「安定した仕事に就きたい!」
「定時で帰れる仕事に就きたい!」
「将来性が高そうだから郵便局で働きたい!」
郵便局に勤める人は、そんな風に比較的安定思考の人が多い傾向にあります。
しかし、実際に働いてみると、全然安定じゃない!定時に帰れない!など、思い描いていた仕事と現実のギャップに不満やストレスを感じている人も多く、
「実は転職したいと考えている・・・」
「郵便局じゃないところで働きたい・・・」
と考えている人も少なくはありません。
実際私自身も、郵便局で働いていた経験があるので、同じように郵便局で働く人の悩みや苦労が良くわかります。
今回は、そんな私から郵便局での仕事を辞めたいあなたに向けて、転職で失敗しないための心得をお伝えします!
ぜひ参考にして、できるだけストレスがかからず、少しでも楽しく仕事に望める働き方を実現させましょう!
そもそも、あなたはどうして郵便局での仕事を辞めたいの?
まずは、あなたがどうして郵便局での仕事を辞めたいのか、自分自身ではっきりと自覚しておくことが大切です。
なぜなら、新しい仕事を探すときに、また同じような不満やストレスを抱える可能性のある職場環境に転職してしまったら、本末転倒ですからね。
下記では、実際に郵便局職員として働く多くの人が抱える悩みについてお伝えしますので、共通する部分があるかチェックしてみましょう。
ノルマがきつすぎて辞めたい
安定した仕事だと思われがちな郵便局でのお仕事ですが、予想以上に辛いところはノルマがあるところ。
年賀状やお歳暮はもちろん、保険などにもノルマがあります。
特に年賀状などは、年々出す人が減っているため、なかなかノルマを達成することは難しくなっており、親戚や友達などに毎回連絡して枚数を稼ぐことにも疲れてきます。
それでもノルマに達しない場合は、地腹で大量に年賀状を購入する人もいるほど。
ひどいところでは、上司から地腹購入を強いられることもあるようです。
そのように、いつも何かに追われていて気が休まらない、プレッシャーやストレスを感じるとの理由から、郵便局をやめたいと感じる人は多いです。
外回りで体が持たない
自分の担当するお客様の元へ、男女関係なくバイクなどで営業に向かう外回りのお仕事。
たとえ、雨の日や雪の日であっても仕事なのでいかなくてはなりません。
そのため、体調を崩しやすくなったり、一日中外回りをして毎日ヘトヘトになって帰宅する現状から、別の仕事への転職を希望する人は多いです。
人手不足もあり、サービス残業せざるを得ないから辞めたい
定時に帰れる安定した仕事だと思われがちですが、実際はそううまくいくものではありません。
特に配達や営業を担当する人は、お昼休憩もしっかり取れなかったりするものの、データ上ではしっかりとったことにしないと上司から呼び出されるなど、
働いている時間の給料ですら意図的に減らされてしまうことも・・・
さらに、定時にタイムカードを切り、その後も仕事を続けるサービス残業も当たり前のように行われているところもあります。
そのような理不尽な仕事環境に疲弊してしまい、転職を考える人も多いです。
郵便局での仕事を辞めたらどんな仕事に就きたい人が多いの?
郵便局の仕事を辞めたいといっても、ほかにどんな仕事があるのかわからないし、雇ってくれるところも見つからないのでは・・・
そもそも自分に向いている仕事があるのかもわからない・・・
そんな風に、転職に興味はあるものの、不安な気持ちを抱えてはいませんか?
しかし、そんなあなたも安心してください。
世の中には、あなたが思っている以上にたくさんの仕事があるものです。
そのため、自分には今の仕事しかない!
と、現時点で思っていたとしても、新しい仕事にチャレンジしてみたら以外と向いていた、楽しかったということも、実は良くあることなのです。
郵便局で働いているといっても、窓口や配達員、営業など様々な職種があると思います。
ここでは、郵便局で働くあなたのスキルを活かせる仕事や、同じように郵便局を辞めたいと思っている人が、転職先として希望する仕事についてご紹介します!
窓口での経験を活かした仕事に就きたい!
