「不動産の営業を辞めたい!」営業職の悩みや退職するための心得について

大西

こんにちは、私は不動産営業職として約5年働きましたが、心身共に疲弊して辞めた経験があります。

そのため、不動産業界の離職理由や辞めたい気持ちは、誰よりも理解しているつもりの27歳です。

実は私は人間関係が原因で以前の不動産の会社を辞めました。

数字が取れなかったこともありますが、毎日上司から暴言や暴力を振るわれていて心身共にやられてしまいました。

電車の中で「仕事に行くくらいなら死にたい」「電車が脱線しないかな」と自暴自棄に陥っていたことを覚えています。

ただ、仕事を辞めて自分の適正にマッチした職場に転職したおかげで、今はそんな悩みは一切ありません。

ここでは、私の経験談をもとに「不動産の営業職の悩み」や「退職するための心得」についてお伝えしていきます。

では、早速ですがまいりましょう。

そもそも、どうしてあなたは不動産の営業職を辞めたいの?

大西

まずは、自分が「どうして不動産の営業を辞めたいのか?」について、しっかりと理解しておく必要があります。

なぜなら、退職理由を明確にしておけば、自分も納得して辞められるため、次の転職先へスムーズに行けますよ。

では、下記では世間の不動産営業職として働く人の、辞めたい理由についてお伝えしますのでチェックしてください。

毎日数字に追われて辛い

不動産の営業職を辞めたい理由の一つに、毎日数字に追われノルマに辛さを感じていることが挙げられます。

当然ですが不動産を売らなければ成果に結びつかず、社内でも評価されにくいため、なかなか昇進できません。

ノルマは”月に数件以上取ること”と予算が設定されますが、上司からのプレッシャーに心身共に疲弊してしまう方も。

また、会社によってはノルマが連続未達成が続けば、給料も下げられてしまうこともあることにも悩みを持っています。

そのため、結果が出ずいつしか不動産を辞めたいと思うようになり、転職を視野に考える方も少なくありません。

クレーム対応がキツイ

不動産の営業職は人の”住”を取り扱うお仕事のため、他業種に比べ直接お客様からのクレームが多いと言われています。

特に商材が高い特徴もありお客様の声をダイレクトに伝わるため、お叱りの言葉を言われることが非常に多いです。

お客様が増えれば増えるほど、クレーム対応が増えていくため、それに耐え切れず辞めていく方もいらっしゃいます。

不動産の営業職は成約時の達成感はありますが、大きなトラブルに発展することもあるので離職率も高いです。

人間関係に悩みがある

特に不動産の営業職は、どこの業界・業種よりもキツイと言われており、すぐに退職してしまう方が非常に多いです。

その一番の原因は人間関係です。

どうしてもノルマが達成しないと、暴言を吐かれたり暴力を振るわれ、精神的にも身体的にも疲弊してしまうようです。

不動産の営業職は肉食系の職場なので、会社の社風や雰囲気が合わず、入社したはいいもののすぐに辞めてしまう方も…。

また、数字が取れないと”できない奴”というレッテルを貼られ、イジメの対象になってしまうこともあります。

まるでドラえもんのジャイアンとのび太の構図のように、イジメられる人、イジメる人が顕著なのが不動産の営業職です。

そのため、「自分には不動産業界は合わない…」「もう辞めたい…」と思ってしまう若い方がとても多い業界です。

週末に仕事になることも多い

不動産を辞めたい理由に、週末に仕事になることが多く、プライベートを充実させたいといった悩みが挙げられます。

特に不動産の営業職は昔から水曜日を定休日としているため、土日に会社が営業していることが大半です。

なぜなら、世間が一般的に休みの日にお客さんが訪れることが多く、土日が稼ぎどきになりがちだからです。

そのため、水曜日も休んだ気がしなく、毎日仕事をしている感じなので、精神的にやられてしまう方も非常に多いです。

不動産を辞めたい営業職は若い20代に多く、”もっとプライベートの時間が欲しい”と思い職を変える傾向があります。

結果が出ないと給料が上がらない

不動産の営業職は結果を出せば出すほど、インセンティブによってお給料が上がっていきます。

ただし、数字が取れないと中には給料を下げられてしまうといった、会社もあるのが実際のところ。

いずれにせよ、寝ても覚めても常に数字を追わなければならず、ノルマに嫌気がさして辞めてしまう方もいます。

ノルマは会社によって異なりますが依然としてどこも高いため、なかなか給料が上がらず辞めたいと思うようです。

不動産の営業を辞めたい10名の現役社員の生の声をお届け!

