ヨガインストラクターを辞めたい!理想と現実のギャップに苦しむあなたへ

「もともと生徒としてヨガを習っていたところから、仕事を辞めてヨガインストラクターになった32歳の女性です。

ヨガが大好きだったので、仕事にしたら楽しいだろうなと思い、インストラクターとして働いていましたが、想像以上の辛さに2年で辞めてしまいました。

そのため、同じようにヨガインストラクターを辞めたいと思う人の気持ちが良くわかります。

実際に、この記事を読んでいるあなたも、一度は辞めたいと思ったことがあるのではないでしょうか?

なぜなら、私だけではなく、当時仲が良かった同僚も「仕事が辛くて辞めたい…」「働き方に不満がある…」と悩みを抱えている人がたくさんいましたからね。

今回は、「ヨガインストラクターを辞めたいけどなかなか辞められない」というあなたに向けて、スムーズに辞めるためのアドバイスをお伝えします。

そして転職で失敗しないための心得についてお伝えします!

では、早速ですがまいりましょう。

そもそも、あなたはどうしてヨガインストラクターを辞めたいの?

「まずは、自分がどうしてヨガインストラクターの仕事を辞めたいのか、しっかりと自覚しておくことが大切です。」

なぜなら、辞めたい理由を明確にしておくことで、次に仕事を探すときに、また同じような職場環境や労働環境を、

選ばないようにするための基準や条件を知ることができるからです。

下記では、実際にヨガインストラクターとして働く多くの人が抱える悩みについてお伝えしますので、共通する部分があるかチェックしてみましょう。

体力面でキツイから辞めたい

インストラクターとして、ほぼ毎日何時間もクラスでレッスンするということが主な働き方になります。

そのため、「とにかく体力がいるし、疲れる!」と、体力面での疲労から仕事を辞めたいという人が最も多いのではないでしょうか?

特にホットヨガを担当していると、体にはサウナと同じような負担が常にかかっているため、家に帰ると疲れて何もできないという人がほとんど。

体にいいことだったり、リラックス効果があるとされていてもやりすぎると逆効果の場合もあるため、体力面で限界を感じてしまう人は多いです。

常にお手本でいなくてはならないプレッシャーから辞めたい

ヨガインストラクターと聞くと、姿勢がいい、スタイルがいい、健康的で美意識が高いなどのイメージが強く、実際にそういう目で見られていることと思います。

そういったことから、常に姿勢や食生活に気をつけなければと気を張ったり、プレッシャーになってしまってはいませんか?

さらに、見た目や雰囲気はもちろん、インストラクターとしての教え方や、いかに楽しめる工夫ができているか、

口コミや評判から生徒を増やせるかなど、日々周りから評価される立場にいます。

そのため、「常にスタイルをキープしていなきゃ・・・」「いい講師でいなきゃ・・・」と意識しすぎて疲れてしまうということも良くあることです。

誰の目も気にしない、自由な働き方をしたいと考える人も多いのが実際のところです。

金銭面での不満から辞めたい

好きで始めたことですが、やはり気になるのがお金の問題。

というのも、インストラクターとして働くと、スキルアップのために研修を受けたり、新しいレッスン開講のための勉強をしたりと常に学びがつきものです。

そしてその学びにはもちろんお金もかかるので、稼ぐために働いているはずなのに働くための研修費でお金が減ってしまう…。という矛盾が生まれてしまいます。

そういった矛盾を解消しようと、今後は担当クラスを増やそうとすると、

また体力面で辛い思いをしなくてはならなくなったりとさらに悩みがうまれて

しまう悪循環に陥ってしまうケースも多いです。

ヨガインストラクターを辞めたい人のリアルな声とは?

