「飛行機に乗った時に見たキャビンアテンダントさんのようになりたい!」
「飛行機や旅行が大好きで空港関係の仕事に就きたい!」
「英語を喋れるようになって世界中の人と関わる仕事がしたい!」
そんな思いや憧れを抱き、キャビンアテンダント(CA)の仕事についた人は多いのではないかと思います。
しかし、夢を叶えたのはいいものの、自分が思い描いていたキャビンアテンダントの仕事と現実とのギャップや、予想以上にかかるストレスに耐えられず、
「実は転職したいと考えている・・・」
「キャビンアテンダントを辞めたい・・・」
と考えている人も少なくはありません。
実際に私自身も、キャビンアテンダントとして働いていた経験があるので、キャビンアテンダントとして働く人の苦労や悩みもよくわかります。
今回は、そんな私からキャビンアテンダントを辞めたいあなたに向けて、転職で失敗しないための心得をお伝えします!
ぜひ参考にして、できるだけストレスがかからず、少しでも楽しくお仕事に望める働き方を実現させましょう!
Contents
そもそもあなたはどうしてキャビンアテンダントをやめたいの?
まずは、あなたがどうしてキャビンアテンダントの仕事を辞めたいのか、はっきりと自覚しておくことが大切です。
なぜなら、新しい仕事を探す時に、また同じような不満やストレスを抱える可能性のある職場環境に転職してしまったら、本末転倒ですからね。
下記では、実際にキャビンアテンダントとして働く多くの人が抱える悩みについてお伝えしますので、共通する部分があるかチェックして見ましょう。
求められるハードルが高くプレッシャーに耐えられないから
キャビンアテンダントのお仕事は、誰でも簡単になれる職業ではありません。
そのため、語学や気配りなど、かなり細かいところまで勉強して、やっとの思いで実現できたという人がほとんどだと思います。
しかし、実際にキャビンアテンダントとして働いてみると、想像以上に求められることが多く、毎日かなりのプレッシャーの中で仕事をしていくことが辛いと感じている人も多いことでしょう。
そのようなプレッシャーをストレスに感じる場合、そのまま我慢して続けていると自分の体を壊してしまったり、業務にも支障をきたしてしまう可能性もあるので注意が必要です。
不規則な生活で体調を崩してしまったから
キャビンアテンダントとして働くと、生活リズムが不規則になりがちです。
というのも、ロングフライトで常に気を張っていなければならなかったり、気圧の変化や時差などで体に負担がかかりやすいことが原因としてあげられます。
もちろん土日休みではなく、4勤2休など不規則な勤務サイクルだったり、海外のフライトが多いと、日本でゆっくりする時間はほとんど取れず、体が休まらないということもよくあります。
また、気圧の変化で航空中耳炎を発症してしまい、ドクターストップでキャビンアテンダントのお仕事をやめざるを得なくなってしまうという人もいるのが実際のところです。
人間関係が上手くいっていないので辞めたい
キャビンアテンダントのお仕事は、チームで動くことが多いです。
そのチームも毎回同じ人と一緒というわけではありません。
毎回違う人と一緒に仕事をするというのは、常に新しい人たちとチームワークを作っていかなければならないので、お客様以上に気を使うこともあります。
ロングフライトで長時間共にしなくてはならないことも多いため、あまり気が合わない人や苦手な人がいる場合は、人間関係もストレスの原因になってしまうことは良くあることです。
キャビンアテンダントの仕事を辞めたらどんな仕事に就きたい人が多いの?
キャビンアテンダントの仕事をやめたいといっても、ほかにどんな仕事があるのかわからない・・・
今までキャビンアテンダントになりたくてがむしゃらにやってきたから、いまの仕事をやめた後のことは想像もつかない・・・
そんな風に転職に興味はあるものの、自分が希望の仕事に転職できるのかと不安な気持ちを抱えてはいませんか?
そんなあなたも安心してください。
世の中には、あなたが思っている以上にたくさんの仕事があるものです。
そのため、自分にはキャビンアテンダントの仕事しかない!
と、現時点で思っていたとしても、新しい仕事にチャレンジして見たら以外と向いていたということも、実は良くあることなのです。
ここでは、キャビンアテンダントとして働くあなたのスキルを活かせる仕事や、同じようにキャビンアテンダントを辞めたいと思っている人が、転職先として希望する仕事についてご紹介いたします!