大西

では、次に不動産の営業職を辞めたい現役社員のぶっちゃけた意見をお伝えします。

あなたにも当てはまる部分があるかもしれないので、共通する悩みがあるかチェックしてください。

激務過ぎて辛すぎる

26歳

一日中テレアポしたり、飛び込み訪問するのが嫌になっちゃいました。

初めは楽しくてやってたのですが、途中で体調を崩すことがよくありました。

それが重なり、激務過ぎて辞めたいと思うようになりましたね。

25歳

もう毎日仕事仕事で本当に辛いですね…。

特に結果が出てないと、上司からゴリ詰されるため、家に帰りたくても帰れない雰囲気…。

朝7時に出勤して夜23時頃帰宅するのが当たり前になってしまいました。

もう激務過ぎて、毎日辞めたい気持ちで仕事に通っています。

嫌いな上司がいる

23歳

私の会社では毎月のように、人が辞めては入ってくる入れ替わりの激しい会社です。

特に人間関係が原因で辞めていく方が多く、社内は常にピリピリしてて緊張感があります。

多くの人は「上司に怒られないように頑張らなくちゃ…」といった雰囲気があるので気持ち悪いです。

私はもっと楽しく落ち着いた雰囲気の中で仕事したいので、今の会社を数ヶ月以内で辞める予定です。

24歳

もう毎日上司から暴言を吐かれたり、ツネってきたり、蹴ってきたりしてきます。

私が数字を取れないからなのは知っていますが、身体的にも精神的にも疲弊してしまいました。

毎日「このクソ会社を辞めたい」と思いながら、まだ退職する旨を言えずに悩んでいます。

サービス残業が多過ぎる

29歳

求人広告に書かれている内容と、入社してからのギャップが激し過ぎます。

特に残業に関しては求人内では触れられていませんでしたが、案の定サービス残業です。

しまいには、19時ぴったりに打刻を押さなければならず、そこから22時まで残業です。

当たり前ですがその時間帯の労働は無償ですので、毎日イライラしながら仕事してます。

34歳

私は以前の会社(不動産営業職)から転職して、今の会社で3年ほど働いています。

2社経験して思うことは、不動産の会社はどこもサービス残業なのでは?ということです。

月に換算すると60時間以上は残業しているので、ざっと計算して約8,9万円はもらえてもいいはず。

ただ、全くもらえないため、今真剣に不動産の営業職を辞めたいと考えています。

体育会系の雰囲気は嫌い

31歳

正直なところ私は体育会系の雰囲気は、とてもじゃないけど辛いです。

朝礼では社訓を合唱し、飲み会ではワイワイはしゃぎ、もう馬鹿みたい…。

もっと私はお洒落で落ち着いた雰囲気の中で、好きな仕事に専念したいです。

今は会社に通いながらも、こっそりと転職活動をしている最中です。

36歳

以前はアパレル職として働いていたのですが、給料に不満があり不動産業界に足を踏み入れました。

ただ、理想と現実は異なり、素直に営業は割に合ってるのですが、会社の雰囲気が大っ嫌いです。

特に若いのが真面目に仕事せず、チャラチャラしてたり、女の話と酒の話ばかり…。

不動産業界が体育会系なのか?今の会社が体育会系なのか?知らないが、もうちょっと落ち着いた職場に着きたい。

土日休みの仕事に転職したい

27歳

正直私の会社では有給休暇はもちろん、週に一度の休みしかないのが現実です。

というか、有給休暇があるけど、取りたいと言えない雰囲気があるのが実際のところ…。

もう私は激務過ぎて、土日休みのIT企業の営業職に転職しようかな?と考えています。

25歳

水曜日しか休日はなく、それに加え帰宅するのは終電前…。

上司からのプレッシャーが凄く、結果が思わしくないと水曜日も仕事させられました。

風通しは良かったですが、上司から怒られまくってたので辞めたいと思うようになりました。

もっと、仕事とプライベートが両立できて、自分の力を最大限発揮できる仕事に就きたいです。

不動産の営業を辞めたいけど辞められない雰囲気がある

