「ネイリストを辞めたい…」
「給料がとても低い…」
「人間関係に悩みがある…」
といったように、ネイリストの様々な仕事の悩みを抱え本記事まで辿り着いたのではないでしょうか?
実は私はネイリストの会社を2年間勤めていたのですが、職場の人間関係に悩みを抱えて退職した経緯があります。
高校時代からネイリストになることが夢だったのですが、理想と現実のギャップに苦しみました。
なので、今回はネイリストを辞めたいあなたに向けて、転職で失敗しないための心得をお伝えします。
ぜひ参考にして、できる限り自分の適正にマッチした、ストレスの掛からない仕事に就けるように頑張りましょう。
そもそも、あなたはどうしてネイリストを辞めたいの?
そもそも、「どうしてネイリストを辞めたいのか?」について、可視化させておくことが大切です。
なぜなら、仕事を辞めたい理由を把握しておくことで、次の転職先にスムーズにいけます。
体力的にも精神的にも疲弊した
ネイリストを辞めたい理由の1つに、表向きは華やかなイメージのある職業ですが、心身共に疲弊してしまうことがよくあります。
というのも、開店準備で朝早く出勤し、予約によってはお昼ご飯を食べることなく働いたり技術を磨くために残業することもあります。
また、お客様は高いお金を出して施術を楽しみにしてくれているため、自分が体調が悪くても常に笑顔で接客しなければいけません。
”常に笑顔”と一言でいうと簡単ですが、精神的にも身体的にも疲弊してしまうことがよくあり、ネイリストを辞めたいと思うようです。
激務なのに給料が低い
ネイリストを辞めたい理由の1つとして、激務なのにも関わらず給料が低いといった特徴が挙げられます。
というのも、ネイリストは月15〜20万からスタートになるため、指名客による歩合や昇給を見込めません。
特に入社はじめは見習いやアシスタントなので、自由に使える金が少なく、金銭的に厳しい現実があります。
ただ、技術や経験値をつけていけば年収アップに繋がりますが、雑用や練習など職場に拘束される時間が長いです。
そのため、「激務なのに給料が低いからネイリストを辞めたい」と思い、退職してしまう方も少なくありません。
手荒れやアレルギーを発症することもある
ネイリストを辞めたい理由として手荒れやアレルギーを発症してしまい、それが原因で退職してしまうケースがあります。
というのも、ネイル施術には「アクリルキッド」と「ポリッシュムーバー」という薬品を使用することが大半です。
少量であれば人体には影響がありませんが、毎日薬品に触れていると健康に影響を及ぼすことがあります。
するとアレルギーを発症してしまい、手に水疱や蕁麻疹が現れ仕事どころではなくなってしまいます。
それが故に、施術する側の自分の手が荒れていることに心理的にストレスになり、ネイリストを辞めたいと思うようです。
肩こりや腹痛などが厳しい
ネイリストは仕事中にお客様と向き合っての仕事になるため、肩こりや腹痛などに痛みを抱えてしまうこともあります。
特に座って仕事をする時間が長く、一日に8時間以上になることもあるため、腹痛や肩こりが激しくなってしまいます。
また、長時間座って作業する以外も、集中して細かい作業をしなければならず、眼精疲労も溜まってしまいます。
そのため、体に不調を抱えてしまい、ネイリストを辞めたい気持ちになってしまう方もいらっしゃいます。
人間関係に悩みがある
ネイリストを辞めたい理由の1つに、多くのネイルサロンでは小規模経営しているところが非常に多く、限られた人間関係になりがちです。
そのため、勤務先の雰囲気がいい場合は濃い人間関係を築けますが、職場の雰囲気がマッチしないと居心地が悪くなってしまうことがあります。
また、ネイリストは女性が多いため、仕事ができないと陰口や噂話をするケースもあり、人間関係に疲弊してしまうこともあります。
職場の雰囲気が自分にマッチしていなかったり、苦手な人がいると、精神的に疲弊してしまいネイリストを辞めたいと思ってしまいます。
接客業をするのが難しい
ネイリストを辞めたい人の中には、接客業をすると同時にデザインなどの細かな作業をすることに辛さを感じてしまうこともあります。
というのも、気難しいお客様もいるため、高い集中力を保って仕事をしなければいけないため、会話の内容にも気を配らなければいけません。
また、お客さんのニーズを汲み取ってデザインに反映させることは難しいため、最後まで集中力を保たなければならず心身共に疲弊してしまうことも…。
そのため、高い技術力だけではなくコミュニケーション能力が求められるため、仕事に辛さを感じてしまうネイリストが多いです。
ネイリストの仕事を辞めたらどんな仕事に就きたい人が多いの?
