ADを辞めたい!労働量の割に合わない給料に悩みを抱えているあなたへ

杉山

こんにちは、私はADとして3年ほど勤めましたが、心身共に疲弊してしまい退職しました。

なので、ADを辞めたいと思う方の気持ちは、心の底から私はしみじみと理解しております。

まずは、自分が「どうしてADを辞めたいのか?」見つめ直すことで、納得して新しい職場を探すことができますよ。

なぜなら、心がムズムズしていると、仕事でミスをしてしまい悪循環サイクルに陥ってしまうことがありますからね。

私もそうでしたから…。辞めたい気持ちがあると仕事のモチベーションが下がるというか、なんというか…。

なので、今回は「ADを辞めた後のオススメの転職先」と「ADを辞めたい人達の悩み」について、詳しくお伝えします。

では早速ですがまいりましょう。

まずは、世間のADとして働く人達の辞めたい理由についてお伝えしますので、自分にも当てはまる部分があるか見ていきましょう。

重労働の割に給料が低い

ADを辞めたい理由の1つに、重労働の割にとてもお給料が安く会社に不満を持っているケースです。

実際のところ、番組製作会社のADは下請け企業なので、どうしてもお給料が少ないのが実際のところ…。

特に最近はテレビの需要が減ってしまっており、その流れは今後も歯止めが効かなくなってくるでしょう。

そうなると、いきなり会社の都合で職を奪われることもあるため、そういった不安もあり会社に不満を持つ方もいます。

そのため、労働量の割に合わない給料と、今後の業界の落ち込みを危惧し、将来を見据えADを辞めたいと思うようです。

体調不良になりやすい

現場で働くADは、誰しも一度は体調不良に見舞われ、「ADを辞めるべきか?」と考えたことがある方が非常に多いです。

私の職場でも飲み会の席でいつも、「転職しようかな…」「どんな仕事に就けばいいかな…」と悩む方が結構いました。

どうしても、ADは1人ではこなすことのできない仕事量に、精神的にも潰れてしまいうことがよくあります。

まだまだバラエティー番組では、体育会系のノリがありますし、理不尽な対応をしてくるディレクターも沢山います。

徹夜続きの挙句、仕事量の多さ、仕事に追われるストレス、人間関係の悩みなどで、体調を崩してしまうようです。

そのため、一度体調不良になる経験をすると、今後の自分の将来を真剣に考えADを辞めたいと思ってしまうようです。

ディレクターによって異なる仕事内容

ADはディレクターの指示を受けて行動しますが、各々の番組によってディレクターも異なりますし製作内容も異なります。

例えば、ロケの場合台本を忠実に守って仕事するディレクターもいれば、台本よりも現場を優先するディレクターもいます。

それに加え、動画編集は自宅や会社でする場合もあれば、編集ソフトもディレクターによって異なるのが実際のところ…。

そのため、ADは各々のディレクターに合わせなければならず、臨機応変に行動しなければいけないことに辛さを感じるようです。

また、ディレクターとの関係に摩擦が生じてしまうと、毎日のようにご理詰めされるため、耐えきれなくなり辞めたいと思う方が多いです。

休日が全くないから辞めたい

担当番組を複数持つADは、駆け出しの頃は全くもって休日を取ることができません。

ただ、休日を取れたとしても、一日中ずっと家で寝ているケースが大半といったところ…。

それだけ体力的にも精神的にも辛い仕事のため、プライベートが中々充実できないといった悩みがあります。

そのため、恋人を作るよりも仕事、友達と遊ぶよりも仕事、お給料よりも仕事と考えるADも沢山いらっしゃいます。

ですが、意外とお給料に目を瞑ることも良くあり、30代でも全く貯金がない一文無しのディレクターも多いです。

そういった先輩ADを見ると、「このままずっと今の仕事してていいのかな…」と不安になってしまう方もいます。

ADという仕事は一見華やかな芸能界の仕事というイメージがありますが、離職率が高くADを辞めたい人達も沢山いるのが現状です。

年収が低いから辞めたい

ADのお給料は会社によっても異なり、キー局の場合であれば20代で1,000万円に達する人も中にはいます。

ただ、地方局は平均年収が500万円辺り…。それに加え、番組製作会社となるともっと低いと言われています。

