美容部員を辞めたい女性へ。仕事には向き不向きは絶対にある理由とは?

「美容系の仕事につきたい!」

「メイクをするのもしてあげるのも好き!」

「憧れのブランドの美容部員として働きたい!」

そのような思いや憧れを抱き、美容部員の仕事を選んだ人は多いのではないかと思います。

美容部員とは、ビューティーアドバイザー(BA)とも呼ばれ、ファンデーションやマスカラなどはもちろん、シャンプーやマニキュアなど様々な化粧品を販売するお仕事です。

一見とても華やかな世界に見えますが、実際に働いてみると、自分の思い描いていた美容部員の仕事と現実とのギャップや、予想以上のストレスに、

「実は転職したいと考えている・・・」

「美容部員を辞めたい・・・」

と考えている人も少なくはありません。

私自身も、美容部員として働いていた経験があるので、美容部員として働く人の苦労や悩みが良くわかります。

今回は、そんな私から美容部員を辞めたいあなたに向けて、転職で失敗しないための心得をお伝えします!

ぜひ参考にして、できるだけストレスがかからず、少しでも楽しく仕事に望める働き方を実現させましょう!

そもそもあなたはどうして美容部員の仕事を辞めたいの?

まずは、あなたがどうして美容部員の仕事を辞めたいのか、はっきりと自覚しておくことが大切です。

なぜなら、新しい仕事を探すときに、また同じような不満やストレスを抱える可能性のある職場環境に転職してしまったら、本末転倒ですからね。

下記では、実際に美容部員として働く多くの人が抱える悩みについてお伝えしますので、共通する部分があるかチェックしてみましょう。

シフト制でなかなか休みが取れないから辞めたい

美容部員(ビューティーアドバイザー)としての仕事は、サービス業にあたるため、ほとんどのところがシフト制の平日休みです。

そのため、連休がとりにくかったり、お盆やゴールデンウィークなど一般的に世間が休みの時こそ忙しい傾向にあります。

海外旅行へ行きたくても休みが取れないのでなかなか行けない、実家に帰りたいけどお盆や年末年始も忙しくて家族とほとんど会うことができない。

などと感じ、休みや働き方に不満を感じている人は多いのではないでしょうか。

個人的なノルマがあり、常に何かに追われている感じが辛いから辞めたい

働く店舗や雇用形態にもよりますが、個人に売上のノルマが課せられるところもあります。

ノルマを達成しないとペナルティや退職に追い込まれる、ということはほとんどありませんが、自分の売上が数字でわかったり、他の人と比較されるということは良くあることです。

そういった環境から、売上が低いと劣等感を感じてしまったり、人と比べて自己嫌悪になってしまったり、情緒不安定になってしまうという人も多いのが実際のところです。

一日中立ちっぱなしなのが辛いから辞めたい

華やかな世界に見えて、実は体力勝負なのが美容部員のお仕事。

美しく見せるためにヒールの着用が決まっていたり、姿勢や笑顔についても常に意識したり、疲れを見せずに一日中立ちっぱなしで接客をすることはなかなか難しいものです。

特にブースごとにたくさんのブランドが集まっている百貨店などの店舗では、それそれの店舗がすごく狭いので、動き回ったりということもほとんどできません。

同じ立ち仕事でも、定期的に歩いたりしゃがんだりできれば、そこまで疲労を感じないということもあります。

しかし、狭い店舗に配属されるとほとんど歩き回ることもできないので、余計に体に負担がかかり、足腰を痛めてしまうこともあります。

美容部員の仕事を辞めたらどんな仕事に就きたい人が多いの?

美容部員の仕事を辞めたいと言っても、ほかにどんな仕事があるのかわからないし、雇ってくれるところもないのでは・・・

そんな風に転職に興味はあるものの、不安な気持ちを抱えてはいませんか?

そんなあなたも安心してください。

世の中には、あなたが思っている以上に、たくさんの仕事があるものです。

ここでは、美容部員として働くあなたのスキルを活かせる仕事や、同じように美容部員を辞めたいと思っている人が、転職先として希望する仕事についてご紹介いたします!

