「引きこもりで働けない…」
「家から一歩も出られない…」
「社会復帰したい気持ちはある!」
といったように、このような気持ちを持って本記事までたどり着いた人達は多いのではないでしょうか?
働きたい気持ちはあるけど、働けない。そんな気持ちを抱えている方は20代〜50代まで幅広い年齢層にいます。
また、特に引きもりで働けない人は男性が7割ほどを占めており、最近は大きな社会問題にもなっています。
なので、今回は「引きこもりで働けない人達に向けての励ましのメッセージ」をお伝えしていきます。
本記事を見て何かしら「俺も一歩踏み出さなきゃいけないな」と思うことができれば幸いです。
では、早速ですがまいりましょう。
Contents
引きこもりが6ヶ月以上長期化すると引きこもり認定される?
引きこもりは仕事や学校に行けず部屋にこもって、家族以外とは全くもって交流がない人が年々増えています。
現時点では、日本の厚生労働省はこのような状態が6ヶ月以上続く場合、”引きこもり”と認定しています。
また、40~64歳が全国で推計で61万3,000人おり、日本では年々増えてきているのが現実です。
そのため、昨今では国が「働き方改革」を進め、企業も在宅でお仕事をするようなテレワークを推奨する会社も出てきました。
特に7割以上が男性で引きこもりの期間で最も多かったのが、7年以上で約35%ととも言われています。
そして、15~39歳の推計54万1千人を上回り、ひきこもりの高齢化、長期化が鮮明になってしまった現実があります。
引きこもりで働けない男女達はどんな原因で家に閉じこもるの?
社会での挫折経験が原因?
引きこもりで働けない男女達の一番の原因として、学生から社会人になったはいいものの、社会で適応できず引きこもってしまうことです。
また、恋愛関係やいじめ、成績の低下やパワハラ、モラハラやセクハラなど人間関係が原因で引きこもってしまうケースもあります。
内閣府の調査では仕事や病気、学業で挫折してしまい、引きこもりのきっかけになること一番多いというデータがあります。
一度引きこもりになると社会に対してトラウマを抱えてしまうため、長期化してしまい働けないといった悩みを持つ男女が多いです。
甘やかす親が原因?
引きこもりで働けない人達の原因として、テレビや雑誌などのメディアでは「親が子供に甘やかしているのでは?」という意見もあります。
ただ、現実的に子供にお金を渡さないようにしても、むしろ一歩も外に出なくなるようになり、さらに状況が悪化することもあるようです。
要するに人が働くのは「生活するため・生きるため」というのは長期的な考え方であって、まずは人間としての根本から変える必要があるようです。
なので、お金の必要性よりも、自分に自信が持てるようになったり、人とコミュニケーションをして楽しむことが大切です。
一概に親が甘やかしているというのは断片的なところであって、まずは人間らしさを付けていくことから始めるべきです。
うつ病が原因?
引きこもりで働けない人達は、学校や社会で様々なプレッシャーを抱え込んでしまい、自分の知らぬ間に精神的にも身体的にも疲弊してしまうことがあります。
すると、人と接することに恐怖心を抱くようになったり、周りの目を気にしてしまい統合失調症になってしまうことも良くあることです。
ただ、うつ病になってしまった人は「何とか再起しなければいけない!」という気持ちを持っているため、徐々に引きこもりから抜け出そうと努力します。
うつ病はいつの間にか発症してしまう病気なので、現在引きこもり状態で働けないあなたは、焦らずゆっくりと改善させていくことが大切です。
引きこもりで働けない人のための解決策とは?
引きこもりで働けない人達は年齢層もバラバラで、様々な悩みを抱えている方が沢山いらっしゃると思います。
また、40代50代で引きこもりで働けないとなると、立ち直りや就業は一筋縄ではいかないかもしれません。
ただ、「すぐに就業する=収入を得る」という考えよりも、まずは人との交流を楽しめるようになることから始めることが大切です。
なぜなら、人間という生き物は安心感や安らぎ、心地いい気分を感じた方が、将来を絶望してしまったり、自暴自棄に陥りにくくなります。
何事も焦ることは禁物です。まずは人間性を取り戻すためにも、人と接することができるような就労支援に参加することから始めてみてください。
引きこもりで働けない男性が社会復帰した例を紹介
まずどのように36歳の男性がうつ病になって、引きこもりで働けなくなってしまったのか?についてお伝えします。
彼は世間で言われているところの都内某所にある、いわゆるブラックIT企業の営業職として働いていました。
毎日のように数字に追われ、上の人からはご理詰めされ続け、さらには暴力を振るわれてうつ病になりました。
勢いで退職したはいいものの、そのトラウマから引きこもりになり働けなくなってしまった経緯があります。
当時その彼は実家に戻り70代の母親と一緒に暮らしていたため、母親の年金で暮らしていたことを覚えています。
ただ、その母は大きな器の持ち主で「少しづつでもいいから頑張りな」という言葉を掛けていたのが印象に残っています。
そんなこんなで、引きこもり生活から約一年が経った時に、「社会復帰しなければいけない」という気持ちが芽生え、徐々に家を出るようになりました。
そこからはアルバイトをして生計を立てるようになり、家には生活費として数万円を入れる前になっていきました。
どうやらその彼は根が真面目な性格だったので、アルバイトをしながら徐々に社会復帰していけるようになっていきました。
その後はアルバイトをしながら就活支援に積極的に参加してくださり、現在は正社員としてとある工場で働いています。
私がこの経験で感じたことは、やはり人の支えがとても大切なんだと感じました。
実家に引きこもり働けなくなっても、親御さんがしっかりと支援してくださったおかげで彼も社会復帰できました。
なので、引きこもりで悩んでいるなら、勇気を持って誰かに救いの手を求めることが大切だとしみじみ思いました。
この経験から私は、周りに友人や家族に頼れないのであれば、積極的に就労支援の方に連絡してくれたら嬉しいです。
私達も焦らず一歩一歩社会復帰に向けての支援をさせて頂きますので思い悩んだら連絡してください。
引きこもりで働けない彼がどうして社会復帰できたのか?
今回は36歳の男性の引きこもりの事例をお伝えしましたがまとめとしてお伝えしますね。
彼が働けるようになった要因として、親の支援があったのもあります。
ただ、一番の要因としては社会復帰するための訓練に積極的に参加していたことです。
アルバイトをしながらも週に一度新しい職場に転職するための準備をしていました。
そこの訓練ではPCスキルやコミュニケーションスキル、社会復帰するための心得を学んでいました。
その彼は、何よりも母のために、そして自分のために「もう一度社会で頑張りたい」という素直な気持ちがあったそうです。
勇気を持って一歩踏み出すことで人生の転機を掴めるチャンスは転がっています。
なので、引きこもりで働けないと考えているなら、一度誰かに相談に乗ってもらうことから初めてみてくださいね。
私は以前ウェルビー株式会社という就労支援のアドバイザーとして働いていた経験があります。
そこで今回は36歳の男性が引きこもりで働けない状態から再起した例を紹介していきます。
少なからず、この体験談を聞いて何かしらの励みになれば幸いです。