内定が出ないから留学ってあり?就活疲れから逃げたってチャンスはある

内定が出ない…

周りが就活終わってる…

就職先に妥協したくない…

などと、何十社という会社を受けても、どうしても内定が貰えなかったり、就活に疲れて心身共に疲弊してしまう方は年々増えてきています。

また、最近の若者は「就職できない=死」「就職できない=親不孝」というように、深刻に考えてしまい自暴自棄に陥る若者が急増しています。

なので、そんな人達のために今回は、就活を失敗してアメリカに2年間留学に行き、後に大手のIT企業に内定を貰った斎藤さんの体験談を紹介します。

そして、体験談の後は、留学後に就職しやすいオススメの職種や、留学しなくても第二新卒でも内定が貰いやすい職種を紹介していきます。

では、早速ですがまいりましょう。

内定が出ないから留学した斎藤さんの自己紹介

斎藤さん

こんにちは。現在26歳の斎藤です。

私は以前都内の大学に通っていたのですが、内定が貰えずに留学しました。

というのも、私は経営コンサルの業界に行きたかったのですが全滅でした。

なので、2年間アメリカ留学をして英語を身に付け、外資系のIT会社に内定をもらいました。

今回は、「内定が出ないから留学した」私の体験談を紹介していきます。

では、まず初めに私の就活体験で「どんなことに悩んだのか?」を紹介します。

本記事を見ている方にも当てはまるポイントがあるかもしれないので、共感してくれたら嬉しいです。

就活でどんなことに苦しみましたか?

内定が決まらないと自暴自棄に陥る

内定が決まらないと、「自分はダメな奴だ…」「社会に必要とされていない…」「大学に通わせてくれた親に親不孝…」などと、深刻に考えてしまい、精神的にも身体的にも疲弊し、自暴自棄に陥ってしまいました。

私が通っていた大学は都内のFラン大学と言われているところなので、しまいには「大学が悪い…」などと他責に考えてしまい、徐々に就活に対して前向きに考えられなくなってしまった経験があります。

なので、夏休みには息抜きとしてプールのアルバイトをして現実逃避をした経験もあります。ただ、家に帰宅すれば「また就活…」と常に頭の中は就活ばかりになってしまい、いっそのこと留学してやると思うようになりました。

斎藤さん

30社受けても内定が決まらなかったのは本当に悔しかったです。

日が経つにつれて「どうすんだ俺」「何がしたいんだ俺」「情けない俺」と考えてしまいました。

毎日起きると変な夢ばかり見ていたことを覚えています。

人事や会社に恨みを感じるようになる

内定が決まらないと、どうしても「何で俺を採用しないんだ?」「いつもコピペのようなメール送り付けてきやがって」と憎しみや恨みまで感じるようになり、とても感情的な人間になっていたと思います。

なぜなら、付き合っていた同い年の彼女とは毎日のように電話で口論して喧嘩をしていたり、電車の中でぶつかった人と口論になってしまったり、以前の私とはまるで別人のような性格になっていました。

※元々の私の性格は大人し目の性格です。「The 草食系男子」って感じです。

ただ、本記事を見ている方も不採用通知を送ってくる人事や会社にイライラした経験があると思います。また、「あんたらの商品なんか一生使うもんか」と思われている方もいらっしゃるでしょう。

あなたの気持ちをお察しします。ただ、最後にお伝えしますが、就職が全てじゃないですし、海外留学をして外国で就職したっていいんです。あなたはまだ20代と若いんですからね。若さは武器ですよ!

斎藤さん

30社の会社からのお祈りメッセージが来ると、当時の私は超イライラしてました。

最終面接で5社も落とされましたし、しまいには「来年またチャレンジしてくださいね〜」とメッセージが飛んで来ることも…。

人事の方も就活経験あると思うんですが…。
私だけでしょうか?あんなに冷たいと感じるのは…。

周りの人達を見て焦りが増していく

内定が貰えないと、周りのサークルの友達やゼミの友達が徐々に内定を貰えている姿に「嬉しい気持ち」と「焦る気持ち」の両方を感じたことがあります。ただ、当時は「焦る気持ち」の方が凄かったと思います。

10社しか受けてないのに4社の内定をもらっている友達。一生安泰な大手の会社に内定が決まった友達。外資系の大手のIT企業に内定をもらった友達。多くの人の就活話を聞いてると、本当に胸が苦しかったです。

中には内定が決まって、卒業旅行の計画を立てている友達がいたり、大学の単位を取り終わっていて半年間のアメリカ留学に行く友達がいたり、「やばい、やばい、俺はどうすればいいの?」と精神的に追い込まれていました。

斎藤さん

当時は本当に苦しかったです。素直に喜べない自分がいましたからね。

しまいには、「私のような人がいないかな〜?」と同胞を探し傷の舐め合いをしてました。

あの時の経験は一生味わいたくありませんし、孤独感や死にたい気持ちが芽生えました。

生きている意味がないと思い始める

内定を貰えないと、「俺って社会にいらない人間だと思われてるの?」と抱くようになり、自分の将来が見えなってしまったことを覚えています。また、大学4年の11月頃になると、新卒募集の会社も全然なくなってしまいました。

私の目標だった経営コンサルの会社に内定を貰えなかった私は、業界を変えて「人材会社」に絞り、秋採用、冬採用、通年採用をしている会社に徹底的に注力して就活をしたのですが、やっぱり私を受け入れてくれるところは見つからず、