英語を話せることを生かした仕事に就きたい
キャビンアテンダントとしてお仕事をしていると、英語を話せる人が多いと思いますが、これはすごい強みです。
英語が話せるということを生かして、様々な仕事で活躍することは十分可能です。
例えば、ツアーガイドや英語の先生など、直接英語を使った仕事はもちろん、海外支店のある企業や、貿易関係の会社など、海外の人とやりとりする機会が多い仕事でも活躍することができると思います。
気配りや対応力を生かした仕事に就きたい
今まで様々なお客様やトラブルに対応してきたことで身についている、気配りやサービスレベルの高さを生かした仕事は、あなたの能力を最大限に活かすことができるでしょう。
キャビンアテンダントという仕事を通して身につけた、綺麗な言葉遣いや先を読む力は、かなりハイレベルなスキルと言えます。
そういったスキルは、どんな仕事にも役立つもの。
面接でも十分にアピールできる強みになります。
誰かのサポートをする仕事に就きたい
キャビンアテンダントのお仕事は、乗客が機内で快適に過ごせるようサポートする役割を担っています。
そのように、誰かを助けたい、サポートしたいという気持ちが強い人は多いと思います。
そういった思いや、身につけたスキルを生かし、秘書やアシスタントなどのサポート業務も向いています。
サポートに徹する仕事は、先を読んで行動する力や、キャビンアテンダントとして身につけた手際の良さを発揮することができるはずです。
キャビンアテンダントを辞める前に準備しておくべきことは?
キャビンアテンダントを辞めたいと思ったら、いきなり辞めずにあらかじめ準備しておくことが大切です。
というのも、社会のルールというものがあり、企業によってどのくらい前に退職届を出さなくてはいけないなど決まっているところも多いです。
特に、チームで仕事をしていたり、前もってフライトの予定が出るキャビンアテンダントの仕事は、突然辞めてしまうと業務に大きな支障をきたし、大変なことになりかねません。
下記では、あなたがキャビンアテンダント の仕事をやめたいと思ってから、実際に辞めるまでにすべきことについてご紹介いたします。
ぜひチェックして、今からしっかりと準備を進めておきましょう。
大体でいいので、辞める時期の目安を考えておく
まずは、今働いているキャビンアテンダントの仕事をいつまでに辞めるのか、大体でいいので目安を考えておきましょう。
やめたい気持ちはあるものの、具体的に辞める時期を決めず、だらだら続けている人は多いです。
しかし、時期を決めずにいると、辞めるための次のアクションを起こせず、嫌だと思いつつも現状を維持してしまう人がほとんど。
なんだかんだそれでいいのなら話は別ですが、絶対にやめるという強い意思がある場合は、必ず
「半年後に辞める!」
「今年の半年いっぱいで辞める!」
など、大体の目処を立てておくことで、実際に退職の意思を伝えるべき時期も明確になり、次のアクションを起こしやすくなります。
仕事をしながら次の転職先についても調べる
通常、仕事をやめようと思ったら、働きながらも仕事終わりや休日に面接に行ったりと、就職活動を進めておくことがおすすめです。
しかし、キャビンアテンダントとして働いている場合、勤務形態がかなり不規則だったり、日本に帰る暇もないということも良くあります。
それは仕方がないことでもありますが、だからと言って何もしないでいたら現状は変わりません。
仕事の合間や休みの日に、転職候補の企業について調べて見たり、エントリーシートや履歴書を書いておくこともおすすめです。
会社の就業規則をきちんと確認しておく
ある意味1番大切なことだと言える会社の就業規則について、きちんと調べて、トラブルが起こることを防ぎましょう。
例えば、退職金はいつからもらえるのか、有給はいつから消化できるのか、退職はどのくらい前から伝えるべきなのかなど。
どの企業にも言えることではありますが、就業規則をきちんと知らなかった場合、もらえるはずの退職金を受け取ることができない、有給を消化できないまま退職させられた・・・
などということも良くあります。
このようなトラブルを防ぐためにも必ず確認しておき、円満に退社できるよう心がけることをおすすめします。