私は実は幼い頃から消防士になることが夢で、頑張って国家資格を突破し大学卒業後に消防士になりました。
ただ、思っていた仕事の理想と現実にかなりのギャップがあったり、人間関係の悩みが原因で退職した経緯があります。
特にまだまだ昭和の匂いがする職場が多くあり、少しミスをすれば暴言や暴力をされるのが当たり前の職場でした。
なので、私が思うに職場の環境さえ良くすれば、もっと離職率は減るのかな?と感じています。
だって、人間関係が原因で仕事を辞める消防士が大半ですからね…。
本記事を見ている人の中には、辞めたいけど辞められない…そんな悩みを持っている男性が沢山いらっしゃると思います。
私もそうでした。ただ、勇気を持って退職する旨を伝えたらスッキリできたことを覚えています。
なので、今回は私の体験談を含め、消防士を辞めるためのアドバイスについてお伝えしていきます。
では、早速ですがまいりましょう。
そもそも、どうしてあなたは消防士を辞めたいの?
まずは、自分が「どうして消防士を辞めたいのか?」しっかりと理解することが大切です。
なぜなら、退職理由を明確にしておいた方が納得して辞められますし、次の転職先へスムーズにいけますよ。
心身共に疲弊してしまう
消防士になる人の大半が、小さい頃からの夢で「絶対に僕は消防士になる」という憧れの気持ちで消防士になる人が多いです。
ただし、消防士になったはいいものの、理想と現実のギャップに苦しめられてしまい、早い段階で消防士を辞めてしまう人もいます。
その理由として、常に命と隣り合わせで仕事をしているため、「体力面の不安やプレッシャーに耐えられない」といった理由が挙げられます。
命を守る以上は人よりも強い精神力が無ければいけないため、毎日の仕事のプレッシャーに耐えきれず、退職してしまうようです。
人間関係に悩みがある
職場の人間関係が原因で消防士を辞めたいと感じ、早々に退職してしまう方が非常に多くいらっしゃいます。
特に消防士は上下関係が厳しく、体育会系のノリが当たり前なので、その雰囲気に居心地悪さを感じる方もいます。
ただ、職業柄、命と隣り合わせのお仕事なので、「下の人は上の人の指示に従う」というルールが徹底しています。
ですが、それが厳しいと感じてしまう若い方が多く、上司とのいざこざが原因で消防士を辞めたいと思うようです。
それが故に「今の若い者はすぐに辞める根性無しが多い…」と、ベテラン消防士達の中では言われています。
パワハラやいじめが原因
消防士を辞めたい理由の一つに、職場内でいじめのターゲットに合い精神的にやられてしまうことが挙げられます。
体育会系のノリが強い仕事柄、先輩からの指導が厳しくなり、パワハラやいじめのようになってしまうことが多いです。
例えば、飲み会で無理矢理お酒を飲ませたり、蹴ったり殴ったり、辱めたり暴言を吐いたりする先輩消防士もいます。
それが故に、心身共に疲弊してしまい「もう消防士を辞めたい…」と思って他業種へ転職する方も結構いるのが現実です。
不規則な勤務体系が辛い
消防士は不規則な勤務体系のため、ストレスが掛かり心身共に疲弊してしまい、消防士を辞めたいと思う方も非常に多いです。
特に消防士は勤務中は、出勤命令がいつ出されるのかわかりませんし、仮眠中に案件が発生すればすぐ起きて動き出さなければいけません。
それが故に、慢性的な睡眠不足に陥り仕事でミスが増え、先輩からガミガミと注意されることで悪循環サイクルになる人が多いです。
しっかりオンオフができる人が大半ですが、出勤がない日も仕事の連絡が来ると、どうしても体が休まらないと悩む消防士もいます。
そのため、「もっと安定した仕事に就きたい…」と思うようになり、土日休みで給料が高い他業種へと転職してしまう方もいます。
消防士を辞めたい人達8名のぶっちゃけた本音を紹介!
では、次に現役の消防士として働く8名に、”消防士を辞めたい理由”についてインタビューさせて頂きました。
下記では、ぶっちゃけた本音についてお伝えしますので、あなたにも共通する悩みがあるか見てみてください!