美への探究心が強く、メイクや化粧品の知識を生かした仕事に就きたい

美容部員として働く人は、かなり美意識が高い人が多く、化粧の知識も豊富です。

そういった美容の知識を活かせる仕事、美容部員を辞めても大好きなメイクに関わる仕事につきたいと考えている人は多いはず。

そんなあなたにおすすめの仕事が、美容に関わると言っても美容部員ではなく、化粧品を作ったり、企画する側になることです。

今までは販売されている化粧品を使ってお客様を美しくしたり、おすすめのつかい方や新商品の案内などを伝えることが主な仕事だったと思います。

しかし、そんなあなたの経験を存分に生かすことができるのが、作り手側である化粧品メーカーに勤めるということ。

化粧品メーカーでは、日々新作の企画や、出来上がったものを広めていくための販売促進方法などを考えます。

実際にお客様と関わり、お客様の声を1番知ることができるのが美容部員のお仕事。

化粧品メーカーでのお仕事は、その経験や知識を活かすには、ぴったりの職業と言えるでしょう。

また、メーカーはほとんどが土日休みなので、シフト制や土日出勤という働き方を変えたいと思っていた方にもおすすめです。

経験を活かしつつ座って働ける仕事に就きたい

美容部員として働く人は、常に出る新作をしっかりリサーチするなど、向上心があり、勉強熱心な人がほとんど。

そのため、流行に敏感なところを生かして、ネイリストのお仕事につくこともおすすめです。

特にネイリストは、細かい作業も多かったり、美容部員として働いているときも商品としてネイルに関わることも多いと思うので、そう言った知識を活かすこともできます。

さらに、ネイリストは座ったまま仕事ができるため、立ち仕事が辛くて体力面から転職を考えている人にもぴったり。

自分の手で人を美しくしてあげたい、化粧の一環としてネイルで自分に自信を持ってもらいたいという気持ちがある方におすすめです。

美容部員を辞めても人を美しくしてあげられる仕事に就きたい

今まで学んできた美容の知識やスキルを生かしつつ、美容部員とは違った働き方をするために、メイクアップアーティストのお仕事に憧れたことはありませんか?

誰かを美しくしてあげるのが好きという人は、モデルさんや女優さん、それ以外にも結婚式の花嫁さんや七五三、成人式などの大切な日にメイクをするお仕事にも向いています。

美容部員として今までたくさんの人にメイクをしてきた経験を活かすことができるので、チェレンジしてみることもおすすめです。

美容部員を辞める前に準備しておくべきことは?

美容部員の仕事を辞めたいと思ったら、いきなり辞めずにあらかじめ準備しておくことが大切です。

というのも、社会のルールというものがあり、企業によってどのくらい前に退職届を出さなくてはいけないなど決まっているところがほとんど。

特にシフト制のところが多い美容部員は、シフトの調整などもあるため、退職の意思がある場合は早めに伝えておくことが大切です。

下記では、あなたが美容部員の仕事を辞めたいと思ってから、実際に辞めるまでにすべきことについてご紹介いたします。

ぜひチェックして、今からしっかりと準備を進めておきましょう。

いつ辞めるのか、仕事を辞める時期の目安を考えておく

まずは、美容部員の仕事をいつまでに辞めるのか、だいたいでいいので目安を考えておきましょう。

辞めたいと思いつつ、いつ辞めるのかということを具体的に決めていない人は以外と多いです。

しかし、時期を決めずにいると、辞めるための次のアクションを起こせず、ダラダラ働き続けることになってしまうことになってしまうことがほとんど。

「2ヶ月後に絶対辞める!」

「今年の3月いっぱいで辞める!」

など、だいたいの目処を立てておくことで、実際に退職の意思を伝えておく時期についても明確になるので、次のアクションを起こしやすくなります。

仕事をしながら転職活動を始める

仕事を辞めたいと言っても、次に働けるところが決まっていないまま辞めることは不安。

そう感じる人は多いのではないかと思います。

実際に、次が決まっていないままやめてしまうと、翌々月からはお給料が振り込まれないので、貯金を切り崩しながら生活しなければなりません。

それでもとにかくすぐに辞めたい、実家暮らしなのでなんとかなるはずという人は、退職してからゆっくり仕事を探してもいいのかもしれません。

しかし、辞めた後の生活に不安を感じている場合は、働きながら転職活動を始めて、あらかじめ次の職場を探しておきましょう。

辞めたい気持ちはあるものの、いまの仕事を辞めたら働ける場所がなさそう・・・

などと考え、なかなか退職に踏み切れない人にとっても、次に働く仕事が決まっていれば、きっぱりと辞めることができるはずです。

有給休暇も忘れずに消化しよう

美容部員としての仕事を辞めたいと思い、その退職の意思も伝えられたあとは、自分の有給休暇があとどのくらいあるのかということについても確認しておきましょう。

会社側からは、有給休暇について積極的に話してこないところがほとんど。

だからと言って、せっかく有給休暇が残っているにもかかわらず、消化することなく辞めてしまうことはもったいないことです。

6ヶ月以上働いている場合、10日以上有給休暇をもらえているはずなので、自分の有給があとどのくらい残っているのか、きちんと確認しておきましょう。