結果が出てないと辞めずらい

大西

不動産の営業職は結果が芳しくないと、毎日のように上司に怒られるのはザラです。

それに加え、辞めたいと言いずらい雰囲気を会社が作ってるため、辞めたい気持ちを持ちながら仕事する若い方が多い。

また、辞めたい気持ちがあると仕事のモチベーションが下がるため、悪循環サイクルに陥ることもよくあるようです。

もしあなたが不動産の会社を辞めたいと思うなら、ちょっと嘘をついてでも退職する旨を伝えることが自分のためです。

どこに行っても通用しないと言われる

大西

よく聞く言葉ですが、退職の旨を伝えると「ここで活躍できなければ、どこの会社に行っても通用しない」と言われるケースが多いです。

特に30代40代の上司は、今だに転職を経験したことがないことがあり、もっともなことを言って退職を引き留めようとしてきます。

それはどうしてか?というと、上司は部下が辞められると自分の責任になるため、社内での評価を落としてしまうからです。

ただ、こういった言葉を言われたら、「もうこの会社は無理だ…」と損切りし、新しい職場に就いた方があなたのためでしょう。

辞めたら愚痴を言われそう

大西

不動産の営業職を辞めたいけど辞められない理由は、「自分が辞めたら影で陰口を叩かれるのでは?」と疑心暗鬼になってしまうケースです。

特に結果が思わしくなく辞めると、「アイツは数字が取れなかったから辞めたんだ」とできない奴というレッテルを貼られがちです。

ただ、意外と辞めてしまえば、もうそれっきりなので、あなたのことを言われたとしても、気にしなくて大丈夫ですよ。

次の職場で活躍すればいいですし、またゼロからの人間関係を築けるため、スッキリとした気分で仕事に取り組めるでしょう。

ですが、一度犯した失敗を繰り返さないためにも、焦って転職先を探すのではなく、しっかり自己分析してから転職活動を始めましょう。

不動産の営業職を辞めたいなら退職する前に準備しておくこと

大西

最後にあなたが不動産を辞めたいと思うなら、退職する前に準備しておくべきことがあります。

知識がある人と無い人とでは、損得が明確に別れるため、しっかりと抑えておきましょう。

有給休暇を全て消化しておく

不動産の会社では有給休暇が取りずらかったり、取らせないといったルールを敷いている会社も中にはあります。

ただ、国の法律で決められていることなので、約6ヶ月間働けば10日間は有給休暇を取得してることになります。

なので、もし会社を辞めたいと思うなら、一度上司に有給について相談しておくことをオススメします。

なぜなら、会社側は退職者に有給を使われずに辞めさせたいため、上からは有給について触れてこないこともあります。

辞めると決めたら、勇気を持って伝えてください。

会社に通いながら転職活動をする

不動産を辞めたいと思うなら、会社にバレずにこっそりと転職活動をして、新しい職場を決めておきましょう。

なぜなら、会社を辞めた後転職活動をすると、貯金を切り崩しながらの生活になるため追い詰められてしまいます。

今の会社に通いながら新しい職場を決めることは、全くもって法律には抵触しませんからね。

なので、会社を上手に利用して転職活動をすることをオススメします。

ただし、転職活動中に同僚に飲みの席などで話してしまうと、一気に噂が広がり辞めにくい雰囲気になってしまうので要注意。

辞めたら離職票を受け取ろう

もし今の会社を辞めたいと思うなら、必ず会社側から離職票を受け取り、ハローワークに提出するようにしましょう。

なぜなら、離職票がないと失業保険や再就職手当がもらえず損してしまうからです。

例えば、失業保険は退職して数ヶ月したら、月に6,7万円ほどの手当てが受けられます。

また、再就職手当は新しい転職先が決まって、研修が終われば約20万円〜30万円ほど手当てがもらえます。

ちょっとしたご褒美がもらえるため、不動産会社を辞めたいと思うなら、頭の片隅に入れておいてください。