ネイリストを辞めたいと思っても、どんな仕事に就きたいのか?分からない方もいらっしゃるでしょう。
また、そんな風に転職には興味はあるものの、不安な気持ちを抱いていませんか?
世の中にはあなたが考えている以上に様々な職業があります。
下記では、ネイリストとして働くスキルを活かせる仕事や、辞めたいと思っている人が転職する仕事について紹介します。
オフィスで働く仕事に就きたい
ネイリストを辞めた人の中には、低収入でかつ人間関係が原因で仕事の悩みを抱えて退職するケースが大半です。
そのため、一気転身してオフィスで働く事務職や営業職、経理やコールセンターなどの仕事に就くことが多いです。
畑違いのお仕事になりますが美容系の職種に就く方は、良質な労働環境や給与面で判断することがあります。
美容に携わる仕事に就きたい
ネイリストとして働く人は、向上心があり勉強熱心な方が非常に多くいます。
そのため、流行に敏感なスキルを活かして、ファッション系や美容に携わる仕事に就くことが多いです。
さらに、ネイリストは美容のセンスがあるため、そういった職場に就いて活躍する方も非常に多くいます。
自分の手で美しくしてあげたい、ネイルの一環として自分に自信を持ってもらいたい方にオススメです。
名の通っている仕事に就きたい
ネイリストを辞めたい人の中には、接客以外の仕事に就いてもっと楽な仕事を選ぶ方が多いです。
楽というと語弊がありますが、大手企業や名が通った会社に就いて働きたい願望を持っていたりします。
昨今はどこの会社も人材不足のため、一念発起して頑張って転職する方も中にはいらっしゃいます。
ネイリストを辞める前に準備しておくべきことは?
ネイリストを辞めたいと思っても、前もって準備しておくべきことがあります。
というのも、社会にはルールというものがあり、いきなり仕事を辞めてしまうと会社に迷惑を掛けてしまいます。
また、退職する前にしっかりと準備しておけば、得することもあるので仕事辞める前に把握しておきましょう。
転職する前に新しい職場を決める
ネイリストを辞めたいと思うなら、退職する前に新しい職場を決めておくことが大切になります。
なぜなら、退職した後に転職活動を始めると、貯金を切り崩しながらの生活になってしまいます。
なので、今の会社に通いながら隙間時間を利用して転職活動し、新し職場を決めておきましょう。
そうすることで、会社を辞める目処もつきますし、スムーズに新しい職場へと移行できます。
溜まっていた有給休暇を使用する
ネイリストを辞めたいと思うなら、今まで溜まっていた有給休暇を使用しておきましょう。
というのも、半年間今の会社に勤めていれば、10日間以上の有給休暇が溜まっているはずです。
会社側からは言ってこないので、自分から勇気を持って有給休暇について聞くことが大切です。
なぜなら、会社側は有給を使用されると、他のスタッフがあなたの仕事を埋めなければいけなくなります。
そのため、仕事を辞める決意をしたら、上司に必ず有給休暇について相談しておきましょう。
退職したら離職票を必ず受け取る
ネイリストを辞めたいと思ったら、退職時に必ず離職票を会社側から受け取るようにしましょう。
なぜなら、離職票を受け取らないと、失業手当や再就職手当てを頂けません。
失業手当ては、退職後の数ヶ月後に月に6,7万円ほどの手当を国に頂けます。
再就職手当は、あなたが退職して新しい職場に転職した時に国から20~30万円程度の手当を頂けます。
なので、ネイリストの会社を辞めた後に離職票を受け取り、必ずハローワークに提出しておきましょう。