今回は、僕が「なぜ大学卒業後に留学したのか?」「短期留学生は就活で苦労する理由」についてお伝えします。
今思うと、大学在学中に海外に留学しておけばと後悔しています。
なので、本記事を見ている若い方に僕の体験談を通じて、参考材料の1つとして考えてくれたら嬉しいです。
では、まずは、「大学卒業後に留学すると、どうして就職しづらいのか?」について詳しく紹介していきます。
Contents
僕が大学卒業後にフィリピン留学をした理由について!
僕がどうして大学卒業後にフィリピン留学をしようと決意したかというと…。
大学3年の時にタイのチェンマイに一人旅をしたことが”きっかけ”で「もっと英語を学びたい」と思ったからです。
今後は英語が使える人材が日本で重宝されてくると思っていたため、大学4年時にアルバイトをしてお金を貯めました。
長期留学をしたかったんですが、僕が貯められたのは150万円くらいだったため、半年間の短期留学に決めました。
ただ、留学経験者なら分かると思いますが、僕は英語が全くできなかったため、留学先では日本人と同じクラスでした。
そのため、プライベートでも日本語を使用することが多く、留学する前にもっと英語を学んでおけばよかったと後悔しました。
なので、日本に戻って就職活動をしたのですが、大学卒業後に留学した経験があるからといって何の武器にもなりませんでした。
大学卒業後に留学すると、どうして就職しずらいの?
海外で遊んできたと思われやすい
大学卒業後に留学をすると、企業の人事からしたら「どうして在学中に留学してこなかったんだろう?」と疑問視されることがあります。
また、多くの人事からは「留学する前は就活はしてたの?」と質問されますが、「してません」と伝えても納得してくれませんでした。
僕が感じたのは、「就活で失敗して留学に行ったのかな?」「短期留学だから遊んできたなコイツ」と思われているような気がしました。
実際とあるIT企業の営業職の面接をした時に、「君遊んできたんでしょ?」と圧迫面接の如く聞いてきたのはショックでした。
なので、大学卒業後留学したいと考えている方は、しっかりと英語を学び、TOEICやTOEFLなどの試験で好成績を出さないと人事からは評価されないと感じました。
英語が身に付いていない現実
僕は大学卒業後にフィリピンのセブ島に半年間留学しましたが、クラスには日本人だらけで英語を本格的に学ぶことができませんでした。
特にプライベートで日本人と一緒になるため、ナイトクラブやバーに行っても、カタコトの英語でしか女の子と話せませんでした。
そんなこんなしてるうちにあっという間に6ヶ月間の留学期間が終わり、英語といっても日常会話くらいしか身に付かなかったのが現実です。
そのため、日本に帰ってTOEICのテストをしたのですが、点数は530点だったので、企業が欲する人材にはなることができませんでした。
なので、「この点数じゃ履歴書に書けない…」と思い、TOEICの点数を書かずに履歴書を提出しても、エントリー時点で却下されることも多くありました。
就活で失敗したと思われやすい
僕は日本に帰って英語が話せてグローバルに展開する会社に入社し、海外を飛び回りながら仕事がしたいという願望がありました。
ただ、大学卒業後に短期留学行くと、人事から「就活で失敗したから海外に逃げたのでは?」と思われることが多々ありました。
特に外資系商社や外資系の銀行、大手IT企業やコンサルの会社は、人事からの質問攻めが凄く、時には叱られることもありました。
そのため、僕は就活で海外の経験を活かせるような仕事に就くことができず、英語ができるという理由で塾講師になることになりました。
今思うと本当に大学卒業後に留学に行くのではなく、休学をしてでもいいから在学中に留学に行っておけばよかったと後悔しています。
ただ、僕は海外で仕事することに憧れを抱いていたため、塾講師の仕事を1年間で辞め、アメリカに行ってアルバイトでもいいから住もうと決意しました。
大学卒業後に留学して日本に帰るとどんな気持ちになる?
焦る気持ちが芽生える
僕は大学卒業後に留学することにワクワクしてたまりませんでしたが、帰ってきたらふと我に戻ったことを覚えています。
なぜなら、学生時代の友達が社会人としてバリバリ働いている姿を見て、「やばい…俺も働かなきゃ」という気持ちになったからです。
また、お給料を20万円も手取りで会社から頂いている姿を見て、海外で働きたい願望を捨て何の仕事でもいいから働きたいと思いました。
少なからず大学卒業後に留学することによって、英語というスキルを習得できていない自分に情けない気持ちを抱いてしまいました。
もっと英語を学んでおけばよかった
先述でもお伝えしましたが、留学中は我を忘れて自分の好きなことに夢中になっているため、時間が過ぎるのがとても早いです。
ただ、日本に帰ってくると現実を突き付けられたかのように、うまくいかなくなることが多く、心身共に疲弊してしまいました。
就活ではなかなか決まらないし、友達を見ては焦りますし、貯金もないためアルバイトをしながら就活するためキツかったです。
僕は留学経験者は就活で武器になると思っていましたが、そんな事は一切なく、もっと英語を勉強しておけばよかったと後悔しました。
学生気分が抜けない自分がいる
大学卒業後に留学に行って日本に帰ってくると、友達から「お前は学生気分が抜けてない」と言われたのがショックでした。
僕は社会人を経験したことがないため、将来に対して何の危機感も抱いていなく、のほほんとしていたのが原因でした。
なんせ友達は毎日のように営業で数字を上げなくてはいけないのに、自分は就職先が決まらずフラフラしていましたからね。
また、友達が仕事中にLINEで「今日一緒に飲もうよ?」と言ってしまっていたので、自分でも学生気分が抜けていないと思いました。
半年前と変わってない自分がいる
僕は半年間フィリピン留学に行きましたが、日本に帰ってきて数ヶ月した時に「あれ?自分て変わってなくね?」と思ってしまいました。
なぜなら、英語が日常会話しか習得できていませんし、別に他の人よりも優れたスキルや経験をしていない事に気付いたからです。
たかが留学されど留学だと本当に思いましたね…。大学卒業後に留学に行くなら、もう日本に帰ってこない意気込みが大切だと思いました。
結論:大学卒業後に留学せず就活した方がいい!
これから大学卒業後に短期の留学をしたいと思っているならやめた方がいいです。
留学をして学ぶことは沢山あると思いますが、それよりも何よりも日本に帰ってきて後悔してしまうことが多いです。
なので、短期留学をするくらいなら、就活で頑張って自分の理想とする会社に入社することを僕はオススメします。
ただ、あなたが大学卒業後に本気で留学したいと思うなら、短期ではなく長期留学をすることをオススメします。
留学先で学べるかどうかはあなた次第なので、留学すれば良い会社に入れると思ったら大間違いだということを覚えておいてください。
こんにちは、大学卒業後にフィリピン留学に行ったものの、就活に苦労した関根と申します。