「朝、出勤しないでそのままどこか遠くへ行ってしまいたい・・・」
「仕事に行かなくちゃいけないと思うと起きれない・・・」
「仕事の前日は息苦しくて寝付けない・・・」
仕事に対してそんな思いを抱いたことはありませんか?
誰でも一度は仕事が辛い、行きたくないと感じ、逃げ出したくなったことがあると思います。
実際、私自身も以前ブラック企業に勤めており、毎日仕事が辛い、逃げ出したいと苦しんでいた時期があるので、仕事から逃げたいと悩んでいる人の気持ちが良くわかります。
今回は、なぜそういった気持ちになるのか、また仕事から逃げたいと思ったときにすべき行動についてご紹介します!
一人で抱え込まずこの記事を読んで、仕事から逃げたいと思うのは自分だけではないということを知るだけでも気持ちが少し楽になるのではないかと思います。
そもそも仕事から逃げたいと思うのはどうして?
まずは、あなたが仕事から逃げたいと感じるのはどんなときなのか、またどうして逃げたいと思うのか自分自身の気持ちを一度整理してみましょう。
その原因を知ることによって、改善策や解決策がわかってくることもあります。
ただただ仕事から逃げたいと思うのではなく、根本的な部分を理解しておきましょう。
下記では、仕事から逃げたいと感じる人が抱える苦悩やその理由についてご紹介します。
自分にも当てはまるところがあるかチェックして見ましょう。
仕事でなかなか成果を上げられないから逃げたい
チームならともかく、営業職や販売職についていると、個人的な予算やノルマが与えられている場合が多いです。
自分の成果が数字としてはっきり見てわかると、
予算に全く届いていなかったら仕事ができない人だという目で見られる・・・
一生懸命やっているのに数字に繋がらないとやる気がないと思われる・・・
などと劣等感を感じてしまったり、毎日常に何かに追われていて気持ちが休まる時がないと感じてしまいます。
そういったプレッシャーから、早朝出勤や残業、休日出勤をしないと周りに追いつけないなどと考えてしまい、サービス残業ばかりして苦しくなってしまう人も多いのが実際のところです。
上司のパワハラが辛いから逃げたい
パワハラが原因で仕事に行きたくない、逃げたいと感じる人は多いです。
少しのミスを執拗以上に何度も指摘してきたり、大声で怒鳴る、大勢の前でしかる、言葉や体の暴力を振るわれる。
そんな経験に苦しんではいませんか?
上司から執拗以上に怒られるのは、あなたが仕事ができないからではありません。
というのも、本当に仕事ができる上司というのは、暴力をふるったり、後輩が萎縮してしまうような怒り方はしないのです。
人間関係が辛いので逃げたい
仕事をしている時間というのは、人生においてかなり長い時間に当たるもの。
そんな仕事環境の中での人間関係ってすごく大切ですよね。
仕事を辞めたい理由の上位に人間関係の悩みが挙げられるほど、その悩みは深刻なものです。
頼れる人がいない、うわべだけの関係がストレスなど、気を使いすぎて苦しくなってしまう人。
また、気分屋の人や人の悪口ばかり言っている人がいて居心地が悪い、嫌がらせをされるという人も多いのではないかと思います。
そう言った人間関係のもつれから逃げたいと感じる人も多くいます。
長時間労働、サービス残業などで気持ちが休まらないから逃げたい
社内の全員が毎日残業をして帰るので、定時という概念がない・・・
終電ギリギリまで残業をしても残業手当が一切つかない・・・
そんな風に、長時間の労働が慢性化していたり、手当はつかないのに休日まで仕事のために出勤している人も、仕事から逃げたいと感じている人の中には多いのが現状です。
常に仕事のことを考え、ゆっくり休める暇もないと、心も体も疲れがなかなか取れず、最悪の場合うつ病などの精神疾患を引き起こしてしまう場合もあります。
仕事から逃げることは悪いことではない!
他にも人によって様々な理由があると思いますが、仕事から逃げたいと思う人の中でも多くの人が抱えている悩みについてご紹介しました。
そんな辛い日々を過ごしているにもかかわらず、苦しみながらもその生活を続けてしまっている人は以外と多いはず。
今の環境から逃げれば、周りから弱い人だと思われる、甘えていると思われる・・・
そんな風に思ってしまってはいませんか?
