「美容師を辞めたい…」
「給料がとても低い…」
「人間関係に悩みがある…」
といったような美容師の仕事に悩みを抱え本記事まで辿り着いたと思います。
美容室はコンビニよりも店舗があると言われているため、とても人材の流動が激しい業界です。
そのため、「ここの店舗は嫌だから、他の店舗に移動する」というケースがとても多いです。
また、美容師の世界に憧れて入ったものの、理想と現実のギャップにやられてしまうことも多いです。
そのため、様々な面での不満やストレスを抱え、「実は転職したいと思ってる…」「美容師を辞めたい…」と考える人も少なくありません。
実際に私自身も、美容師として3年間ほど働いた経験があるので、美容師の低賃金問題やサービス残業などの悩みを抱える人の気持ちがよくわかります。
なので、今回はそんな私から美容師を辞めたい人に向けて、転職で失敗しないための心得とオススメの職業をご紹介します。
ぜひ参考にして今後の転職活動にお役立ていただければ幸いです。では、早速ですがまいりましょう!
Contents
そもそも、どうしてあなたは美容師を辞めたいの?
まずはあなたが「どうして美容師を辞めたいのか?」自分なりにその理由を見つけることから始めてください。
なぜなら、自分が納得して美容師を辞めた方が心がスッキリしますし、次へのステップにいきやすいからです。
では、世間の美容師として働く人達の仕事の悩みについて詳しくお伝えしていきます。
休日が全くない
一般的に美容師として働く人達は週休1日程度しかなく、月にしては4日~6日ほどしかないと言われています。
ただ、最近は週休2日の美容室も出てきていますが、まだまだほんの一部だけに留まっているのが現状です。
また、週休1日あるからといって若手の人は休む暇もなく、美容師としての技術向上のために時間を費やすこともあり、なかなか休めない方も多いです。
そして、美容室はシフト制ではないため、1日に何件もの予約が入っていると休憩時間も昼食も取ることができず、身体的に疲弊してしまう人もいます。
そのため、美容師になったはいいものの、「美容師を辞めたい…」もしくは「他社の美容室に行きたい…」と思ってしまうようです。
長時間労働は当たり前
美容師を辞めたい理由の一つに、美容師の業界の中で当たり前になっている長時間労働やサービス残業が理由で退職するケースもあります。
ただし、中にはしっかりと残業代を頂ける美容室もあるため一概には言えませんが、大半の美容室は長時間労働が常習化しています。
また、美容室はコンビニよりも多くあると言われているため、福利厚生がしっかりしている美容室もあれば待遇が悪い美容室もあるのが現実です。
そのため、美容師は「自分が独立して稼いだ方がまだマシ」という気持ちになりやすく、お金が溜まったら勢いで起業するケースもあります。
給料がとても低い
美容師を辞めたい大きな理由の一つに、給料がとても低くて食っていくのに精一杯で精神的にも身体的にも疲弊してしまったケースが挙げられます。
特に美容師はある程度(3,4年)の下積み時代を経験しますが、この期間に仕事が辛すぎて逃げてしまう人達が少なからずいらっしゃいます。
それもそのはず、安い美容室では月に数万円のところもあるため、アルバイトを掛け持ちしながら生計を立てている方も中にはいます。
また、頑張ってアシスタントから美容師になったとしても、給料が上がるという保証はないため、手取りで20万円を下回る美容師もザラにいます。
なので、そういった福利厚生が整っていない美容室を辞めたいと思うようになり、オーナーにバレずにこっそり転職活動をする人も多いです。
人間関係に悩みを抱える
美容師を辞めたいと思う一番の理由として、職場内での人間関係が原因で離職してしまうケースです。
というのも、毎日閉鎖的な場所で仕事をするため、それがストレスになり喧嘩などのいざこざが起きてしまうようです。
また、美容室では一般的な会社員よりも上下関係が厳しいと言われておりそれに悩む若手の人も多いです。
美容師は己の技量が試されるとても激しい競争社会なので、毎日ピリピリしながら仲間が常にライバルになります。
ただ、ストレスがかかり過ぎて毎日仕事に行くことに憂鬱を感じ、ふとした瞬間に美容師を辞めたいと思うようです。
なので、せっかく美容師になったにも関わらず、人間関係に悩みを抱え、退職したり他の美容室に移動することが多いです。
身体的なトラブル
美容師を辞めたい理由の一つに、身体的なトラブルを持つようになり「仕事はしたいけどできない…」といったケースもあります。
特に美容師は体が資本なので、手荒れだったり、立ちっぱなしで仕事をしていると腰痛になったり、ヘルニアになってしまいます。
すると美容師を辞めざる負えなくなり、ディスクワークの仕事や比較的体を動かさないような仕事に転職する方も少なくありません。
福利厚生などの待遇が悪い
美容師を辞めたい人の中には、会社の福利厚生が気薄のため、それに不満を持って離職してしまうことも結構多いです。
というのも、会社によって福利厚生が異なったり、厳しいノルマがあったり、残業代が支払われないこともザラにあるのが美容師の世界です。
そのため、華やかしいイメージを持って入社したはいいものの、夢と現実のギャップを感じ美容師としてデビューする前に辞める方もいます。
ただ、せっかく美容師の専門学校に通ったという気持ちが強くあるため、他業種に転職するよりも美容室の店舗を変える人が多いです。
美容師を辞めたらどんな仕事に就きたい人が多いの?
美容師を辞めたいと思っても、これからどのような仕事に就こうかと悩む方も多いのではないでしょうか?
