「テレビ業界を辞めたい…」
「心身共に疲弊してしまう…」
「将来に不安を感じている…」
などと、テレビ業界で働く男女は、過酷な労働環境や気薄な福利厚生、収入も低いしプライベートもない…。と仕事の悩みを抱える男女が多くいます。
最近は、テレビの需要が減りつつあるため、番組制作会社では社員に対して、低賃金で奴隷のように働かせる職場環境になる会社も増えています。
なので、今回はテレビ業界で働いていた川島さんにインタビューさせて頂き、「どうしてテレビ業界を辞めたのか?」について紹介していきます。
また、「テレビ業界を辞めたい現役社員の生の声」「今後のオススメの進路」についても解説していきます。では、早速ですがまいりましょう。
どうしてあなたがテレビ業界を辞めたいの?
アルバイトと変わらない契約内容
大卒者の就職率が50%台という、ここ数十年間でも最低水準にまで下がる脅威のなか、栃木の田舎にある新設大学に通っていました。
そのため、OBもOGもいない私が東京で開催される面接に落ちて、落ちて、落ちまくって、やっとの事で拾われた就職先が番組制作会社でした。
それは、AD(アシスタント・ディレクター)と言われる職種で、アルバイトと変わらないような契約内容でした。
鬼のテレビ業界の下っ端修行の3年間を経験しました。
生活がろくにできない労働環境
怒涛の撮影準備を終え、すぐさま日本全国にカメラを持ってディレクターと飛び回り、ロケから戻ってきても編集、スタジオ撮影まで数々の作業に息をつく暇なく、24時間ディレクターからの電話一本の呼び出しで駆けつける毎日。
職場でのあだ名は「ブサイク」「貧乳」「ブツブツ」(ストレスで顔がニキビだらけだったため)、いつでも走れて迅速に行動できて、ロケの寒さや暑さをしのぐための服装第一なので、スカートや化粧でお洒落する余裕はゼロ。
自分が女性だったことを思い出すのは、インタビューの際に酔っ払いから絡まれるときくらいでした。
人間関係に疲弊してしまった
テレビ業界はとてつもないブラックな環境ですし、上司やテレビ関係者との人間関係に悩みを抱える人達が沢山いるのが番組制作会社の実態です。
また、私の同僚達はうつ病患者のように自暴自棄に陥る方もいましたし、「テレビ業界を辞めたい」と毎日のように私に悩みを相談する同僚もいました。
仕事環境に不満を持つ方が多いため、徐々に仕事のストレスを抱え、部下がミスしたタイミングで、そのイライラした気持ちを部下に当てる上司もいました。
精神的にも肉体的にも疲弊した
テレビ業界を辞めたい理由の1つとして、毎日仕事仕事に追われて休む暇もなく、精神的にも肉体的にも疲弊してしまい、いつの間にか体が悲鳴を上げていることが挙げられます。
というのも、自分では「まだまだ仕事できるぞ!」と思っていても、徐々に体はストレスを感じ疲労が蓄積され、ふとした時に「あれ?体が調子悪い…」ということもありました。
そのため、私が入社した番組制作会社では同僚が12人いましたが、1年以内に9人ほど辞めています。他社も同じように離職率が高いと言われているため、テレビ業界はブラックの会社多いようです。
また、最近はテレビの需要が減りつつあり、何年勤めていても収入が上がらないという悩みを抱える方も多くいるので、テレビ業界をやめて、転職を考えている方も少なくありません。
全くプライベートがない
私がテレビ業界を辞めたいと思った理由の1つに、特に番組制作会社では女性も男性と同じように扱われるため、「女性」として扱ってくれませんでしたし、プライベートが全くなかったことが挙げられます。
というのも、早朝出勤は当たり前。てっぺん(24時)以降も当たり前のように仕事。そのため、休日があっても仕事の疲れが溜まり、家でダラダラと過ごしてしまうことも多くありました。
また、土日よりも平日休み(週一)が多かったです。なので、彼が土日休みの会社員だった私は、なかなか彼とのスケジュールが合わず、月に1回会ってデートできればいい方でした。
特に番組制作会社で働く女性達は、男性以上に精神的にも肉体的にも疲弊してしまい、将来に不安を感じ、「テレビ業界を辞めたい」「土日休みの仕事に就きたい」と考える女性達は沢山います。
テレビ業界を辞めたい現役社員の生の声を紹介!
では、次にテレビ業界を辞めたいと考えている、都内の番組制作会社に勤めている20代30代の男女の意見を紹介していきます。
下記ではインターネット上でアンケートに回答して下さった30名の男女の仕事の悩みで多くの意見があった3つを厳選してお伝えします。