「看護師が辛いから辞めたい…」
「心身共に疲弊してしまった…」
「新しい病院に転職したい…」
といったように、看護師の仕事に悩みを抱えもっと職場の雰囲気が良好でかつ、待遇の良い病院へ転職を考えている方もいらっしゃるでしょう。
昨今高齢化によって注目される医療業界ですが、看護師の仕事は不規則な勤務体系に加え、心身共に疲弊している女性が非常に多い職種です。
そのため、看護師が辛いから辞めたい旨を上司に伝えても、人手不足のため、励ましの言葉を言われて辞めさせてくれない病院もあります。
実は私も看護師として8年間働いていたのですが、仕事の量が多い割に収入が低いと思い、日勤だけ働ける大きな病院に転職しました。
なので、今回は「看護師が辛いから辞めたいと思いあなたへ、私からの励ましのメッセージ」を送らせて頂きます。
では、早速ですがお伝えしていきます。
そもそも、どうしてあなたは看護師を辞めたいの?
まずは、あなたがどうして看護師が辛いから辞めたいのか?その理由を明確にしておきましょう。
なぜなら、仕事の悩みを知ることで納得して退職できますし、次の転職先へスムーズに入社できますからね。
不規則な勤務体系が原因
看護師の辛い辞めたいと感じる理由として、夜勤や日勤があるため、不規則な勤務体系で心身共に疲弊してしまうことです。
特に入社当社は3日連続で夜勤を経験したことがありますし、私の先輩は10日連続出勤を経験した方までいらっしゃいました。
このような不規則な勤務体系だと毎日毎日仕事を第一優先に考えなければいけないので、子供がいる私にとっては重労働だと感じました。
ただ、家のローンや車のローンなどの返済があったため、夫だけに任せっきりにさせられないと思い、辞めたいと思いながらも頑張って仕事してました。
患者さんからのクレームが辛い
私は看護師として8年間ほど働いていましたが、経験年数が増えるにつれて、患者さんや医師、ご家族などとコミュニケーションエラーが生じることが多くありました。
例えば、患者さんの治療内容や研修医に対する暴言や暴力、食事に対するクレームまで看護師が関わる全てのことに対してガミガミと言ってきました。
というのも、医師と患者やご家族の窓口になるのが看護師なので、患者さんと毎日のように一緒にいるため一番先に訴える相手になってしまうのです。
そのため、人間関係のストレスで心身共に疲弊してしまい、毎日看護師を辛い辞めたいと思いながら病院に通っていたことを覚えています。
患者をケアすることが大変
患者さんは毎日病気で不安な気持ちで一杯なので、看護師が丁寧に患者さんのケアをしなければいけません。
そのため、時には病気の辛さで看護師さんに当たってしまい、患者さんとの人間関係に悩みを抱え込む方もいます。
ただ、一方的に言われても患者さんの気持ちには寄り添えないため、看護師は優しい笑顔で接しなければいけません。
すると、職場のストレスの発散先がなくなり、恋人や友達、家族との喧嘩が増えてしまう方も中にはいらっしゃいます。
患者さんの前では包み込むように優しい気持ちで接していても、人間ですからイライラしてしまうことはあるようです。
決して仕事ではミスをしてはいけない
私が看護師が辛いと思う瞬間として、人の命に関わるお仕事なので決してミスはしてはいけないところです。
というのも、いつも予測できない事象が病院内で発生しますし、手早く正確に仕事をこなさなければいけません。
そのため、看護師の仕事は緊張感があり気を抜くことができないため、精神的にやられてしまう同僚も多くいました。
また、時には患者さんが亡くなることもあるため、これが時には負担になって看護師を辞めたいと思ってしまうようです。
看護業務の他に様々な問題が増える
看護を辛いと感じる時期は、1,2年目の入社したてよりも、5年以降にリーダーに任される時期が最も多いと言われています。
なぜなら、患者さんの安全だけではなく部下や病棟全体の配慮、医師からの指示や他病棟との連絡など、責任が増えてくるからです。
そのため、看護のお仕事は減りデスクワークの仕事量が増えてしまい、心身共に参ってしまう時期が何度もありました。
私が看護師として8年間働いて、一番看護師を辛い、辞めたいと思ったのはリダーになって仕事量が増えてきたときからでした。
例えば、上から注意されたり、部下のミスを私が代わりに患者さんや医師に謝りにいったり、リダーになった数年間は本当に辛かったです。
看護師は常に辛い辞めたいと思うほどの過酷な状況で働いているため、周りのスタッフは転職して他の病院に転職したり、他業種に移動する方も少なくありませんでした。
看護師が辛い辞めたいと思っても、辞めさせてもらえない現実
看護師として働いていて、辛いから辞めたいと思っていても、なかなか病院側は辞めさせてくれない現実があります。
辞めたいといってる人を引き止めるのは、企業と従業員の隔たりの原因になるだけなのに、どうして辞めさせてくれないのでしょうか?
他の看護師の仕事が増えてしまう
看護師が辛いから辞めたいと思っても、退職する時に仲のいい同僚や仕事を教えてくれた先輩方に迷惑が掛かってしまうと思ってしますよね。
このように考えてしまうと、看護師を辞めたい気持ちをグッと抑えて、「やっぱり頑張らなくちゃ…」と思ってしまう方が非常に多いです。
特に看護師は心優しく責任感がある方が沢山いるため、「もうちょっと私達と頑張ろうよ」と言われると退職の決意が揺らいでしまうことも…。
ただ、病院側からしたら、あなたを辞めさせないための言葉です。どこの会社の人事も辞めたい人に対して引き留めるマニュアルがあります。
上手に人の心をくすぐってくるので、あなた本当に看護師が辛いから辞めたいと思っているなら、自分を第一に考えてください。
あなた1人くらい辞めたとしても病院は潰れることはありませんし、どこの会社でも退職者はいるので誰も気にしていないので大丈夫ですよ。
辞めてしまうと部下が育たない
あなたが看護師が辛いから辞めたいと思い、上司に相談したとしてもまず必ず引き留められます。
例えば、「今の病院で仕事ができなければ、どこの病院に行っても看護師として活躍できないよ」と言ってきたりします。
特にあなたの後任がいない場合、辞めてしまったら他のスタッフで仕事を埋めなければいけないため重労働になります。
また、新人ナースは入社してからすぐに辞めてしまう確率が高いため、このような強い言葉で引き留めようとしてきます。
なので、もし看護師が辛いから辞めたいと思うなら、”辞めたい”と伝えるのではなく、”辞めます”と伝えましょう。
そうすることで「この子はもう覚悟してる…」と思わせられるので、辞める時は意志を強く持って伝えることが大切です。
奨学金があり辞めたくても辞められない
看護師が辛いから辞めたいと思っても、”奨学金を理由に退職できない”と病院側から言われることがありますが、結論退職できます。
というのも、労働基準法第16条では「病院が退職を希望する看護師に奨学金の返済を理由に退職させない」というのは認められていません。
つまり、看護師が辛いから辞めたいと思って病院側に伝えたら、「君は奨学金があるから厳しいね」と言われても辞められます。
なので、あなたが奨学金を返済しなければいけなくても、新しい転職先の病院に立て替えてもらうことは可能だということです。
これは病院側の「退職して欲しくない」「また求人を出すのが面倒」といった、あなたを引き留める理由に過ぎないので深く悩まなくて大丈夫です。