窓口を担当している人は、お客様と直接関わることが多いため、コミュニケーション能力が高かったり、効率的に仕事をこなすスキルが身についている人が多いです。
そのため、対面で人と関わる企業の受付やホテルのフロント、カウンターでの販売職などで、能力を発揮することができます。
また、そのほかにも効率よくタスクをこなしていた処理能力の高さを活かし、一般事務のお仕事も向いています。
配達員の経験を活かした仕事に就きたい!
配達員の仕事を担当していた場合、土地勘があったり、効率的にお客様の家を回るための能力などが身についていることでしょう。
そのため、身についたスキルを活かすためには、タクシードライバーやトラックの運転手、荷物の配達員などが向いていると言えます。
逆に、外回りや配達の仕事が辛くて仕事を辞めたいと思うのであれば、社内で仕事ができる事務職や経理などの仕事もおすすめです。
営業の経験を活かした仕事に就きたい!
郵便局で営業の仕事を担当していた場合、コミュニケーション能力や、お客様の話をしっかりときき、悩みを解決できるような商品を提案することが得意な人が多いのではないかと思います。
そのため、そのスキルがあれば、どの企業に入っても営業職として活躍することはできます。
というのも、商材は変わるとしても根本的な提案や悩みを解決する力は変わらないからです。
しかし、営業職だと郵便局以外にもノルマがあるとことも多いです。
そのため、今の仕事をノルマが原因でやめたいと感じていたら、転職前にノルマがあるのかしっかりとリサーチしておくことが大切です。
郵便局を辞める前に準備しておくべきことは?
郵便局をやめたいと思ったら、いきなりやめずにあらかじめ準備しておくことが大切です。
なぜなら、世の中には社会のルールというものがあり、企業によってどのくらい前に退職届を出さなくてはいけないなど、決まっているところも多いからです。
特に、ルート営業などで自分の担当するお客様が決まっている営業職などは、突然やめてしまうと業務に大きな支障をきたし、自分はもちろん会社の信用も失い兼ねません。
下記ではあなたが郵便局職員をやめたいと思ってから実際に辞めるまでにすべきことについてご紹介します。
ぜひチェックして、今からしっかりと準備を進めておきましょう。
あらかじめ辞める時期の目安を考えておく
退職、転職を考えたらまずは、今働いている郵便局の仕事をいつまでに辞めるのか、だいたいでいいので目安を考えておきます。
というのも、辞めたいと思いながらも具体的な時期を決めていないせいで、行動に移せていない人は多いです。
辞める時期を決めておかないと、辞めるための次のアクションを起こすことができず、ダラダラと続けてしまう人が多いです。
なんとなく辞めたいというものではなく、絶対にやめるという強い意志がある場合は必ず、
「半年後にやめる!」
「今年の3月いっぱいで辞める」
など、大体の目処を立てておきましょう。
そうすることで、実際に退職の意思を伝えるべき時期も明確になるので、次のアクションを起こしやすくなります。
仕事終わりや休日を使って転職活動をする
仕事を辞めたいと考えていても、実際にやめるとなると退職した翌々月からはお給料が振り込まれなくなります。
そのため、貯金を切り崩しながら転職活動をすることになります。
数日程度ならいいものの、なかなか転職先が決まらず、数ヶ月・数年と仕事探しをすることになると、退職手当はもらえるものの、貯金が減って行く恐怖や焦りを感じ、
妥協して就職先を決めてしまったり、焦ってブラック企業に入ってしまい兼ねません。
そのため、どうしても今すぐ辞めないとダメ、体と心が限界という人以外は、お金や心の余裕のことを考え、働きながら転職活動をすることがおすすめです。
会社の就業規則をきちんと確認しておく
仕事をやめようと思ったら、とても大事な就業規則についても確認しておくことが大切です。
きちんと調べて、トラブルを防ぎましょう。
就業規則を確認するとはどういうことかというと、退職金はいつからもらえるのか、有給はどのくらい残っているのか、退職の意思はどのくらい前に伝えるべきなのか、などのことです。
どの企業にも言えることですが、就業規則をきちんと知らなかった場合、もらえるはずの退職金を受け取ることができなかったり、有給を消化できないまま退職させられた・・・
などということはよくあります。
このようなトラブルを防ぐためにも必ず確認しておき、円満に退社できるよう心がけることをおすすめします。