「介護福祉士を辞めたい!」労働量の割に合わない給料に不満がある方へ。

大塚

こんにちは、私は介護福祉士として4年ほど働きましたが心身共に疲弊し辞めました。

そのため、介護福祉士を辞めたいと思う気持ちは、誰よりも理解しているつもりです。

実は私は辞めたい気持ちをずっと持っていましたが、ズルズルと4年間も働いていました。

辞めた理由は心身共に疲弊してしまい、精神疾患に見舞われたことが大きな要因の一つです。

そのため、私のように辞めたいけど辞められない、そんなあなたに向けてメッセージを送ります。

今回は、私の経験をもとに介護福祉を辞めたい人の悩みや、退職するための心得をお伝えします。

では、早速ですがまいりましょう。

そもそも、どうしてあなたは介護福祉士を辞めたいの?

大塚

まずは、あなたが「どうして介護福祉士を辞めたいのか?」しっかりと、自己分析しておくことが大切です。

なぜなら、辞めたい理由を明確にしておくことで、納得して退職できますし転職先へスムーズに行けますからね。

人間関係が原因で辞めたい

介護福祉士を辞めたい理由の一つに、利用者とその家族、そして職場内の人間関係に悩みを抱え、退職するケースが多いです。

特に介護福祉士は、利用者からの愚痴やクレームなどの吐き出し相手になりやすく、徐々にストレスを溜め込んでしまいます。

また、同じ小さなコミュニティでお仕事しなければならず、上司や同僚とのいざこざががったりと、人間関係に悩みを抱える人もいます。

介護福祉士は、板挟みの人間関係になりやすく、心身共に疲弊してしまい辞めたいと思ってしまうようです。

現に人間関係に悩みを抱え退職していく方が大半だと言われています。

労働量の割に合わない収入

介護福祉士を辞めたい理由に、労働量に見合わない収入の上に、サービス残業もありとても激務だということです。

例えば、トイレ介助、排せつ介助、おむつ交換などもあり、心身共に疲弊してしまう方が非常に多くいらっしゃいます。

また、介護福祉士は看護師よりも収入が大幅に低く、額面で月額18~20万円。手取りで15~18万円くらいが平均です。

ただ、これは早出や夜勤などを入れてこの額しかもらえないため、他業種よりもかなりの安月給だと言えるでしょう。

それが故に、特に若い男性は「もっとお給料が貰える仕事に就きたい」と思い、介護福祉士を辞めたいと思うようです。

不規則な勤務体系に嫌気が指した

施設勤務の介護福祉士は、変則勤務で夜勤をこなすため、早出出勤やサービス残業はザラにあります。

それに加え、世間が正月やゴールデンウィーク、お盆や長期休暇に入っても、介護職員は交代で仕事があります。

介護業界は常に人手不足のため、有給も取らせてくれない雰囲気があり、勤務体系に嫌気がさし辞めていく方が多いです。

待遇が悪かったり薄給だったり、社員を大切にしてくれない会社は、労働環境が整っておらず激務になることがあります。

もし、介護福祉士を辞めたいなら人材を大事に育ててくれる、社員第一に考えてくれる会社を探すことをオススメします。

土日休みの仕事に就きたい

介護の仕事は土日や祝日だからといって、休みになる訳ではありません。

特に介護業界は人員が足りないところが多く、ハードな労働環境になりやすいため、心身共にやられてしまう方もいます。

また、有給休暇を使いたいけど、なかなか使わせてくれないような雰囲気がある職場も多いです。

特に人手不足の会社では長期休暇を取ることは難しく、もっとプライベートを充実させたいと思い悩む方が多いです。

それが故に、土日休みの仕事に就きたいと思い、介護業界から去っていく者も沢山いらっしゃるのが現実です。

介護福祉士を辞めたい8名の現役社員に聞いた本音とは?