なので、下記では元美容師は今の仕事を辞めてどんな仕事に就くケースが多いのか?詳しく紹介していきます。
今後あなたが美容師を辞めて転職する時の参考材料になればと思います。
他店の美容室に移動する
美容師を辞めたいと思っても、せっかく取った国家資格なので簡単に他業種に行こうとせず、他の店舗の美容室に移動するケースがあります。
というのも、新しい環境に身を置けば人間関係の悩みからも解消されますし、またゼロからのスタートなので気持ち良く仕事ができるそうです。
また、お給料が比較的高い非公開求人を探してエントリーして採用されるケースも多いため、そういった求人を探してみることをオススメします。
ただし、履歴書に美容室を転々としている経歴の人は「この人は何か問題がある」と思われ、なかなか採用されないといった問題もあります。
未経験エンジニアになる
美容師を辞めて離職する人の中には、「全く異なったジャンルの仕事がしたい」という思いから、未経験エンジニアになる人も少なくありません。
というのも、昨今はどこの会社でもエンジニア職が足りないと言われているため、未経験の方でもエンジニアとして活躍することができます。
また、エンジニアは比較的お給料が高く、美容師の月給の約2,3倍は20~30代で貰えるため美容師からエンジニアになる人もいます。
現代社会では一番需要のある職種なので、美容師に限らず様々な職種の人がエンジニアになりたいという気持ちを持っています。
ガッツリ稼げる営業職に就く
「お給料が低い」&「お給料が上がらない」といった悩みを持つ美容師が多いため、ガッツリ稼げる系のお仕事に就きたいと考えています。
やはり特に若い男女はお給料が高いとモチベーションが上がるため、IT系や不動産、証券や投資、商社などの職種に転職する人が多いです。
というのも、学生時代の友人と飲みに行った際などにお給料を聞いて、「自分は収入がとても低い」と思い転職に踏み切る若い方が多いです。
なので、あなたが美容師を辞めたいと思うのであれば、ガッツリ稼げるお仕事に就いてみるのも一つの手段かもしれませんね。
アパレル店員になる
美容師はお客様にお洒落を施してあげるお仕事なので、アパレル店員になってファッション関係のお仕事に就く方も多いです。
元美容師の方はファッションセンスに自信がある方が多く、高級ブランド店やユニクロなどのファストファッション業界へ行く方もいます。
なぜなら、大手のファッションブランドの会社は美容師のお給料よりも非常に高く、ボーナスや福利厚生も充実しているという要因があります。
なので、あなたが美容師を辞めたいと思うなら、美容師の知見や経験を活かせそうなアパレル業界に足を踏み入れるのもアリかもしれません。
美容師を辞める前に準備しておくこととは?
では、次に美容師を辞める前に準備しておくことについてお伝えします。
なぜなら、美容師を辞めたいと思っても会社にはルールがあるため、数ヶ月以内に退職届けを出さなければいけないこともあります。
なので、美容師を辞めたいと思うなら退職する前に”やっておくべき3つのこと”を下記でお伝えしますので参考にしてみてください。
辞める前に転職活動をする
美容師を辞めたいと思うなら、その会社にバレずにこっそりと転職活動を始め、辞める前に新しい職場を決めておきましょう。
ここで要注意なのが、仲のいい同僚がいたとしても誰にも転職活動の話は決してしてはいけません。
なぜなら、その同僚が飲みの席などで口を漏らしてしまえば、仕事を辞めにくくなってしまいますからね。
また、退職する前に新しい職場が決まっていれば、精神的にも余裕が生まれますし、何より貯金を切り崩しながら生活する必要もありません。
最近は平日に限らず土日や祝日でも企業説明会が開かれていたり、面接することができるので、休みの日や隙間時間に転職活動をしましょう。
溜まっていた有給休暇を使う
美容師を辞めたいと思うのであれば、溜まっていた有給休暇を全部使っちゃうことをオススメします。
ただ、中には「会社に迷惑をかける…」「自分がいないだけでも忙しいのに…」と思う方もいらっしゃるでしょう。
これは法律で決められたルールなので、そんな未練や会社側のことなど心配せず、溜まっていた有給休暇を消化することをオススメします。
特に美容師であればあまり有給休暇を使用したことがない人もいると思いますので、意外と2週間ほど溜まっているケースがあります。
なぜなら、6ヶ月以上働いた場合は10日以上有給休暇が溜まっているので、辞めると決めたら勇気を持って聞いてみてください。
会社側からは有給休暇について絶対触れてこないので、あなたが言わなければ、有給休暇を使用せずに会社を辞めることになってしまいます。
これはとても勿体無いでしし損していることになるので、会社に利用されるのではなく、こっちから上手に利用することが大切ですよ。
会社から必ず離職票を貰う
美容師を辞めたいと思うのであれば、あなたが退職する時に必ず店舗のオーナーに”離職票をください”と伝えることが大切です。
そして、離職票を受け取ったらあなたが居住している地域のハローワークに持っていきましょう。
なぜなら、離職票を提出することで国から失業保険や再就職手当(約20~30万円)が貰えます。
なので、もし退職したにも関わらず離職票を貰っていないのであれば、必ず会社にメールや電話で問い合わせてみてください。
意外と離職票に関して盲点な若い方が沢山いらっしゃるので、国のルールを上手に活用して転職活動しましょう。
美容師に特化した求人サイトで転職先を探してみよう
「リジョブ」は、
- 美容師
- ネイリスト
- エステ
- アイリスト
- リラクゼーション
- 柔道整復師
- 鍼灸師
- あん摩師
に特化した仕事探しアプリです。
業界最大級の24,000件以上の求人が出されているので、一度「どんな仕事があるか?」チェックしてみてください。
また、職種別の他、詳細条件で求人を検索できるため、ミスマッチを防ぎ支持率No.1の求人アプリになっています。
ちなみに、気になる求人をキープしながら、同時並行して複数応募も可能なので効率よく職を探せるのでオススメです!