「新卒で入社してまだ3ヶ月だけどもう仕事を辞めたい・・・」
「入社式の次の日からすでに辞めたい気持ちが出てきた・・・」
「辞めたい気持ちはあるものの、新卒で入社したらやっぱり3年は働くべき・・・?」
そんな思いで、この記事にたどり着いたのではないかと思います。
新卒で入社したものの、入社から間もなくしてすでに辞めたいと感じる人は意外と多いもの。
実際に、厚生労働省が発表した「新規学卒者の離職状況」によると、新卒1年未満で退社する人は、11~13%と、1割以上いることがわかります。
そのため、新卒で入社してもすぐに辞めたいと感じることは、そこまで珍しいことでもないのです。
今回は、そんな新卒で入社したものの、すでに会社を辞めたいというあなたがとるべき行動についてご紹介します!
辞めたいと思いつつも、続けられそうなのか、もしくは思いきって辞める決断にするのか、ぜひこの記事を参考にしてじっくり考えてみてくださいね!
そもそもどうして新卒で入った会社を辞めたいの?
そもそも新卒で入った会社を辞めたいと思う理由はどこにあるのかというところを、まずは理解しておきましょう。
というのも、そのような辞めたい原因は、今勤めている企業だから感じているものなのか、どこの企業でも同じことなのかを理解する必要があります。
そこを理解しておかないと、結局は今の仕事を辞めた後も同じことに悩み、新しい仕事についても結局またやめたいと感じてしまうことになりかねません。
下記では、新卒で入った会社を辞めたいと思っている人に多い、辞めたいと思う理由についてご紹介します。
ぜひ自分が思う辞めたい理由と同じものがあるのかチェックしてみましょう。
想像以上の長時間労働、サービス残業が多かったので辞めたい
入社前の説明では、労働時間がしっかりと決まっていて、残業もあまりないと聞いていたものの、実際に入社してみると聞いていたものとは全く違っていた・・・
ということは、残念ながらよくあることです。
また、定時に帰る人がほとんどいない・・・
毎日終電ギリギリまで残業しているにも関わらず残業代が支払われなかったり、勤務時間を実際よりも少ない時間で提出されていた・・・
という経験をしたことはありませんか?
聞いていた話と違うと感じることもあると思います。
朝から晩まで働いて、自分の時間が全く取れず、なんのために働いているのかわからなくなり辞めたいと感じているのではないでしょうか。
人間関係が辛くて辞めたい
パンフレットで見た雰囲気や、説明会で話を聞いた限り、社内はみんな仲が良く、アットホームな雰囲気だと思って入社した人は多いはず。
しかし、実際に入ってみると、パンフレットの写真は何年も前のもので、写真に写っている人たちはみんな退社していていなかった・・・
上司がパワハラまがいなことをしていて、常に社内がギスギスしている・・・
会社内や飲み会の席で人や仕事の愚痴を言っている人が多すぎて居心地が悪い・・・
仕事を辞めたいと思う大きな理由の1つに、人間関係があります。
毎日のように顔を合わせる職場の人との関係がうまくいかなかったり、常に居心地が悪い嫌な雰囲気があったら辞めたいと思うのは当然のことです。
思っていた給料よりも低くて辞めたい
給料が18万だと思ったら手取りだともっと低かった・・・
残業なしの20万と聞いていたのに毎日終電近くまで残業があり、さらに残業代込の給料と言われ、どんなに残業をしても給料が変わらない・・・
むしろ終電を逃してタクシーで帰る日も多く、なんのためにお金を稼いでいるのかわからない・・・
そのように、お金の面で聞いていたことと違う!と不満を感じている人も多いです。
給料の面については、入社前からあまりガツガツ聞きにくいということもあり、入社前に聞いていたことと、入社後の実際の給料にギャップを感じる人は予想以上に多いです。
希望していた部署・仕事内容と違っていたので辞めたい
企画営業職に応募して、採用されたのに実際に入社したら事務職にされた・・・
など、希望する職種の募集があって受けていたにもかかわらず、実際に入社したら全く違う仕事内容や部署に配属されたと言うこともあります。
企業側からしたら人事異動などの都合や、適性検査の結果などで、当初の配属と異なるところへ配属してしまうことは、何か意図があったり、仕方がないことかもしれません。
しかし、聞いていたことと違うと言うことでモチベーションが下がってしまったり、苦手な仕事をやらざるを得ない環境になってしまう。
そしてそのままなかなか仕事もうまくいかず、辞めたいと言う気持ちばかり大きくなっていってしまう人もいるのではないでしょうか?
