「パワハラされて会社から逃げた…」
「だけど自己都合退職にさせられた」
「何で会社都合退職にならないの?」
などと、現在会社で上司から暴力を振るわれている、もしくはパワハラで会社を退職した方が本記事を見ていると思います。
今回は、「パワハラされて会社を辞めても、離職票には自己都合退職」と記載されてしまう理由と対策について詳しくお伝えします。
実は、私もとあるITの営業会社で1年間会社勤めをしていたのですが、上司からパワハラされて会社を辞めた経緯があります。
なので、私の体験談を織り交ぜながら、会社でパワハラされている人に知ってもらいたい真実を包み隠さず暴露させて頂きます。
では早速ですがまいりましょう。
Contents
そもそも、会社都合退職と自己都合退職って何なの?
まず会社都合退職と自己都合退職について、知識不足の方もいらっしゃると思うの詳しくお伝えしていきます。
会社都合退職とは?
会社都合退職とは言葉の通り、会社の都合で退職させられることを指します。
例えば、リストラ、経営不振、倒産、パワハラ、不正行為など会社側から一方的に労働契約を解除させられることです。
なので、「パワハラされて会社に行けなくなってしまった…」という理由は、会社都合退職に大抵の場合なります。
自己都合退職とは?
自己都合退職とは言葉の通り、会社が一切関わらず、自分自身の都合で退職することを指します。
例えば、家庭の都合、病気、結婚、出産、育児、妊娠、転職など、自分の意思で辞めることです。
そのため、パワハラされて会社を辞めるということは、自己都合ではなく会社都合に当てはまるのが当然です。
ただし、会社側は労働基準監督署から注意勧告をされたくないがために、離職票に自己都合退職と記載するケースが良くあります。
これは、法律的に違反した行為ではありませんが、労働者側から1つも証拠が出てこないと会社都合退職になってしまうのが現実です。
そのため、離職票を市役所に持っていっても、社会保険労務士からは「会社都合退職」と言われてしまい、後々失業保険の扱われ方が変わってしまいます。
なので、「会社都合退職」にするために必ずあたがパワハラの証拠を残しておくことが必須になります。
会社都合退職にするためにパワハラの証拠を取っておこう
では、次にあなたがパワハラされた事実を証拠として取っておく方法についてお伝えします。
よくニュースで録音・録画された、パワハラの映像を取り上げたシーンを見たことが一度はあるのではないでしょうか?
これと同じようにしっかりとパワハラの証拠を残しておかないと、会社都合退職にできないので準備しておきましょう。
では、どのようにパワハラされた証拠を残しておけばいいのか?というと…。
パワハラされた証拠を取っておく方法
- 自分でパワハラされたシーンをスマホで録音・録画しておく
- 同僚に自分が上司から暴力されているシーンを撮ってもらう
- 暴言が書かれたメールやチャットを記録として残しておく
- 会社内の相談窓口に通いつめ、履歴を残しておくこと
- 暴力された時の怪我の傷を写真や動画に収めておく
- 精神科や外科の病院に通い、カルテや履歴を残しておく
- 職場の周りの人や同僚に目撃者の証言になってもらう
といった方法でパワハラされた事実を証拠として残しておくことが大切になります。
いずれにせよ、パワハラされた事実さえ証拠として残っていれば、会社都合退職になるのでここは頑張ってください。
ただ、パワハラは突発的なことで起こることが多いため、準備していてもうまくいかないこともあります。
ですが、間接的な証拠があれば裁判の時は総合的に判断してくれるので、小さなことでも証拠を残しておきましょう。
例えば、ノートにメモをしておくことだけでも違います。
「誰にパワハラされたのか?」「何時何分に暴力をされたのか?」「どんなシチュエーションだったのか?」メモしておいてください。
どうして会社側は従業員を自己都合退職にしたがるの?
パワハラをされて会社を退職者が増えれば増えるほど、会社のイメージダウンに繋がります。
また、それと同時に会社内で噂が広がることによって、社員のモチベーションが下がってしまうことがあります。
ただ、それだけではなく、離職理由が「パワハラ」「暴力」「いじめ」などに該当する理由が増えてくると会社の経済的なデメリットに繋がります。
どんなデメリットなのか?というと、会社経営の「助成金」についてです。
というのも、厚生労働省が出している「助成金」は、組織を健全化し社員の能力を上げることと明記されています。
そのため、パワハラが理由で退職者が増えていくと、助成金の趣旨に反するため受給資格がなくなるケースがあります。
なので、いかに会社を退職する時に会社都合退職ではなく自己都合退職にしたがるといった特徴があるのです。
パワハラされた悩んでいるならまずは誰かに相談しよう
パワハラされると精神的に疲弊してしまい、仕事もプライベートも悪循環になってしまうことがあります。
そうならないためにも、家族や友人、恋人や同僚などに悩みを相談することから始めてみてください。
意外とぶっちゃけて話してみると心がスッキリしますし、「会社を辞めてもいいじゃん」と決断することができます。
また、仕事を辞める一番多い理由は人間関係だと言われているので、新しい職場に転職するのもアリです。
ただ、特に男性はプライドが高いため、パワハラされた事実を恋人や友人に言いたくないという方も多いです。
そういった時は、労働基準監督署に相談してみることをオススメします。
パワハラされて会社を今すぐに辞めたいと思うなら…
昨今は若い人達が職場でのパワハラや暴力、いじめや人格否定をされて会社を辞めるケースが年々増えています。
ただ、「会社を辞めたくても辞められない雰囲気がある…」という理由で足踏みしてしまう方も多くいるのが現実。
また、パワハラしてくる上司が時々褒めてくれたりするため、それに味を占めて「頑張ろう!」となる方もいます。
これは一種のDV男から暴力を受ける女性のようになっています。
「暴力をされ、褒められ、暴力をされ、褒められ」といったサイクルになると、人は思考停止してしまう生き物のです。
するとズルズルとその会社に居座るようになってしまうので、会社を辞めたいと思うなら今から辞めるべきです。
ですが…
- 退職願を言うのが怖い…
- 上司からまた暴力されたら嫌だ…
- 今後の転職先まだ決まってない…
このように思っている人も多いでしょうが安心してください。
最近は「退職代行サービス」というものがあるため、あなたの代わりに退職活動をしてくれます。
電話一本入れるだけで、あとは行政書士さんが対応してくれるため、あなたは家にいるだけで大丈夫です。
ただし、料金が2~3万円ほどのコストは掛かってしまいます。これは自己投資として考えるべきです。
ちなみに、全額返済保証と転職サポートもしてくれるため、今後の転職先も一緒に探してくれるので心強いですよ。
最後に…
パワハラされて精神的な病気になってしまう前に、その環境からすぐにでも抜け出すことが大切です!
というのも、私もパワハラ、人格否定をされてしましたが、自分の気付かないところで体に支障をきたすことがあります。
私の場合は、朝起きて会社に行こうと思ったらトイレで吐血してしまったことがあります。
なので、あなたがパワハラで苦しんでいるなら会社から逃げ出しても構いませんし、明日から会社に行かなくていいです。
そのためにも、「退職代行サービス」を使用して、料金は掛かりますが代行してもらってみてはいかがでしょうか?
貴重な時間を無駄に過ごさないためにも、あなたが最大限パフォーマンスが発揮できる職場に転職することをオススメします。