「私はヨドバシカメラで3年ほど働きましたが、長時間労働のわりに給料が低いことなどを理由に、退職しました。
そのため、仕事に対して不満が募り、ヨドバシカメラを退職したいと思う人の気持ちは良くわかります。」
実際に、ヨドバシカメラで働いているあなたも、一度は辞めたいと感じたことがあるのではないでしょうか?
なぜなら、私の同僚も「仕事が辛くて辞めたい・・・」「働き方に関して不満がある・・・」と悩んでいる仲間がたくさんいましたからね。
今回は、「ヨドバシカメラを辞めたいけどなかなか辞められない」というあなたに受けて、転職で失敗しないための心得をお伝えします!
では、早速ですがまいりましょう。
そもそも、あなたはどうしてヨドバシカメラを辞めたいの?
「まずは、自分がどうしてヨドバシカメラで働くことを辞めたいのか、しっかりと自覚しておくことが大切です。」
なぜなら、やめたい理由を明確にしておくことで、次に仕事を探すときに、また同じような職場環境や労働環境を選ばないようにするための基準や条件を知ることができるからです。
下記では、実際にヨドバシカメラで働く多くの人が抱える仕事の悩みについてお伝えしますので、共通する部分があるかチェックしてみましょう。
勤務時間が長すぎるので辞めたい
接客の仕事で、夜遅くまで空いているお店に勤めていると、定時に仕事を終えて帰るということは正直かなり厳しいです。
なぜなら、例えば早番で定時に上がろうとしても、店内でお客様から声をかけられればそのまま対応に入り、なかなか仕事を切り上げることはできません。
さらに、人手不足や繁忙期の時期になると、毎日何時に退勤できるかわからないという状況が続いてしまうことになります。
仕事終わりに食事に行く約束がある、子供が寝る前に家に帰りたいなどと思っていても、結果的に残業で帰れるのは閉店後・・・
なんてことも、珍しいことではありません。
そういった長時間労働に対する様々な不満からやめたいと感じたことがある人は多いのではないでしょうか。
給料がなかなか上がらないので辞めたい
ヨドバシカメラの給料には、ジョブランク制度というものがあります。
これは、目標を上司と話し合って決め、自己の成長を実現するための成果承認制度です。
半年ごとに上司とともに自分に合わせた目標を決め、この目標の達成度合いなどから成果を評価し、給与に反映させるという特殊な制度です。
この制度から見ると、かなり実力主義な感じがしますが、実際はそれとは別に年功序列や学歴も関わってくるという口コミもあります。
給料が高くないということはもちろんですが、昇級制度が曖昧で、昇級の見込みがわかりにくいというところも、給料に対する不安や不満を抱きやすくなってしまっています。
シフト制から体力の限界を感じて辞めたい
ヨドバシカメラは、朝早くから夜遅くまでの勤務があるシフト制という働き方です。
そのため、生活リズムが狂いやすく、働き方が原因で体調を崩しやすくなってしまう人も多いです。
さらに、希望休が取りにくく、なかなか休みたいときに休みが取れないことに不満を抱きがちなこと。
また、有給ですら勝手に日程を決められてしまったという人もいるので、完全に仕事中心の生活になってしまい、プライベートがおろそかになってしまうことから、
働き方を変えたいと感じているのではないでしょうか。
クレーム対応や仕事量が多すぎるので辞めたい
特に電子機器などは、操作が分かりにくかったり、難しいものも多いため、ちょっとしたことでもクレームになってしまいやすいです。
また、販売している商品数が多い分、様々なことを知っていなくてはならない上に、どんどん新商品も入ってくるため、商品知識を覚えるのも一苦労。
基本的な仕事量に加えて、覚えることが多すぎるため、ストレスを感じている人は多いです。
ヨドバシカメラを辞めたい社員のリアルな声とは?
