医療事務が辛いから辞めたい女性へ。もっと待遇の良い会社へ転職する方法

医療事務を辞めたい…

給料が高い仕事に就きたい…

土日休みの仕事に就きたい…

といったように、医療事務の仕事に悩みを抱え、もっと待遇の良い病院へ転職を考えている方もいらっしゃるでしょう。

昨今は高齢化社会で注目される医療業界ですが、不規則な勤務体系や給料の低さに疑問を持つ方が増えてきました。

そのため、医療事務が辛いから辞めたい旨を伝えても、人手不足のため辞めさせてくれない個人経営の病院もあります。

実は私は医療事務として4年間働いていたのですが、労働量の割りに収入が低いと思い、個人経営の病院を辞めました。

なので、今回は医療事務が辛いから辞めたいと考えている女性へ。転職すべき理由についてお伝えしていきます。

そもそも、どうしてあなたは医療事務を辞めたいの?

まずは、あなたがどうして医療事務を辞めたいのか?その原因についてしっかりと把握しておきましょう。

なぜなら、仕事を辞めたい理由が明確であれば納得して退職できますし、次の転職先へスムーズにいきますからね。

お給料が他業種に比べて低い

医療事務の雇用体系は様々あり、正社員以外にも契約社員やアルバイト、パートなどの雇用条件で働く方が多いです。

ただ、正社員でも医療事務のお給料は低く、平均年収は250万円〜300万円がボリュームゾーンとされています。

また、時給で働く方は地域によって様々ですが、時給800円~1,200円程度とされており、比較的他業種と比べると安い傾向があります。

特に個人経営の病院よりも大きな病院の方がお給料が高いため、医療事務を辞めたい人の多くは個人経営で働く方が大半を占めています。

医療事務含め”事務職”という職種は求人倍率が高く人気の職業ですが、入社したはいいもののお給料が低いという理由で辞めたいと思うようです。

仕事の幅が広く覚えることが多い

医療事務を辞めたい理由として、受付以外にも様々な業務に携わらなければいけないため、仕事を覚えることが多いといった悩みがあります。

例えば、診療費の計算、処方箋の窓口、入退院受付、病棟クラーク、会計、その他の庶務的業務など多岐にわたる業務を行います。

また、病気や怪我を抱える患者さんの気持ちに寄り添い、励ましの言葉を伝えて寄り添わなくてはならない場面も出てきます。

医療事務は人の命に関わるお仕事のため、常に忙しい現場で、仕事でミスはできないという緊張感を抱えながら働いている方が多いです。

そのため、心身共に疲弊してしまい「医療事務が辛いから辞めたい…」と思ってしまい、早々に退職していく方も少なくありません。

患者さんからクレームされる

病院や診療所で最も患者さんの目に入る人は医療事務です。

特に医師は診察にいますし看護師も大抵は診察室にいます。そのため、医療事務は患者さんの目に留まるところにいるケースが多いです。

なので、患者さんは病院や診療所で働く人は全て関係者だと思っているため、医師や看護師の不満うあクレームをぶつけてきます。

すると患者さんとの人間関係に悩まされてしまい、心身共に疲弊して”医療事務を辞めたい”と思ってしまう若い方もいらっしゃいます。

気疲れしてしまうことがある

病院や診療所に訪れる患者さん達は皆、どこかの体に何かしらの病を抱えて病院に訪れています。

ただ、病院に訪れても、すぐに診療が受けられるとは限らず待合室で長く待たなくてはなりません。

そのようなデリケートな気持ちの患者さんと接し、気持ちを楽にさせてあげるのが医療事務の仕事です。

ですが、患者さんに気を遣っていると自分が気疲れしてしまうため、ドッと仕事の疲れが溜まってしまいます。

また、国家資格を持った者しか”診療”という言葉は使用してはいけないので、患者さんに診療のことを聞かれても答えられません。

なので、患者さんとのコミュニケーションを注意しなければいけないところが、医療事務の大変なところです、

医療事務が辛い辞めたいと思っても、辞めさせてもらえない現実

医療事務が辛い辞めたいと思っても、なかなか病院側は辞めさせてくれない現実があります。

辞めたい人を引き留めるのは、会社と従業員の隔たりになるにも関わらず、どうして辞めさせてくれないのでしょうか?

