お花が好き!
可愛いお花に囲まれて仕事がしたい!
お花を通してたくさんの人を幸せにしたい!
そのような思いから、お花屋さんの仕事に憧れを抱き、実際に仕事に就いた人は多いのではないかと思います。
しかし、実際に働いてみると、自分の思い描いていたお花屋さんの仕事とのギャップや、予想以上の過酷さに「実は転職したいと考えている・・・」「辛いことも多く、ストレスを感じているので辞めたい・・・」などと考える人も少なくはありません。
実際に私もお花屋さんとして働いた経験があるので、花屋で働く苦労や悩みを抱える人の気持ちが良くわかります。
今回は、そんな私から花屋を辞めたいあなたに向けて、転職で失敗しないための心得をお伝えします!
そもそもあなたは、どうして花屋を辞めたいの?
まずは、あなた自身がどうして花屋の仕事をやめたいのか、はっきりと自覚することが大切です。
なぜなら、新しい転職先を探すときに、また同じような職場環境を選んでしまったら本末転倒ですからね。
下記では、花屋として働く男女の悩みについてお伝えしますので、共通する部分があるか探して見ましょう。
予想以上に重労働だから辞めたい
お花屋さんとしての仕事は、毎日可愛いお花に囲まれ、一見華やかな世界に見えますが、実際に働いてみるとそのギャップに驚く人も多いと思います。
というのも、花屋での大切なお仕事の1つに、仕入れた花の「水あげ」というものがあります。
これは、お花を仕入れたときにダンボールいっぱいに数十本~数百本単位で入ってくるお花に水を吸わせるため、茎を少しカットし、たっぷり汲んだ水の中に入れるという大事な作業ですが、実際にやってみるとかなりの重労働。
花は水が入った状態では届かないため早く水にいれて上げ開ければとスピード勝負にもなりますし、水とお花がたっぷり入った重いバケツを店頭に並べたり、移動する際には体にも負担がかかり、腰を痛めてしまう人も多いです。
市場での仕入れが朝早すぎて辞めたい
花屋の朝はとても早いです。
特に市場へ行って直接仕入れる場合、早朝5時前後に一番のピークを迎え、8時ごろにはすでに人も商品もまばらになってきます。
発注して送ってもらうこともできますが、直接市場で買い付けたほうが圧倒的に安く、品揃えも多かったりするので、頻繁に市場に行くとなると毎朝夜明け前に起きなくてはならないなど大変に感じているのではないでしょうか。
人間関係が辛くて辞めたい
花屋は女性が多い職場でもあります。
また、こだわりやプライドが強い人が多い職場とも言われています。
特に長年働いていて、比較的年齢層が高い職場であると、先輩社員から嫌味を言われたり、きちんとやっているのに文句を言われた・・・という経験をした人もいるのではないでしょうか。
すべての花屋で人間関係が悪いという訳ではありませんが、仕事をやめたい一番の理由が人間関係ということも、実は良くある理由のひとつなのです。
給料が低いのでやめたい
一般企業の正社員と比べて、花屋で働く人の給料は少ないと感じる人は多いでしょう。
というのも、店舗を運営するためのテナント料(家賃)や人件費などの経費にたいして、花は単価が低いところに理由があります。
そう行った部分を読み解いていくと、給料が低いということは仕方がないといえば仕方がないことですが、好きで始めたけどどうしてもこの給料じゃやっていけないと泣く泣く転職を考える人も多いのではないでしょうか。
辛いことがあっても常に笑顔でいないといけないから辞めたい
これは、花屋に限らずサービス業で働くすべての人に当てはまることと思いますが、仕事やプライベートで辛いこと、嫌なことがあっても決して顔には出せません。
特に花屋では、素敵なお花を求め自分用、プレゼント用にとワクワクしながら買いに来るお客様の前では、常に笑顔でいなくては感じの悪い花屋だと思われてしまうのです。
ほんとは仕事が辛いのに無理をしてでも笑顔でいなくてはならないのが余計に辛いと感じる人もいるでしょう。
花屋を辞めたらどんな仕事に就きたい人が多いの?
花屋を辞めたいといっても、その後にどんな仕事に就けばいいのか、専門的なスキルがある訳でもないし、ほかにどんな転職先があるのかわからない・・・
そもそも他に雇ってくれるところもないのでは?
などと心配してしまうこともあるかもしれませんが、安心してください。
世の中には、あなたが知っている何倍もの仕事があります。
ここでは、お花屋さんにはなかった魅力のある仕事や、今までのスキルを活かせるおすすめの転職先をご紹介します!