超体育会系の職場に嫌気がさした
もう消防士になったはいいものの、超体育会系の職場なのでちょっと居心地が悪いです…。
例えば、飲み会では「飲め飲め飲め!」と無理矢理酒を飲ませてくる先輩がいたり、
仕事で少しミスをするだけで、ぶん殴られたりするため、もう早く消防士を辞めたいです。
もう消防士になったはいいものの、超体育会系の職場なのでちょっと居心地が悪いです…。
例えば、飲み会では「飲め飲め飲め!」と無理矢理酒を飲ませてくる先輩がいたり、
仕事で少しミスをするだけで、ぶん殴られたりするため、もう早く消防士を辞めたいです。
土日休みの仕事に羨ましさを感じる
学生時代の友人と一緒に飲むことがあったのですが、土日休みに羨ましさを感じました。
しかも、私よりも給料が高かったので、”公務員だから安定”という時代も終わってきているのかな?と…。
なので、不規則な勤務体系に悩みを抱えており、現在は職場にバレないように転職活動をしています。
最近奥さんとの間に子供ができたのですが、もっと家族の時間が欲しいと感じています。
正直28歳で月に32万円くらいの収入ですが、収入が少し落ちてもいいから家族サービスしたいです。
妻も平日は仕事なので、もっとお互いに支え合えるような関係を築きたいので消防士を辞めたいです。
今は妻と話し合って転職活動をしながら、土日休みの仕事を探している最中です。
仕事のプレッシャーがキツイ
現場で人の命が亡くなる瞬間は辛すぎます…。夢にまで出てくるので、バッと目が覚めることが多いです。
いつもこんな感じなので、「早く消防士を辞めたい…」「もっと楽な仕事がしたい…」と常々思っています。
できればスーツを着て、一般企業のような営業マンとして働きたい願望があります。
私の同僚は消防活動中に人命を落としました…。
私が調べたところ、年間に20名ほど消防士が殉職しているそうです。
このような経験から、消防士を辞めたいと思うようになり、職場に行けなくなって家に数ヶ月こもっていました。
でも、私の妻から「新しい仕事に移ったら…?大丈夫だよ私は」と言ってくれたおかげで、辞める決意ができました。
もっと楽しい仕事がしたい
消防士は人命を預かるお仕事なので、仕事のやりがいは感じています。
ただ、全く楽しくありません。僕はもっと仕事で楽しさを感じたいです。
若いから色んな誘惑があるかもしれませんが、もっとワクワクした仕事に就きたいです。
消防士に幼い頃から憧れていて、やっとのことで試験に合格してなれました。
ただ、理想と現実は全く異なり、そのギャップに毎日苦しめられています。
「消防士になればモテるかな?」といった単純な気持ちで消防士になったのが僕のミスです笑。
世の中には沢山の仕事があるので、今は休日に転職サイトを見て勉強しています。
消防士は公務員ですが、一般の会社員と比べても給与体系は同じケースが多いです。
それが故に、「自分の好きなこと」や「興味のある分野」の仕事に就きたい若い男性が多くいました。
様々な悩みがあると思いますが、我慢して仕事をするより、自分の声に正直になることが大切ですよ。
では、下記では消防士を辞めたいと思ったら、退職する前に準備しておくことについてお伝えします。
消防士を辞めたいなら、退職する前に準備しておくとは?
消防士を辞めたいからといって、勢いやノリで退職すると周りに迷惑を掛けてしまうので要注意。
また、得するものも損してしまう可能性が高いので、下記でお伝えする3つは確実に抑えておいてください。
退職する前に転職先を決める
消防士を辞めたいなら、まずは職場に通いながら転職先を探すようにしましょう。
なぜなら、退職後に転職活動を始めると、貯金を切り崩しながらの生活になるので勿体無いです。
なので、退職する前に転職先を決めて、その後に上司に「消防士辞めさせてください」と伝えましょう。
ちなみに、お給料をもらいながらの転職活動は、法律に違反していませんから安心してください。
ただ、職場内の人にバレてしまうと、辞めたくても辞められない雰囲気になってしまうので要注意です。
有給休暇を全て消化して辞める
消防士を辞めたいなら、自分は今までどのくらいの有給休暇が溜まっているのか確認しておくことが大切です。
なぜなら、法律では6カ月以上働くと10日以上の有給が貰えることになっていますからね。
また、稀に職場の人員が少ないということで、退職者に有給について触れさせずに辞めさせようとするところもあります。
というのも、あなたが消防士を辞めてしまうと、誰かが仕事を埋めなければならず重労働になってしまうからです。
ただ、会社に上手く利用されないためにも、有給休暇を全て消化してから退職することをオススメします。
そうすることで、次の月は職場に通わなくても先月と同じお給料がもらえますからね。
「職場に申し訳ない」という気持ちは捨てましょう。
会社を辞めたら離職票を受け取る
消防士を辞めたいと思うなら、退職したら会社から離職票を受け取ってハローワークに提出するようにしましょう。
なぜなら、離職票を受け取らないと、再就職手当と失業手当を受け取ることができないからです。
再就職手当は、転職先が決まり研修期間が終わった後に20~30万円ほど振り込まれる手当です。
失業保険は、退職して数ヶ月後に月に6,7万円ほど振り込まれる手当です。
特に若い人は、この法律のルールを知らずに転職活動をしているため勿体無いです。
必ず会社を辞めたら職場から離職票を受け取り、それを居住地のハローワークに提出してくださいね。
こんにちは、消防士を辞めたいと思い、毎日仕事行くことに疲弊してしまい退職しました…。
そのため、消防士を辞めたい気持ちは、誰よりも把握しているつもりの26歳の男がお送りします。