新卒で会社を辞めた人の体験談
ここでは、実際に新卒で入社して1年立たずに退職を決めた、Sさんの体験談をご紹介します。
辞めた理由や、辞めてから気づいたことなど、ぜひ参考にして見てくださいね!
Sさんの退職体験談
仕事に対して向上心があったため、他の人が3年かけて成長するところを、この会社では1年でスキルアップできる!
と謳っていた、とある大規模なベンチャー企業に就職しました。
入社前の研修から一週間ほとんど寝ずにグループワークなど、チームで企画・発表のための準備があり、ヘトヘトになりながらもその苦労を乗り越えられたことに、とても達成感を感じました。
しかし、それが研修だからと思っていたものの、入社してからも朝早くから夜遅くまで仕事をするスタイルはほとんど変わらず・・・
いきなりの激務に体がついていかず、同期も何人も体調を崩したり、辞めていきました。
それでも自分はここで絶対成長する!
という強い意志があったため、大変ではあるものの食らいついていました。
しかし、徐々にヒートアップしていく上司からの罵声や、どんなに残業をしても残業代がつかず給料が変わらないという現実がおかしいと感じ、1年立たずして退職を決意。
辞めてから思うのは、会社にいると長時間労働が当たり前になっていて、かなり不当な扱いを受けていたなと・・・
会社の中にいた時には、感覚が麻痺してそれが普通だと思ってしまっていましたが、思い切って退職したことであの環境にいつまでもいなくてよかったと気づけました。
新卒で仕事を辞める時のポイント
新卒で仕事を辞めたい気持ちがあっても、いざ退職しようと考えると様々な不安を感じると思います。
転職活動で不利になるんじゃないか・・・
すぐに仕事を辞めて根性がないと思われるのではないか・・・
そう言ったことも少なからずあるとは思いますが、だからと言って苦しい思いをしながら無理に3年働いたりする必要はありません。
ここでは、新卒で仕事を辞めたいと思ったときにチェックしておくべきポイントについてお伝えします!
辞めた理由を明確にしておこう
1番大切なところがこの部分。
今の仕事を辞めるにしても、新しい仕事の面接を受けるにしても、必ず聞かれるところです。
特に転職活動をするとなったら、どんなに元いた職場が悪くても、面接で会社の悪口を言うことは絶対にやめましょう。
面接で会社を悪く言う人を採用したいと言う企業はいません。
そのため、不満や愚痴を伝えるのではなく、きちんと正当な理由や、言い回しを使って伝えるように心がけましょう。
新卒1年目での転職は難しいと知っておこう
一度新卒で入社した企業を退職しても、大学を卒業して3年以内に転職活動をしている人は、第二新卒と言います。
そうは言うものの、社会人を3年経験している第二新卒と、1年にも満たない第二新卒とでは、スキルに大きな差があります。
そのため、今の会社を退職して第二新卒枠で新たに就職活動をするにしても、新卒1年目で退職すると、他の第二新卒に比べ社会人経験が少ないことから、マナーや対応などの面でやや不利になることがあります。
そう言ったこともあり、新卒1年目での転職活動は少し難しいこともあると言うことをあらかじめ知っておきましょう。
転職先を見つけてから退職しよう
どうしても辛くて明日にも仕事を辞めたい。
仕事に向かおうとしても体が動かない。
など、早急に辞めたい場合以外は、少し大変かもしれませんが、働きながら転職活動をすることがおすすめです。
と言うのも、仕事を辞めて翌々月からは、給料が振り込まれなくなります。
実家に住んでいるならともかく、一人暮らしをしている場合は、貯金を切り崩しながら家賃や光熱費、食費や転職活動のための電車賃などを払わなくてはなりません。
新卒間もない頃は、まだ貯金もほとんど溜まっていないと言う人も多いので、転職先が決まっていないまま仕事を辞めることは、かなりリスクがあることと言えます。