社会福祉士を辞めたいあなたへ。退職するなら強い意思を持って伝えよう!

杉山

こんにちは、私は社会福祉士として6年働きましたが、精神的にやられてしまい退職しました。

そのため、私は社会福祉を辞めたい人達の悩みは、誰よりも把握しているつもりです。

まず仕事を辞めたいと思ったら、「どうして自分は社会福祉士を辞めたいのか?」しっかりと自己分析することが大切です。

というのも、辞めたい理由が明確じゃないと心がざわついてしまい、仕事のモチベーションが下がりミスを連発して

なぜなら、心がムズムズしていると、仕事でミスをしてしまったり、仕事のモチベーションが益々下がってしまいますからね…。

私も実際のところそうでした。辞めたいのにズルズルと月日が流れてしまい、辞めるタイミングを逃してしまうこともありました。

なので、今回は「生活相談員を辞めたい人達の悩み」と「退職後のオススメの進路」について、詳しくお伝えしていきます。

では、早速ですがまいりましょう。

そもそも、どうしてあなたは社会福祉士を辞めたいの?

まずは、自分が「どうして社会福祉士を辞めたいのか?」としっかり明確にしておきましょう。

なぜなら、辞めたい理由を把握しておけば、納得して退職できますし気持ちをすぐに切り替えられるからです。

人間関係のトラブルが多い

社会福祉士を辞めたい理由の1つに、人間関係のトラブルが原因で心身共に疲弊してしまうケースが挙げられます。

というのも、社会福祉士は人と関わることが主な業務のため、人間関係の摩擦が生じやすい職種です。

特に相談者が感情的になったり、話の本質を見失って、「施設側がしっかりしないからだ」と言われてしまうこともあります。

そして、「冷たい対応をしてくる」「事務的に接してくる」と勘違いされてしまい、相談者と良好な関係を築けないケースもあります。

そのため、社会福祉士は毎日のように、生活に不満を持つ利用者とコミュニケーションを図るため、精神的にやられてしまう人も多いです。

理想と現実にギャップが生じる

社会福祉士ができる仕事の範囲や、制度の限界が理不尽に感じてしまい、社会福祉士を辞めたいと考える方も中にはいます。

特に「困ってる人を助けたい」といった気持ちで社会福祉士になったはいいものの、現実は相談者と法律の狭間に支援の限界を感じることが多いです。

例えば、相談者の居住地と住民票のある地域が異なる場合、自自体のルールによって、普通なら受けられる支援が受けられない現実があります。

そのため、「思い描いてた仕事と違う…」と感じてしまい、理想と現実にギャップが生じ、社会福祉士を辞めたいと思ってしまう方もいます。

コミュニケーションエラー

社会福祉士のお仕事は、生活していて何かしらの問題を抱える方に対し、しっかりと問題に向き合い支えてあげることがお仕事です。

問題を乗り越えるの当人ですが、時々相談者から厳しいことやクレームを言われたり、八つ当たりなどの言動をされることもあります。

このように、自分が一生懸命頑張って支えようとしてるのに、片思いのように気持ちが伝わらないと、心が折れそうになり辞めたいと感じるようです。

状況が受け止められない時

社会福祉士は様々な相談者と接するため、中には「これはあり得ない…」「これはヤバイ…」と思われる人と出会うことがあります。

例えば…

  • 幼い子供に平気で暴力を振るう
  • 子供に怪我をさせてしまう親
  • 平気で人の悪口を言う病人

など、自分の論理では、相手の行動を理解することが難しく、中には怒りの感情を芽生える方も中にはいらっしゃいます。

ただ、社会福祉士は、当事者を責めずにしっかりと寄り添わなければいけない仕事です。

そのため、自分をコントロールすることに辛さを感じ、社会福祉士を辞めたいと思うようになることが多いです。

他業種に比べ収入が低い

社会福祉士は専門職に対する理解が十分とは言えず、院内での立場も他の専門職に比べて低い部分があります。

そのため、社会福祉士は国家資格ですが他業種に比べ、比較的に収入が低く、収入の悩みを抱え転職する方も多いです。

実は私は重労働な仕事なのにお給料がとても安かったため、社会福祉士を辞めたいと思い退職することに決めました。

本当に雀の涙の収入というか…「本当にこれだけしか貰えないの…?」と絶句したことを覚えています。

社会福祉士を辞めたい8名の社員の生々しい声とは?

メンタルがやられるから辞めたい

28歳

社会福祉士はこんなにもメンタルがやられる職業だと思いもよりませんでした。

相談者の愚痴聞きやクレーム、異常者との出会いや怒りの感情…。

毎日毎日精神的に追い込まれることばかりで、今からでも社会福祉士を辞めたい!