大塚

では、次に介護福祉士を辞めたい現役社員のぶっちゃかね意見について、お伝えしていきます。

あなたにも当てはまる部分があるかもしれないので、チェックしてみてください。

給料が低すぎてやってられない

28歳

重労働の割に合わない給料に不満を感じています。

とてもじゃないけど、女性にとってはかなりキツイ仕事です。

せっかく介護福祉士になりましたが、もう他業界へ移動しようと思います。

32歳

学生時代の友人とたまたま飲む機会があったのですが…。

月の収入が40万円を超えていました…。

私は情けなくなり、違った仕事に就きたいと考えています。

ちなみに、32歳で月給は24万円です。とほほ…

心身共に疲弊してしまった

29歳

もう疲れちゃった。

利用者からのクレームもそうだし、苦手なトイレ介助…。

それに加え、職場の人間関係に悩みがあり、辞めたいです。

もう一層のこと介護業界から離れてもいいかなと思っています。

36歳

せっかく介護福祉士になりましたが、精神的にやられて辞めることに決めました。

労働量の割に合わない給料と、重労働な勤務体系に疲弊してしまいました。

もう、やってられません。雇用者を奴隷のように扱わないで欲しいです。

介護の仕事が嫌いになった

26歳

介護の仕事は、本当に疲労感がやばいです。

いつどんな時も、利用者の前では笑顔でいなければいけないので、気疲れが半端ない。

いつの間には、苦労して介護福祉士になりましたが、心の底から辞めたいと思っています。

25歳

人と接することが好きで、介護福祉士になりましたが理想と現実は違いました。

人間関係の悩み、収入の悩み、重労働の悩み、不規則な勤務体系の悩みなどなど…。

介護のお仕事で”好き”というより、”嫌い”な部分が沢山あるので辞めたいです!!

不規則な勤務体系が辛い

36歳

早出があったり夜勤があったり、もう私は疲労困憊です。

「明日仕事に行きたくない…」「早く仕事を辞めたい…」

と毎日のように思っています。今の職場から抜け出したいです!

35歳

前の会社も今の会社も、どこの会社も、不規則な勤務体系で介護業界は辛すぎます。

もう介護業界に10年ほどいますが、離職率が高い原因が本当に良くわかるお仕事です。

私は介護の仕事から足を洗い、もっと楽な事務職やデスクワークなどに就きたいです。

介護福祉士を辞めたいけど辞められない雰囲気がある!

人材がいないから待ってと言われた

大塚

社長に直談判して辞めたい旨を伝えましたが、人材がいないからもうちょっと待ってと言われました。

一度社長に伝えたのですが、「もうちょっと待って」と言われて一年経っても辞められませんでした。

というのも、私も「一度言ったからどうにかしてくれるだろう」と曖昧に考えていたのかもしれません。

また、「二回も言うのはちょっと失礼」と思っていたため、ずっと我慢していたことを覚えています。

ただ、もう限界だと感じ、上司に再度相談し、やっとの事で介護福祉士を辞めることができました。

なので、あなたが今の会社を辞めたいと思うなら、早めの段階から相談しておくことをオススメします。

他の会社に行っても活躍できないと言われた

大塚

私の知り合いの介護福祉士の方は、「今の会社で文句を言うなら、他の会社でも通用しないぞ」と言われたそうです。

特に介護業界は離職率が激しく人材の流動が激しいため、辞めさせないように強い言葉で言ってくる上司も中にはいます。

そのため「やっぱりそうだよな…」と思い込み、ズルズルと辞めたい気持ちを持ちながら仕事をする方も非常に多いです。

それが故に、心身共にやられ精神的に追い込まれてしまい、精神疾患などの病気になった後に退職する方もいます。

何かしらの問題が出てきたときに辞めたいと思っても遅いので、体調を崩す前に退職することをオススメします。

もっと自分を大切にし、仕事を辞めたいと思うなら強い意思を持って、退職する旨を伝えるようにしてください。

皆んなも頑張ってるから言いずらい

大塚

周りの従業員も頑張って働いてるから、なかなか辞めたいと言いずらい雰囲気があります。

介護福祉士を辞めたい気持ちは、皆んな心の底で思っていると感じています。

ただ、皆さんその気持ちを表に出さないため、「私が辞めたら、皆に迷惑をかけてしまう」と思い辞められませんでした。

特に介護福祉士として働く方は心が優しい方が多いため、仕事の悩みがあっても、1人で思い悩んでしまう方が多いと思います。

そのため、ストレスを溜め込んでしまい、体調不良が原因で会社を去っていく方も多いため、自分をもっと大切にするべきだと思います。

もしあなたが介護福祉士を辞めたいと思うなら、あなたの”ちっぽけな勇気次第”を振り絞って、退職する旨を伝えるようにしましょう。