というのも、未経験採用のADは月収18万円からのスタートも多く、番組製作会社のADは労働量の割に合わない給料に悩みを抱えています。

ですが、ディレクターやプロヂューサーになればお給料もグッとUPしますが、AD時代を耐えきれず、辞めてしまう人も非常に多いです。

テレビ制作のADのお仕事は決まった勤務時間がほぼないため、プライベートの時間を優先したいADはすぐに退職してしまうようです。

ADを辞めたい気持ちはあるけど勇気がない…

杉山

実は私はADを辞めたい気持ちはありましたが、中々言い出せず、半年ほど我慢していました。

そして、体調を崩したタイミングで、社長に直談判して「ADを辞めたいです」と伝えました。

なかなか、最初はADを辞めたいと思っても、行動に移せないのが現実ですよね。

実際のところ本記事を見ているあなたも、そのように感じているのではないでしょうか?

また、転職したい気持ちがあっても、転職活動をする時間もありませんかね…。

ただ、今思うと私はAD辞めたことで、パッと目の前が広がり、新しい世界を見ることができました。

例えば…

  • 仕事のやりがいと同じく、お金も大切だということ
  • 健康第一で仕事ができていることが、幸せだということ
  • テレビ業界を離れたおかげでビジネスについて理解できた

新しい仕事に就いたおかげで、視野が広がり価値観も変わりました。

もし、あなたがADを辞めたいと思うなら、自分の”ちっぽけな勇気次第”で人生を変えることができますよ。

ADを辞めたいなら、退職する前に準備しておくこと

杉山

あなたがADを辞めたいと思うなら、退職する前に準備しておくことがあります。

私が退職する前に「もっとやっとけばよかった…」ことについてお伝えします!

仕事に通いながら転職活動する

私は新しい職場を決めずに退職してしまい、貯金も少なかったため、カツカツの状態で転職活動をしました。

  • 来月はギリギリ家賃が払える…
  • 1ヶ月で新しい職場を探さないと…
  • ADからなりやすい仕事って何?

と不安に思いながら転職活動してました。

そのため、もっと隙間時間を有効活用して転職活動をしておけばよかったと後悔しています。

ADは忙しいと思いますが、今の時代はスマホ1つで新しい転職先を探し出せます。

なので、ADを辞めたいと思ったら、転職エージェントに登録しておくことをオススメします。

転職エージェントは時間がない人にピッタリ

転職エージェントは、自分の志望する就業先を代わりに探してくれるため、時間がない人にはピッタリです。

私の友人もとある番組製作会社に勤めていましたが、転職したいけど転職活動する時間がないと嘆いていました。

ただ、大手の信頼できるリクルートのエージェントに頼んだところ、2週間足らずで新しい職場に内定をもらえました。

それを聞いた時に私は、「マジか…転職エージェント使えばよかった…」と心の底から後悔してしまいました。

なので、ADを辞めたいと思うなら、今のうちから転職エージェントに相談しておくことをオススメします。

有給休暇を全て使い切る

ADを辞めたい人に朗報なのが、約1年間ほど会社に勤めていれば必ず10日以上の有給休暇が貰えます。

これは法律で定められているため、退職したいと思ったら、自分から有給休暇について上司に相談しましょう。

なぜなら、番組製作会社はどこも人手不足のため、あまり有給休暇について触れてきません。

そのため、有給を消化せず会社を辞めてしまう方も多いため、かなり勿体無いです。

私も有給休暇について上司に相談せず辞めてしまったので、約2週間ほどの有給を消化できずに辞めることに…。

なので、もしあなたがADを辞めたいと思うなら、必ず有給休暇を取得してから退職するようにしてください。

退職したら離職票を受け取る

もしADを辞めたら必ず会社側から離職票を受け取るようにしてください。

特に番組製作会社は、事務のお仕事を疎かにすることが多く、離職票を渡し忘れるケースもかなり多いです。

というのも、離職票を貰わなければ再就職手当はおろか失業保険ももらえないのが実際のところ。

具体的にお伝えすると、失業手当として毎月6,7万円が受け取れ、転職後には20,30万円ほど手当が受け取れます。

なので、会社を辞めたら離職票を必ず受け取り、住民票がある居住地のハローワークに提出することを忘れずに。