27歳

僕は純粋に「人を助けたい…」という気持ちで社会福祉士になりました。

ただ、本当に精神的に追い込まれるお仕事なので、毎日胃がキリキリします。

大して収入も高くないので、ちょっと会社に不満を持っているのが実際のところ…。

相談者にイライラするから辞めたい

35歳

いつも、何かと相談してくれる40代のシングルマザーの女性がいたのですが…。

いきなり、暴言を私に言ってくるようになったため、本当にムカつきました。

電話では愚痴ばかり言ってくるので、「私はお前の愚痴聞きじゃねえ」と言いたくなることがあります。

33歳

相談者の男性から、「冷たい奴らだな」「もっと親身になって人の話を聞け」と言われました。

それに加え、ネットで私の名前を実名で、「社会福祉士の〇〇は信用できん」と書き込まれてしまいました。

相談者は良い人ばかりではないため、本当に心の底からイライラしたので数ヶ月以内で辞める決意を固めました。

思い描いてた仕事と違うから辞めたい

41歳

社会福祉士としての仕事の範囲は、制度や法律などで定められています。

そのため、「相談者をもっと〇〇してあげたら改善できる」と思っても、支援できないこともあります。

そういった事例がかなり多いため、社会福祉士を辞めてもっとキャリアアップしたいと思うことがあります。

31歳

社会福祉士は院内では専門職よりも立場が弱いため、言いたいことがあっても言えません。

毎日ヤキモキしながら仕事をしているため、理不尽な気持ちを抱えながら生活しております。

あまり高くない給料だから辞めたい

23歳

看護師には資格手当があるにも関わらず、社会福祉士にはありません。

そのような職場で働いているため、収入の物足りなさを感じてしいます。

学生時代の友人は社会福祉士の資格は取ったものの、一般企業に就職していました。

私も収入の低さがネックなので、社会福祉士を辞めたいと考えています。

42歳

社会福祉士は大変な仕事なのに、他の職種よりもお給料が低かったり、働きを理解してくれないことがあります。

その時はもう、社会福祉士を辞めたいといった気持ちが芽生え、一層のこと一般企業に転職しようかなと考えることも。

社会福祉士を辞めたいけど辞められない雰囲気がある

人がいないから辞めないでと言われた

杉山

上司に「実は辞めたいです…」と伝えたら、1時間ほど説得され人がいないから辞めないでと言われました。

実は社会福祉士の離職率は非常に高いため、どこの会社でも人材が枯渇している現実があるようです。

それが故に、上司から「新しい人が入って来るまで頑張ってほしい…」と言われ辞めるまで半年ほど掛かりました。

これを聞いたときに、もう私は一気転身して違った業界に足を踏み入れようと決意したことを覚えています、

というのも、社会福祉士は国家資格ですが名ばかりで、重労働の割に合わない給料ですし…。

私が重要視していた「働き甲斐がある仕事」ではないと判断したため、事務職へと転職しました。

なので、あなたが社会福祉士を辞めたいと思うなら、前もって早めに上司に相談したほうがいいですよ。

辞めたいと言えない雰囲気がある

杉山

社会福祉士は皆、心身共に疲弊しながらも仕事を頑張っています。

そのため、「自分が辞めたいと言ったらどう思われるかな?」となかなか言い出せない雰囲気があります。

実は私は社会福祉士を辞めると決めた時には、なかなか上司に言えず、3ヶ月ほど我慢していたことを覚えています。

なので、上司とのお酒の場でお酒の力を借り、「社会福祉士を辞めたい…」と伝えました。

どうしても、社内では弱気な発言をしてはいけない雰囲気があったため、なかなか言い出せず本当に苦しかったです。

もし私のような経験をしている方には、一度上司を個室の飲み屋に誘って、相談に乗ってもらうことをオススメします。

そうすれば、肩の荷が降りてスッキリしますし、前向きに退職を考えられるようになりますよ。

どこの会社に行っても活躍できない

杉山

私の知人が社会福祉士を辞めたい旨を伝えたら、上司から「どこの会社に行っても活躍できない」と言われたそうです。

特に現代社会は、数年働いてから転職を繰り返す、20代30代の若い方が非常に増えてきたのが実際のところです。

それが故に、40代50代の団塊の世代の方からは、若者を軽蔑する方が非常に多くいらっしゃいます。

なぜなら、団塊の世代は1つの職場で何十年と働くことが当たり前だと考えており、若者はやる気がないと思っています。

ただ、こんな言葉はまやかしに過ぎないので、あなたが社会福祉士を辞めたいなら辞めればいいです。

仕事を辞めるというのは、強い意思がないと決断できないことなので、自分の素直な声を聞くことが大切ですよ。

私は昔から事務職になりたい願望があったので、「社会福祉士を辞めたら絶対に事務職になってやる」と思ってましたからね。