「せっかく保育士の夢を叶えたのに、給料が低すぎて辞めたい・・・」
「子供は大好きだけど、サービス残業が多すぎて辛い・・・」
「保護者対応にかなりのストレスを感じる・・・」
そんな風に仕事に対する悩みを抱え、本記事までたどり着いたのではないでしょうか?
子供が好きで成長のお手伝いをしたい、教育に関わる仕事をしたい、というような思いから保育士を希望する人は多いと思います。
しかし、実際に働いてみると、自分の思い描いていた保育士の仕事とのギャップや、様々な面での不満やストレスに、「実は転職したいと考えている・・・」「保育士を辞めたい気持ちがある・・・」と考える人も少なくはありません。
実際に私自身も、働いていた経験があるので、保育士として働く人の悩みや苦労が良くわかります。
今回は、そんな私から保育士を辞めたいあなたに向けて、転職で失敗しないための心得をお伝えします!
ぜひ参考にして、できるだけストレスがかからず、少しでも楽しく仕事にのぞめる働き方を実現させましょう。
そもそも、どうしてあなたは保育士を辞めたいの?
まずは、あなた自身がどうして保育士を辞めたいのか、はっきりと自覚しておくことが大切です。
なぜなら、新しい職場を探すときに、また同じような職場環境を選んでしまったら本末転倒ですからね。
下記では、実際に保育士として働く多くの人が抱える悩みについてお伝えしますので、共通する部分があるかチェックして見ましょう。
給料が低すぎて辞めたい
保育士は、いわば人の命を預かる仕事。
そのような責任ある仕事であるにも関わらず、給料は手取りで15万以下という人も多いのが現実です。
そのため、給料の面で不満を抱えている人が多く、仕事自体は大好きなのにやっていけない、余裕がないとの想いから辞めたい気持ちが出てきてしまう人が多いです。
サービス残業が多すぎて辞めたい
先ほどの給料の面に通じることでもありますが、退勤時間をすぎた後に残って作業しなくてはならなかったり、持ち帰って家でも仕事をしなければ間に合わない、給料は出ないのに休日出勤しなければいけないなど、とにかくサービス残業が多いというところも不満に感じている人が多いポイントです。
というのも、保育士の仕事は子供が園にいる間だけ、面倒を見て終わりというわけにはいきません。
お誕生日会や発表会、運動会などのイベントごとに飾り付けを作ったり、クラスだよりを作ったり、勤務時間には含まれない様々な仕事があります。
さらにそのような製作物を作るための材料すら実費のところもあるようなので、時間だけではなくお金の面でもかなりの負担になってしまうことが多いです。
保護者からのクレームがかなりストレスで辞めたい
保育士同士の人間関係問題もありますが、それ以上に大変なのが保護者の対応。
特に最近は、保育園や学校に対して自己中心的かつ理不尽な要求をしてくるモンスターペアレントなどと呼ばれる親もいます。
大きな問題にならないようにするため、例えば保育園側も子供の水筒がカラになっても、水道水を飲ませたくない保護者からクレームが来るのを防ぐために水道水から水を入れないことを徹底するなど、様々なことに敏感になってしまっています。
そのような些細なことにも気を回さなくてはいけないことや、頻繁に入るクレームに萎縮してしまったり、ストレスを感じてしまう人が増えています。
保育士を辞めたらどんな仕事に就きたい人が多いの?
保育士を辞めたいと言っても、ほかにどんな仕事があるのかわからないし、どんな仕事についたらいいのかもわからない・・・
保育士として働く人は、学生時代からずっと保育の勉強や実習を重ねてきた人が多いため、保育士の仕事をやめたらほかに雇ってくれる企業もないのでは?
などと、不安な気持ちを抱えていることと思いますが、安心してください。
世の中には、あなたが思っている以上に、たくさんの仕事があります。
ここでは、保育士にはなかった魅力のある仕事や、同じように保育士を辞めたいと感じている人が次の転職先として希望するおすすめの仕事についてご紹介します!
公務員として公立の保育園に転職したい
保育園には、民間が運営する私立の保育園と、地方公務員として保育士が働いている公立の保育園があります。
公立の保育園に勤める保育士は、公務員資格に合格した保育士資格の取得者として、公務員保育士と呼ばれています。
保育士であり、公務員でもあるので、毎年給料が上がったりと収入面で安定しているため、保育士の中でも人気があります。
ただ、自治体によって年齢制限があるようなので、事前に確認しておきましょう。
教育に関わる別の仕事に就きたい
教育に関わる仕事に就きたいけど、保育園から保育園に転職してもまた同じ不満や悩みを抱える可能性が高い気がする・・・
というようなことを感じるあなたは、教育は教育でも少し違った視点から考えてみてはいかがでしょう?
例えば、小学校の教員や特別支援学校の介助員などであれば、子供と関わる仕事に就くことができ、ピアノや図画工作などのスキルもそのまま活かすことができます。
さらに、お給料の面でもかなり違って来るので、子供とか変わるという仕事をしたいという思いを変えずに給料アップが期待できます。
あえて全く違う仕事に就きたい
頑張っても頑張っても国や保護者から保育士に対する待遇は改善が見込めない・・・
大好きな仕事なのに心も体も限界にきてしまった・・・
そんな風に感じたら、思い切って一度保育士の仕事から離れて見ることもおすすめです。
世の中にはたくさんの仕事があるので、別の仕事を経験して見たら、今まで辛かったことが改善されて、心も体も健康的に働けるということもあります。
子供と関わることが好きであれば、子供向けの写真スタジオやベビーグッズ、ベビー服の販売員などもおすすめです。
保育士を辞める前に準備しておくことは?
保育士を辞めたいと思ったら、いきなり辞めずに準備をしておくことが大切です。
というのも、社会のルールというものがあり、企業によってどのくらい前に退職届を出さなくてはならないなど決まっているところがほとんど。
下記では、あなたが保育士を辞めたいと思ってから、辞める前にしておくべき4つのことについてご紹介します。
ぜひチェックして、今からしっかりと準備を進めておきましょう。
辞めるタイミングを事前に考えておく
まずは、いつ辞めるかということについて、目安だけでもしっかり考えておきます。
保育業界は、4月スタート3月までの年度単位で運営されていることがほとんどです。
そのため、転職・退職を考える場合は3月まで務めてから転職するのがおすすめ。
また、11月ごろに来年度の計画をたて始めるため、その前に退職の意思を伝えておくといいでしょう。
溜まっていた有給を消化しよう
子供の教育という、人と関わる仕事をしていると、どうしても自分の都合で有給が取りにくいこともあると思います。
そのため、有給があるはずなのに全く使っていない!
そもそも何日間有給を使えるのかわからない・・・
なんてことはないですか?
そのまま使わずに退職してしまうということがないよう、あらかじめ有給が何日間残っているのか、またいつから使えるのか確認しておきましょう。
6ヶ月以上働いた場合、10日以上の有給がもらえているはずです。
転職エージェントを使って働きながら就職活動をする
保育士として働いていると朝も早く、持ち帰りの仕事や休日出勤もあったりするため、かなり忙しい日々です。
働きながら就職活動ができることが1番ですが、時間や体力に限界があると感じる場合は、転職活動をサポートしてくれる転職エージェントにサポートしてもらうことがおすすめです。
上手に活用して効率よく転職活動を進めて行きましょう。