「歯科衛生士辞めたい」
「歯科衛生士をやめたい…」
「人間関係に悩みがあって辛い」
そのような仕事の悩みを抱え、本記事までたどり着いたことでしょう。
実際、歯科衛生士になるためにきちんと専門学校に通い、国家試験に合格し、やっとの思いで実現できたにもかかわらず、そのような悩みから仕事をやめたいと感じてしまう人がたくさんいるのが現実です。
私自身も実際に歯科衛生士として3年ほど働いていましたが、精神的なストレスが負担になり、退職してしまいました。
なので、今回はそんな私から歯科衛生士をやめたいあなたに向けて、転職で失敗しないための心得をお伝えしていきます。
ぜひ参考にして、できるだけストレスのかからない働き方を実現させましょう。
そもそも、どうして歯科衛生士を辞めたいの?
まずは、あなた自身がどうして歯科衛生士の仕事を辞めたいのか、はっきりと自覚することが大切です。
なぜなら、新しい転職先を探すときに、また同じような職場環境を選んでしまったら本末転倒ですからね。
下記では、実際に歯科衛生士として働く多くの人が抱える悩みについてお伝えしますので、共通する部分があるか探して見ましょう。
人間関係がうまくいっていないから辞めたい
歯科衛生士をやめたいと感じるもっとも多い理由の1つが、人間関係の問題。
規模などにもよりますが、1つの歯医者さんに対して、衛生士の数は5人前後と比較的少ない傾向にあります。
そのため、スタッフの入れ替わりもほとんどなく、長年働くベテランスタッフが多いため、新しく入ってくるとその雰囲気に馴染めず、嫌味を言われたり仲間はずれの対象になってしまうこともあるようです。
給料が低いので辞めたい
続いて、辞めたい理由として多くの人が悩みを抱えるお給料について。
国家試験に合格し、さらに数々の研修や経験を経て、高いレベルのスキルを身につけたとしても、働く環境によって給料もピンキリなのが実際のところ。
本当にギリギリで生活しないといけないくらい、少ししかもらえないところもあれば、都内の有名歯科や有名人も数多く通うようなところであれば比較的給料が高いところもあります。
そうはいうものの、ほとんどの歯科衛生士は給料が低いことに悩みを抱えていることが多いのが現状です。
連休がないから辞めたい
歯科衛生士として働くと、定休日である曜日が自分の休暇になります。
ほとんどが木曜と日曜休みなので、必然的に自分の休みも木曜、日曜となり、基本的に連休がないということになります。
そのため、旅行に行きたくても休みの前日に、仕事終わりから出発して一泊、となり、なかなか気軽に旅行に行くことができません。
また、連休がないことでしっかり休んだ気がしない・・・と、疲れが取れきれないまま働く人も多いです。
歯科衛生士を辞めたらどんな仕事に就きたい人が多いの?
歯科衛生士を辞めたいといっても、今までその勉強しかしてこなかったので、ほかにどんな転職先があるかわからない、歯科衛生士としてのスキルしかないし、どんな仕事に就けばいいのだろう・・・
そもそも歯科衛生士を辞めたらほかに雇ってくれるところはないのでは?
そんな風に不安な気持ちを抱えているかもしれませんが、安心してください。
世の中には、あなたが知っている何倍もの仕事があります。
ここでは、歯科衛生士にはなかった魅力のある仕事や、今までのスキルを活かせるおすすめの転職先をご紹介します!
できるだけ人間関係で悩まない職場で働きたい
歯科衛生士として働く人の割合は、女性が多数を占めるので、必然的に職場の男女比も女性の割合が高くなります。
そのような理由から、女性特有のいざこざや風通しの悪い環境に参ってしまうと、その環境から離れたいと思うのは自然なこと。
仕事を辞めたいと感じる一番の原因が人間関係であれば、比較的男性が多い職場に転職することがおすすめですが、今のスキルを生かしたいと思ったら、念入りに口コミや体験談を調べ、風通し良さそうな職場を探してみましょう。
歯科衛生士としてのスキルを生かした仕事に就きたい
せっかく長年勉強し、試験にも合格したのだから簡単にそのスキルを手放すのはもったいないと感じる人も多いと思います。
その場合、歯医者に努めるという働き方だけではなく、公務員や歯科専門学校での講師、もしくはフリーランスとして働くという選択肢もあります。
公務員として働く場合、公務員試験を受けなくてはなりませんが、公立病院や保険センター、臨時職員などとしてスキルを生かしながら働き方、環境を変えることができます。
また、公務員として働くと、福利厚生がきちんとしていたり、社会的な信用も高いところがメリットとしてあげられます。
思い切って別の仕事をしてみたい
歯科衛生士として働く人のほとんどは、学生時代から歯科に関する専門学校へ通い、研修や試験を経て就職するといった流れで、専門的に勉強をしてきた人ばかりです。
逆にそれ以外の仕事を知る機会、関わる機会がなかったという人がほとんどなのではないでしょうか。
このタイミングで新しいことにチャレンジしてみたい、世界を広げたいという人も多いと思うので、歯科衛生士の仕事とは真逆の営業職や販売職、企画職など
様々な仕事を知るいいきっかけにもなると思います。
もちろん、未経験でも入れるところもたくさんあります。
歯科衛生士を辞めるために準備しておくことは?
歯科衛生士を辞めたいと思ったら、いきなり辞めず事前に準備しておくことが大切です。
というのも、社会のルールというものがあるので、企業によって退職を希望するどのくらい前に退職の意思を伝える、もしくは退職届を出すということが決まっていることがほとんど。
下記では、あなたが歯科衛生士を辞める前にしておくべき4つのことについてご紹介します。
ぜひチャックして、今からしっかりと準備を進めておきましょう。
辞めるタイミングを考えておく
まずは、いつ辞めるのか目安だけでも事前にしっかり考えておきます。
特に歯科衛生士の場合、入れ替わりが少ないので、自分が退職した後にできるだけ早く次の人を迎えるか、自分が退職する前に新人を入れて引き継ぎをするということが理想です。
そういったことを踏まえると、就活をする歯科衛生士の多い1~3月に新人を迎えるために、それよりもできるだけ早めに伝えることをおすすめします。
働きながら転職活動をする
歯科衛生士を辞めて、別の仕事に転職したいのであれば、一番のお勧めは働きながら休みの日を利用して転職活動をすることです。
なぜなら、辞めた翌々月からは当然ながらお給料が振り込まれなくなるので、貯金を切り崩しながら生活しなくてはなりません。
ただし、きちんと伝える前に転職活動をしていることが広まってしまうと、辞めにくい雰囲気になってしまうこともあるので、注意が必要です。
溜まっていた有給を消化しよう
退職する前に必ず確認すべきなのが、自分の有給がどのくらい残っているかということです。
6ヶ月以上働いた場合、10日以上の有給がもらえているはずなので、事前にきちんと確認しておくことが大切です。
なかには、自分から申し出ないと有給を消化できないまま退職という流れになってしまうところもあるようなので、少し言いにくいと感じるところもあると思いますが、勇気を持って聞いておくことをおすすめします。
離職票の届け出を出そう
仕事を辞めると退職後に離職票が送られてきます。
この離職票は、転職・再就職する際にとても大切な書類となりますので、万が一もらえないということがあれば、必ず問い合わせましょう。
仕事を辞めた後、指定の期間内にハローワークへ行って離職票を提出してから転職活動を始め、新しい職場が決まった上で条件を満たしていれば、国から再就職手当を受け取ることもできます。