あまり体に負担がかからない立ち仕事以外の仕事に就きたい
今まで重いものを運んだり、一日中立ちっぱなしだったりと、体力的に厳しいということを感じていた人は多いことだと思います。
次に働く職場では座って仕事ができる環境がいいと考えたことはありませんか?
そんなに好きで楽しいと感じる仕事であっても、体を壊してしまったら続けられるものも続けられなくなってしまいます。
そのため、できるだけ体に負担のかからない仕事に就きたいと感じたら、事務や経理、受付などのお仕事がおすすめです。
お花屋さんのお仕事とは、職種や仕事内容が大きく変わってしまいますが、心機一転新鮮な気持ちで望むことができるため、新しい発見があったり、自分の体を大切にできるので、プライベートもより充実した日々が送れるかもしれません。
できるだけ人間関係で悩まない職場で働きたい
先ほどお伝えしたように、お花屋さんで働く人は女性が多いため、必然的に職場の男女比も女性の割合が高くなります。
そういったことから、女性特有のいざこざや風通しの悪い環境に参ってしまうと、その環境から離れたいと思うのは自然なことです。
そのようなことが原因で転職を考えているのであれば、比較的男性の比率が高い職場に転職することがおすすめです。
給料が高い仕事に就きたい
今まで給料が低かった分、転職をするなら絶対にいまの仕事よりも給料が高くて、しっかりボーナスがもらえるところで働きたいですよね!
サービス業は比較的給料が低い業界でもあるので、お金の面を優先させたいと思ったら、一度お花屋さんから離れ、比較的給料の高い不動産、証券会社、IT
営業など思い切って職種を変えて見るのも手です。
お花屋さんを辞める前に準備しておくことは?
花屋を辞めたいと思ったら、いきなり辞めず事前に準備しておくことが大切です。
というのも、社会のルールというものがあるので、企業によって退職を希望するどのくらい前に退職の意思を伝える、もしくは退職届を出すということが決まっていることがほとんど。
下記では、あなたがお花屋さんを辞める前にしておくべき4つのことについてご紹介します。
ぜひチェックして、今からしっかりと準備を進めておきましょう。
辞めるタイミングを考えておく
まずは、いつ辞めるのか事前にしっかり目安を考えておきます。
◯月までに辞めたい、◯ヶ月後に辞めたいなど月を基準に考えてもいいですが、できるだけ花屋の繁忙期である母の日やクリスマス、バレンタインなどのイベントが終わった後がおすすめです。
しかし、う辞めるタイミングについてあまりにも深く考えすぎると、辞めるタイミングを逃してズルズル働かざるを得なくなってしまいます。
いつ辞めても他のスタッフやお店に他所の負担がかかることは変わらないので、なかなかタイミングが決められないと思ったら、勢いで言ってしまうのも手です。
そのため、絶対に辞めると決めたら、たとえ引き止められてもブレない、強い意思を固めておくことが大切です。
働きながら転職活動をする
花屋の仕事を辞めて、別の仕事に転職したいのであれば、一番のおすすめは働きながら休みの日に転職活動をすることです。
なぜなら、当然ながら辞めた翌々月からはお給料が振り込まれなくな流ので、貯金を切り崩しながら、生活しなくてはなりません。
職場ないに心を許せる人がいたら転職や退職について、相談したくなると思いますが、自分からはっきり伝える前に噂で広まってしまうと、仕事をやめにくい雰囲気になってしまうこともあるので、注意が必要です。
溜まっていた有給を消化しよう
退職する前に必ず確認すべきなのが、自分の有給がどのくらい残っているのかということ。
6ヶ月以上働いた場合、10日以上の有給がもらえているはずなので、事前にきちんと確認しておきましょう。
中には、自分から言わないと有給を消化できないまま退職という流れになってしまうところもあるようなので、少し言いにくいと感じることもあるとは思いますが、勇気を持って聞いておくことをおすすめします。
離職票の届け出を必ずだそう
仕事を辞めると、退職後に離職票が送られてきます。
この離職票は、転職・再就職する際にとても大切な書類です。
万が一もらえないということがあれば、必ず問い合わせましょう。
仕事をやめた後、指定の期間内にハローワークへ行って離職票を提出してから転職活動を始め、新しい職場が決まって条件を満たしていれば、国から再就職手当を受け取ることもできます。