「結果を出しても給料が上がらない…」
「28歳で手取りが20万円…」
「貯金も貯まらないし結婚もできない…」
などと、会社で歴代トップの売り上げ成績を残しても、何をやっても給料が上がらないという会社に対して不満を持っている方も少なくないでしょう。
というのも、最近の日本は不景気のため、どんなに売上をあげても利益をあげても、会社は内部留保という会社自身の資産を溜め込む一方だと言われています。
そのため、「なかなか給料が上がらない」「ここの会社にいても将来大丈夫かな?」と不安に感じ、転職も視野に入れている方も増えてきました。
では、今回は「結果を出しても給料が上がらない理由」と「転職した方が絶対に幸せになれる理由」について、詳しく紹介していきます。
では、早速ですが参りましょう!
結果を出しても給料が上がらない理由とは?
日本の解雇規制が厳しい
自分が結果を出しているのにも関わらず、給料が上がらない理由の1つに「日本の解雇規制」が挙げられます。
というのも、労働契約法16条で「解雇は、客観的に合理的理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする」
と書いてあるだけの厳しいも何も、当たり前のような規定になっています。そのため日本の企業では業績が悪化しても解雇できないから低い給与のままという理由があります。
日本企業の賃金制度にある
会社で結果を出しているのに給料が上がらない理由は、そもそも日本企業の賃金制度にあり、年功序列という仕組みがあるため、そのシステムから逃れられないという理由があります。
というのも、日本企業の典型的な給与制度は、若い時は仕事の成果の割に給与が低く、毎年昇給し続けますが、40歳を過ぎると実際の成果以上の給料をもらえる年功序列になっています。
そのため、いくら若いうちに歴代トップの業績を叩き出しても蚊帳の外という訳です。何かしらの表彰をされることもありますが、給料が上がることはありませんし、ボーナスも増えません。
ただし、何かしらのインセンティブなどがあれば短期的に配給されることもありますが、残念なことに直属に上の人と交渉。または、出世していかない限りは給料はなかなか上がらないのが現実です。
人件費を上げることに慎重になっている
会社で結果を出しても給料が上がらない理由の1つに、会社の社長が人件費をあげることに慎重になっているという「年功序列賃金制度」があるからです。
というのも、日本の会社は社員の側も自分が成果を出したにも関わらず、自分の役割や成果に見合った給料を要求しない風土があるのも原因の1つでしょう。
また、会社側も30代40代に従業員がなったからといって全員の給料を上げなければいけないという国や組織からのプレッシャーがないため、経営者が給料を上げない判断をしているケースがあります。
なので、あなたが「どうして結果を出したても給料が上がらないの?」と思っている原因は全て「経営者が給料を上げない!」と判断しているからです。
ただし、年齢問わず成果重視の会社もあるため、あなたが少なからず転職も頭に入れているなら、成果重視のIT系、人材系、広告系、不動産系などの職種を探すことをオススメします。
経営者が給与の引き上げを最優先事項と考えていない
会社で自分が結果を出しても給料が上がらない原因に、先述でも触れましたが、経営者自身が従業員に対しての給料の引き上げを最優先事項として考えていないということが挙げられます。
というのも、詳細にお伝えすると大手企業が最高益を更新し、昨今は人手不足が高まっているにも関わらず、企業が生み出したお金を労働者に分配する比率が年々低下していっています。
では「どうしてそのお金を給料に回さないのか?」
その理由は、「会社の株主から配当を増やせ!」という圧力が年々高まり、株主への分配比率が上昇しているため、従業員には給与としてお金が入ってこないのです。
また、日本の株主分配率は海外のアメリカ、ドイツ、イギリスなどに比べても低いため、経営者は従業員よりも株主を優先しているため、どんなに頑張っても給料が上がらない仕組みになっています。
なので、あなたが今の会社で「どうして給料が上がらないんだろう?」と思っている背景には会社を支える「株主」という存在がいることを頭の片隅に入れておきましょう。
非正規社員の増大が理由
会社で結果を出しても給料が上がらない理由の1つに、最近の日本企業はこれまで賃金が高い正社員に代わって賃金が低いパートやアルバイトを重要視しています。
また、最近では定年を迎えた人達の就労が増えてきているため、現役時代の半分以下、それよりも低い賃金で雇われている定年後の再雇用者も増えています。
そのため、全労働者に占める非正規社員比率は4割弱に達しているため、あなたの給料を引き上げるよりも、非正規社員を雇った方が経営が上手くいくのです。
その結果、毎年のように平均賃金が押し下がっている年功序列制度のある会社が多く、「成果主義」の会社に追い抜かれてしまい、赤字に転落する会社も後を絶ちません。
ただし、年功的賃金の会社ではなく成果主義の会社に転職したとしても、高い給料をもらう社員も発生しますが、できない社員は給与が下がってしまう社員もいるのが実際のところ。
なので、あなたが成果主義の会社に転職をしたいと思うのであれば、「そこでやっていく自信があるか?」自分に問いただしてみてから転職活動を始めてみましょう。
結果を出しても給料が上がらないなら転職した方幸せになれる
会社を変えて年収アップは普通のこと
結果を出しても給料が上がらない人達は、会社ガラッと変えて年収が高い会社に転職することは普通のことだと考えています。
どうしても、日本の会社はピラミッド構造になっているので、小さなピラミッドで1番を取ってもなかなか会社が費用化してくれないことがあります。
なので、自分の実績が今の会社で積み重なってきたら、小さなピラミッドがから中くらいのピラミッドに移動(転職)した方があなたのキャリアにとっては最適です。
また、給料アップも望めるため、転職して倍以上の年収をもらえることもよくあることなので、あなたが会社に不満を持っているなら転職した方が幸せになれるでしょう。
なので、「小さなピラミッド」→「中くらいのピラミッド」→「大きなピラミッド」に徐々に自分のキャリアを積み重ねて転職を重ねた方が今の時代を生き抜いていくためには最良の選択でしょう。
自分の頑張りが認められる会社はある
結果を出しても給料が上がらないのは、会社が自分の頑張りを認めてくれていないというの現実です。いくら業績に貢献しても、年功序列の会社は給料アップなど一切考えていません。
それよりも、その実績を何十年か積む重ねて40代で一気に年収が上がる年功序列の会社があるため、あなたが若い20代30代の方であれば年収アップは望めません。
なので、自分の頑張りがクウォーター(四半期に一回)ごとに認められる会社に転職した方が、あなたが結果を出したらそれに比例して給料も上がっていきます。
そのような会社は、先述でも少しお伝えした通り「成果重視」の会社なので、自分が頑張ったら頑張った分だけお給料が上がるため、そのような企業に転職する方も多いです。
海外の企業はほとんどこのようなシステムや法律が整備されていますが、日本ではまだまだ年功序列の会社が多く、「年収が上がらない…」と嘆く方が多くいるのが実際のところです。
同業の会社に転職しても結果を出すことができる
結果を出しても給料が上がらない人達は、同業の会社に転職して、新しい会社で結果を残し、以前の会社よりも多額の給料を頂いている方も少なくありません。
というのも、同業の会社であれば知識や経験をそのまま引き続き使えますし、今の会社の経営者が従業員の給料アップを最優先事項として考えていないことがあります。
例えば、野球選手などのスポーツ選手も、移籍した途端に今までの何倍以上の活躍をするといったケースがあるので、今の会社に不満があるなら転職活動を始めてみましょう。
転職したいと思った時が転職どきなので、あなたの会社よりも給料が高めで大きな会社に転職した方が、あなたが幸せになれると思いますよ。