では次に、ヨドバシカメラを辞めたいと考えている現役社員の生の声をご紹介します。
下記では、8人の男女の本音をお伝えしますので、自分にも共通する部分があるかチェックして見てください。
休みに対する不満
「旅行に行くことが趣味でしたが、希望休が全く通りません。
そのため、土日休みの彼女と予定を合わせることもできなくなり、すれ違いが増えたことから別れを切り出されてしまいました。
別れを切り出される前に退職していればよかったと今でも後悔しています。」
「繁忙期だと結婚式ですら有給を使うことができなかったので、大親友の結婚式もなくなく欠席に・・・
一生に一度のことなのに仕事を選んで式に行ってあげられなかったことを、お互い根に持ってしまっています。
大切な人の大切な日に仕事をしている自分に苛立ちさえ感じました。」
拘束時間が長すぎる働き方への不満
「拘束時間が異常に長く、7時~22時まで勤務するということも良くありました。
その間常に接客し、立ちっぱなしなので、体力的にも限界です。
店舗スタッフから部署移動することもほとんどないので、将来性も感じられず辞めたい気持ちが増していく一方です。」
「ベテランスタッフがほとんどおらず、定年まで働いている人を見たことがありません。
また、キャリアアップしている人もほとんどいないので、このまま働いていていいのかと不安になることが多いです。
家族を養っていくことを考えると、限界を感じるので転職を検討しています。」
人間関係・職場環境の不満
「残業も多く、給料も上がらないという働き方から会社全体の社員のモチベーションが低いと感じます。
やりがいや目標を持って働いているという人をほとんど見かけません。
この環境がおかしいと声をあげる人もいないため、みんな疲弊しながらなんとか仕事をこなしているという感じです・・・」
「部署によってはエアコンがなかったり、ロッカーが男女一緒の上に鍵がついていないので不用心など、職場環境や設備の面でも不安を感じます。
安心して働ける環境を整えて欲しいと思っています。」
接客業・仕事内容に対する不満
「人が好き、人と関わる仕事に就きたいと思ってこの仕事に就きましたが、あまりの忙しさに自分の想像していた接客業としての働き方と全く違うと感じてしまいます。
さらに、人手不足から店内にスタッフが全然いないというクレームをいただくことも多く、より丁寧にお客様に寄り添えるよう人手を増やして欲しいです。」
「毎日が同じことの繰り返しで、スキルが上がるわけでもないし、昇級するわけでもない・・・
やりがいを感じられなくなっていくばかりなので、近いうちに転職したいと考えています。」
ヨドバシカメラを辞めたいと思ったら、準備しておくべきことは?
ヨドバシカメラを辞めたい理由が明確になったところで、実際にやめようと思っているあなたがとるべき行動についてお伝えしていきます!
参考にすることで、あなたがヨドバシカメラを退職するときの手助けになるはずです。
実際に辞める時期について決めておく
今すぐ辞めたいのは山々ですが、中にはこのイベントが終わってから、繁忙期が落ち着いてから、など辞めやすい時期があることもあります。
辞めるということを決めたら、できるだけ早めに予定を立て、伝える時期をあらかじめ明確にしておきましょう。
しかし、この繁忙期が終わったら辞める!
と思っていても、店舗販売をしている以上、イベントや季節の特集などは常にあると思います。
タイミングを逃していつまでも辞められないくらいであれば、後のお店のことは考えず、思い切って今すぐ伝えてしまうというのも手です。
辞めると決めたら意思を貫き、きっぱりと伝える
辞めるということを伝えると、ほぼ100%の割合で引き止められることと思います。
頼られることはもちろん嬉しいことですが、だからと言ってとどまってしまうと勇気を出して伝えたことが全て無駄になってしまいます。
人のために頑張ることはもちろん素敵なことですが、何よりも大切なのは自分自身です。
自分で自分を苦しめて辛い思いをしたり、体調を崩してしまったり、仕事が原因で家庭環境を壊してしまうなんてことは、あってはならないのです。
そもそも「辞める権利」は以下の通り法律で保証されています。
「民法627条より
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れから2週間を経過することによって終了する。」
このように、法律で定められているため、きちんと連絡を入れさえすれば、会社側に辞めることを受け入れられなかったとしても、仕事を辞めることができます。
たとえ引き止められたり、受け入れられなかったとしても、就業規則よりも法律の方が重要なので、問題ありません。
そうはいっても、引き止められて少し心が揺れるということは実際によくあること。
それでも最初にしっかりと意思を固めておき、ブレることなく自分の思いを貫き通しましょう。