」

など、だいたいの目処を立てておきましょう。

そうすることで、実際に退職の意思を伝えるべき時期も明確になるので、次のアクションを起こしやすくなります。

働きながら転職活動をする

今の時点で仕事をやめたいと考えていても、実際に辞めるとなると退職した翌々月からはお給料が振り込まれなくなります。

そのため、貯金を切り崩しながら転職活動をすることになります。

数日程度ならいいものの、なかなか新しい職場が決まらず、数ヶ月あるいは数年と仕事探しをすることになると、退職手当はもらえるにしても、

貯金が減っていく恐怖や焦りを感じ、妥協して就職先を決まったり、焦ってブラック企業に入ってしまい兼ねません。

そのため、どうしても今すぐやめないとダメ、心と体が限界という人以外は、お金や心の余裕のことを考え、働きながら転職活動をすることがおすすめです。

会社の就業規則をきちんと確認しておく

仕事をやめようと思ったら、とても大事な就業規則についてもあらかじめ確認しておくことが大切です。

きちんと調べて、トラブルを防ぎましょう。

就業規則を確認するとはどういうことかというと、退職金はいつからもらえるのか、有給はどのくらい残っているのか、また退職の意思はどのくらい前に伝えるべきなのかということです。

どの企業にも言えることですが、就業規則をきちんと知らなかった場合、もらえるはずの退職金を受け取ることができなかったり、有給を消化できないまま退職させられた・・・

などということはよくあります。

このようなトラブルを防ぐためにも事前に必ず確認しておき、円満に退社できるよう心がけることをおすすめします。