そうしているうちに、年が明け、ゼミの新年会に出席しました。周りの友達は全員内定を貰っていたので、「私だけ…」内定を貰っていませんでした。そこでゼミの先生から「就活が全てじゃないからアメリカに行ってい」といきなり言われました。

私はその言葉を聞いたときに泣きながら「どうしてです?逃げじゃないですか?」と言ったことを覚えています。そしたら、先生が「お前は成長意欲があるし、何か成し遂げられる覚悟がある」と言われました。

その言葉を聞いいた私は少しホッとして、ビザを取って翌月にアメリカに飛びました。なので、卒業式は出ていません笑。

斎藤さん

今思えばあの瞬間的な出来事が私の人生を大きく変えてくれました。

そして、私を影でそっと見守ってくれている方はいるんだなと思いました。

アメリカで英語を徹底的に学びネイティブで話せるようになしました。

また、ビジネス英語も同時に学んでいたので、アメリカで就活をして大手IT企業に内定を貰えました。

なので、あなたが内定を貰えずに悩んでいるなら、いっそのこと海外に飛んでみるのも全然アリだと思いますよ♪

「就活が人生の全てではない!」これを私は言いたいです!

では、次に内定が出ないという理由で留学したメリット、デメリットを紹介していきますね。

内定が出ないという理由で留学したメリットとは?

覚悟があれば何でもできる

内定が出ないという理由で留学した私ですが、結局2年間アメリカの英会話スクールに通い、英語を完璧なまでに話すことができるようになりました。

また、純粋に海外に憧れを持っていたせいか、ビジネス英語にも興味を示し、海外で営業活動ができるくらいの英語力を身に付けられたのが大きかったです。

正直人間は「死ぬ覚悟があれば何でもできる」ということを理解できた2年間でしたし、まだ20代という若い年齢というのは何でもチャンスがあるんだと思いました。

なので、あなたが内定が出ないと悩んでいるなら、留学だけではなく、覚悟を持って何事にもチャレンジすれば大抵のことはクリアできると思いますし、人生を好転できると思いますよ。

英語を身に付ければどこだって採用もらえる

内定が出ずに就活に疲れてしまい、周りの人からは「逃げ」だと思われいる方もいらっしゃるでしょうが、正直英語さえ身に付けちゃえばどこだって内定はもらえます。

日本の企業は昨今海外に向けて事業を展開する会社が増えているので、「グローバル人材」を求めています。なので、英語を身に付けちゃえば、大手の会社にだって余裕で入れると思いますよ。

今私が思うのは大学時代に4年間もあったのだから、その間に留学をして英語力を身に付けておけばよかったと思っています。今思うのは英語力を付けると自分に自信が付きますし、本当に人生が好転します。

数年前の自分とは本当に別人になったかのような感覚ですし、あの時「お前アメリカに行ってこい」という言葉を聞いて素直に、渡米した甲斐があったなと常々思います。

日本の常識は世界では常識ではない

内定が出ずにアメリカに留学した私ですが、日本の常識は世界の非常識だということを再確認しました。アメリカでは年齢ではなくスキルで判断される文化なので、全く新卒に関してはブランドがありません。

日本のような「新卒一括システム」は今思うと社会システムの1つとして、日本の規律や文化が影響しているんだと思います。日本はアメリカの約10年遅れていると言われているので、このシステムもいずれなくなるでしょう。

あなた本記事を見ているなら、絶対に海外に行ったほうがいいです。後々20代後半になって「あの時留学すればよかった…」という後悔が残らないように、しっかりと将来を見据えて行動しましょう。

先述でもお伝えしましたが、「若さは武器」です。何でもチャンスに変えられますし、何よりエネルギーがあります。よく20代が人生で1番大切な時期と言われています。

なので、この機会に私の体験談を見てくださったのであれば、就活の悩みなんか忘れて、もっと視野を広げることが大切だと思います。

内定が出ないという理由で留学したデメリットとは?

1ヶ月間ホームシックになった

内定が出ないという理由でアメリカに留学しましたが、はじめの1ヶ月間は少しホームシック気味になりました。というのも、言葉も通じない街の中で外国人と話すことに抵抗があったからです。

ホームレスのおっちゃんとの会話、カフェの店員さんとの会話、英会話スクールの先生やクラスメイトとの会話、全く分からずじまいだったので、「このままじゃやばい」と思い猛勉強したことを覚えています。

そのおかげもあって、まずはクラスメイトとコミュニケーションを取れるようになり、休日には一緒にクラブに行ったり、ドライブに行って楽しんだことを覚えています。

彼女とは遠距離恋愛になった

内定が出ないという理由で翌月に渡米した私ですが、彼女とは遠距離恋愛になり、彼女も新卒一年目だったので、お互いに忙しく、すれ違いも増えました。

ただ、お互いに好きという気持ちは変わらなかったので、実家通いだったせいか彼女は貯金をして、お盆の時期にわざわざアメリカに来てくれたことはとても嬉しかったです。

ざっと私の「就活を失敗してアメリカに2年間留学に行った体験談」を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

あなたの心境の変化はありましたか?もし、あなたが就活で悩んでいるなら留学も全然アリだということを覚えておいてください。若さは武器ですよ!!