大切なことなのではっきりとお伝えしますが、
「仕事から逃げることは、甘えではありません!」
周りからどう思われようが、あなたがどんなに辛い現状を頑張って最終的に体を壊してしまったとしても、責任をとってくれる人はいません。
そのような無責任の人の話にいちいち敏感になる必要はないのです。
仕事とは、自分の生活を捨ててまで大切にしなければならないものではありません。
何より大切なのは、あなた自身です。
そもそも、仕事をしている人なら誰でも仕事から逃げたい、辛いと思うことはあります。
あなたが特別に感じているのではなく、普通のことなのです。
だからと言って、周りの人はそんな風には見えないし、逃げたいと思う自分はダメなやつだ・・・
などと卑下することはありません。
同じ職場にいても感じ方は人それぞれ、人と比べる必要などないのです。
仕事から逃げたいと思ったときにとるべき行動
では、実際に仕事から逃げたいと感じたときに、どのような行動をとったらいいのでしょう。
職場環境を変えることが難しいという場合は、まずは自分自身が変わって見ることが有効的です。
いくつか例をあげるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
何から逃げたいのか明確にする
仕事から逃げたいという気持ちになったとき、実際に何から逃げたいのか考えたことはありますか?
目の前に嫌なことがあると、そのことだけではなくどんどん悪いことをイメージしてしまったり、実はたいしたことのないことでも大きく捉えてしまうことは良くあります。
例えば、予算を達成しなかったときも、冷静に分析して、なぜ達成できなかったのかをきちんと確認し、次に生かすというところをできればいいのですが、
未達成という事実にばかり目を向けてしまい、怒られたらどうしよう、仕事ができないやつだと思われたらどうしよう、部署移動させられたらどうしよう・・・
などと、本当は現実に起こっていないことまで深く考えすぎてしまい、自分で自分を苦しめてしまっているということもあります。
まずは、何から逃げたいのか、なぜ逃げたいのか紙に書き出すなどして確認してみましょう。
自分が何から逃げたいのか特定できるだけでも、心が落ち着いたり、どうすればいいのか対処法が見えてきたり、
実はそこまで苦しむ必要はないことだったのかもしれないと気づく場合もあるので、一度試してみてはいかがでしょうか。
自分が何をしているときに楽しいのかを明確にする
仕事から逃げたいと思ったときに、その苦しさを少しでも忘れられる自分の好きなこと、楽しいことはなんなのかを明確にすることもおすすめです。
少しでも気持ちが休まる瞬間や、楽しい気持ちになれる時間は心の安定を保つためにもとても大切なことです。
小さなことでも構いません。
例えば、
通勤の時間は必ず好きなアーティストの曲を聞きながら行く!
週に一回は少しでもいいので恋人と会う時間を作る!
夕飯は大好きな甘いものを食べる!
など、少しでも好きなことで満たすことで、気持ちが落ち着いたり、モチベーションにつながることもあります。
思い切って一度逃げてみる
これは、私自身がブラック企業に勤め、毎日のサービス残業や長時間労働に苦しんでいた時期の実体験でもあります。
朝、どうしても仕事に行きたくなかったために、寝坊してしまい起きれないということがありました。
今から行っても間に合わないことはわかっているものの、急いで仕事に向かおうとするも体が拒否して動かない・・・
そんなとき、思い切って仕事を休みました。
体調が悪いふりをして、休みの電話を入れ、仕事のことをできるだけ思い出さないよう電車に乗ってふらっと遠くまで出かけることにしたのです。
体が仕事に行くことをどうしても拒否して動けない、会社にいけない、そんな日もあると思います。
しかし、そういった体のSOSにも逆らって仕事に行くことが、いいこととは思えません。
仕事を休むとほとんどの方は、休んでいる間も仕事のことを考えてしまうということもあることでしょう。
その気持ちはすごく良くわかります。
しかし、思い切って仕事を休めたからには、できるだけ仕事のことではなく、
自分自身がこのままの環境にいていいのか。
今後どうして行きたいのか。
という、自分自身のことについて考える日にしてみましょう。