では次に、ヨガインストラクターを辞めたいと考えている現役インストラクターの生の声をご紹介します。

下記では、8人の本音をお伝えしますので、自分にも共通する部分があるかチェックして見ましょう。

体調の変化から退職を検討

「ホットヨガを担当しています。

汗をかくことは健康にもいいと思っていたのですが、やはり毎日のようにやっているとかなり体に負担がかかってしまっているようです。

そのため、持病のアトピーが悪化してきているので退職を検討しています。」

「ヨガインストラクターの仕事はとてもやりがいがあり、好きな仕事ですが、毎日汗をかくことで肌が荒れてきてしまったり、

体調が良くなくてもレッスンをしないといけないことが辛いというのが本音です・・・」

給料の不満

「残業をしていても残業代が出ない、研修費が実費など、もらえるはずのお金がもらえなかったり、

逆に払わなくてはならないことも多かったりすることから、もう少し給料の面でしっかりしている会社に転職したいと考えています。」

「ボーナスは年に1回ありましたが、かなり少なくモチベーションも下がってしまいました。

子供も二人いて、ボーナスを学費の当てにしていたにもかかわらず、予想以上に低かったので、がっかりしました。」

働き方の不満

「全国に店舗があるお店だったので、頻繁に店舗異動を言い渡されました。

独身のうちは比較的どこの地域でも頑張れていましたが、異動は断れないという噂を聞いて、結婚を考えている今、この仕事を続けるか悩んでいます。」

「売上のことを気にしすぎて、完全にお客様のためではなく会社のために働いている感じが嫌です。

押し売りをしているわけではありませんが、売上よりも一人一人にあった提案をして、人を幸せにする働き方をしたいです。」

休み・残業面での不満

「仕事終わりに通いたいOLさん向けに、夜遅くまでやっているコースがあります。

そのため、23時にレッスンが終わり、片付けなどを含めると24時近くに会社を出ることも…。

生活リズムが崩れることをなんとか改善できればいいのですがなかなか難しいです。」

「レッスンの時間以外にも勉強しなくてはならないことが多く、結果的にサービス残業が増えたり、家でも復習しています。

好きだからいいと思いつつ、プレイベートの時間はかなり削られてしまっています。」

ヨガインストラクターを辞めたいと思ったら、準備しておくべきことは?

ヨガインストラクターを辞めたい理由が明確になったところで、実際にやめようと思っているあなたがとるべき行動についてお伝えしていきます!

参考にすることで、あなたがヨガインストラクターを退職するときの手助けになるはずです。

仕事を続けながら転職活動をする

ヨガインストラクターを辞めたいと思うなら、退職する前に転職活動をしておくことをおすすめします。

なぜなら、勢いですぐに辞めてしまうと、貯金を切り崩しながらの生活の中で次の仕事を探さなくてはなりません。

そうすると、焦って転職先を探すことになってしまい、またどこかしらに不満を抱える会社に務めてしまう可能性もあり得ます。

ミスマッチを防ぎ、納得した会社に務めるためには、働いている今の内から転職活動を進めることがベストです。

休みの日や、隙間時間に希望の職種や企業をチェックすることから始められるので、チェックして見ましょう。

辞めると決めたら意思を貫き、きっぱりと伝える

辞めることを伝えた時、ほぼ100%の割合で引き止められることと思います。

責任感のあるあなたは、頼られると自分を犠牲にしてでも頑張ってしまうということはありませんか?

特に、自分が担当している生徒さんはどうするの?悲しむよ?など、情に訴えかけられるようなことを言われると、なおさら心が揺らいでしまうことと思います。

人のために頑張ることは、もちろんとても素敵なことです。しかし、何よりも大切なのは自分自身。

あなた自身が幸せでないと、お客様を幸せにすることはできません。

自分を苦しめてまで仕事を続けて、体調を崩したり、家庭環境が悪くなってしまっていては、本末転倒なのです。

そもそも、「辞める権利」は、以下の法律で保証されています。

「民法第627条より当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申し入れの日から2週間を経過することによって終了する。」wikibooks.org

このように、法律で定められているので、きちんと連絡を入れさえすれば、会社側に引き止められても、辞めることを受け入れられなかったとしても、退職することができます。

たとえ引き止められたり、辞めることを認めてもらえなかったとしても、就業規則よりも法律の方が重要なので、問題ありません。

ただし、引き止められて心が揺れるということは良くあること。

それでも最初にしっかりと意思を固めておき、ブレることなく貫き通すことが大切です。