後任スタッフが育たないから

あなたが医療事務を辛いから辞めたいと思い、上司に相談しても、まず引き留められることが多いです。

というのも、あなたが仕事を辞めてしまったら、他のスタッフが仕事を埋めなければいけなくなります。

また、病院側は新しく求人を出さなければいけなくなったり、手間とお金、労力が掛かってしまいます。

これは大きな病院よりも個人経営をされてる病院によくありがちで、辞めたくても辞められない雰囲気があるようです。

なので、もし医療事務を本気で辞めたいと思うなら、”辞めたい”と伝えるのではなく”辞めます”とハッキリ伝えましょう。

そうしないと、引き留められてしまってズルズル働くことになるため、時分の強い意思を見せることが大切ですよ。

病院側は簡単に辞めさせたくない

医療事務が辛いから辞めたいと思っても、仲のいい同僚だったり、教えてくれた先輩方に申し訳ないと思ってしまいますよね。

特に医療事務で働く女性は責任感があり心優しい方が沢山いらっしゃいます。

そのため、上司から「もうちょっと私達と頑張ろうよ?」と言われると、退職の意思が揺らいでしまうことがあります。

病院側からすると、退職したい人に対して簡単に辞めさせたくないと考えているため、引き留めようと説得してきます。

なので、あなたが本当に医療事務を辞めたいと考えているなら、自分第一に考えてください。

あなた1人くらい辞めても病院は潰れることはありませんし、どこの会社でも退職者はいますから気になされないでください。

奨学金があり辞められない

中には医療事務を辞めたくても、委員長や人事から「君には奨学金があるから辞められないね」と言われることがあります。

ただ、奨学金は労働基準法16条で、病院側(雇用主)は、奨学金の返済があるという理由で退職させないというのは認められていません。

要するに、医療事務を辞めたいと思って上長に伝えたら、「奨学金の返済があるから厳しいね」と言われても退職することができます。

そのため、奨学金の返済が終わらなくても、転職先の病院で立て替えてもらうことができるということです。

これは病院側からすると「辞めて欲しくない」「仕事量が増える」「また求人に費用を掛けたくない」という気持ちが本音でしょう。

医療事務を辞めたらどんな仕事に就きたい人が多いの?

医療事務を辞めたいと思っていても、退職したらどんな仕事に就けばいいのか?悩んでいる方も多いでしょう。

なので、下記では医療事務を辞めた人達は、どんな仕事に就きたいと思っているのか紹介していきます。

今後あなたも転職活動を始めるとなったら、参考材料の1つとして考えてみてください。

お給料が高い仕事に就きたい

医療事務を辞めた人の多くは、もっとお給料が高い仕事に就きたいと考えている方が大半です。

特に地方の医療事務は手取りで約15万円でボーナスも少ないため、お給料の悩みを持つ方が非常に多いです。

そのため、医療事務を辞めたら事務職に捉われず、お給料の高い仕事に就く方が沢山いらっしゃいます。

大手企業の営業職や受付スタッフに転職したり、データ入力やコールセンターの仕事に就く方も多いです。

今一度、世の中には「どんな仕事があるのか?」自分の適正にマッチした職業を探すことから始めてください。

土日休みの仕事に就きたい

やはり医療事務のお仕事はシフト制が当たり前なので、次の転職先では土日休みの仕事に就きたいと考えています。

特に一般の会社員のように平日出勤で土日休み。そして、祝祭日なども休めるといった一般的な働き方に憧れています。

そのため、土日休みで以前の会社よりも、お給料が高い仕事に就ければ満足と考えている女性も多いです。

最近の20代30代の方は仕事もプライベートも充実させたい人が増えてきたため、どこの会社も離職率が激しいです。

そのため、人材不足で嘆く会社が昨今は増えてきたため、大手の企業でも即戦力採用してくれる会社も意外とあります。

興味があることにチャレンジ

医療事務を辞めた人の中には、今までやってみたかったこと、興味があることにチャレンジする方も少なくありません。

仕事を辞めることはある種”人生の転機”なので、アルバイトしながら自分の夢や目標に向かって頑張る方も中にはいます。

全く違う世界の、デザイナー、造形師、パティシエ、公務員、銀行、など様々な業界・業種にチャレンジする方も…。

なので、医療事務を辞めたいと思うなら、次の仕事はどんな職種に就きたいのか考えておくことも楽しみの1つですよ。

医療事務を辞める前に準備しておくべきこととは?

医療事務を辞めたいと思っても、退職する前に準備しておくべきことがあるのでお伝えしていきます。

なぜなら、仕事辞めたいと思っても病院(会社)には、それぞれルールというものがあります。

なので、後任のスタッフのことも考えて、退職する数ヶ月前には退職願いの意思を伝えておくべきです。

働きながら転職活動をする

休みが不規則な医療事務は転職活動をする時間が、なかなかありません。

ただ、休日や比較的に時間がある午前中を使用して履歴書を書いたり、面接の入れたりとちょっとでも前に進むことが大切です。

なぜなら、仕事を辞めた翌々月からはお給料が振り込まれなくなってしまうからです。

貯金を切り崩しながらの転職活動はせっかく貯めた貯金がなくなってしまうため、痛いと自分が思っている以上に負担が掛かります。

なので、今の仕事と並行させながら、転職先が決まった後に今勤めている病院に退職願いを伝える方がベストです。

溜まっていた有給休暇を使う

医療事務を辞めたいと思ったら、今までどのくらいの有給休暇を貰っていたのか一度確認してみることから始めましょう。

というのも、退職が決まったら会社側からは、有給休暇についてあまり触れてきません。

なぜなら、あなたに有給を使用されれば、他のスタッフに重労働をさせることになるため、生産性が落ちてしまいます。

なので、なるべくだったら、有給休暇を消化させないで会社を辞めてもらいたいのが病院の思うところです。

そのため、あなたから有給休暇について上に伝えないと、みすみすそのチャンスを逃してしまうので勇気を持って自分から伝えてください。

特に6ヶ月以上働いていれば10日間以上は有給休暇を貰えているはずなので、要チェックしておいてください。

離職票を必ず会社から受け取る

医療事務を辞めたいと思ったら、必ず退職した時に会社側から離職票を頂くように頭に入れておいてください。

この離職票は、ハローワークに持っていけば失業保険や再就職手当など、国から手当を頂くことができます。

ただ、万が一会社側から離職票を送ってこないのであれば、手当が貰えなくなるので必ず電話で問い合わせしましょう。

失業保険はある一定の期間内に転職先が決まらなければ、月に6,7万円の支給されます。

再就職手当は転職先が決まると、約20~30万円のお金が支給されるため、しっかりと離職票はハローワークに提出しましょう。