ソーシャルワーカーを辞めたい!理想と現実のギャップに苦しむあなたへ

こんにちは、私は民間でソーシャルワーカーとして4年間働きましたが、心身共に疲弊し退職した27歳の男です。

今回は、私の退職体験談をもとに、ソーシャルワーカーを辞めたい人に向けて転職する勧めをお伝えしていきます。

意外とソーシャルワーカーの離職率は高く、私の会社でも3年間働いたら3分の1以上が退職しちゃいました。

退職理由として多いのは、労働量に見合わないお給料や、メンタルがやられてしまう方が多くいたことを覚えています。

あなたもソーシャルワーカーの仕事に就いたものの、辛いことが多くて辞めようかな?と悩んでいるのではないでしょうか?

そこで今回は、「ソーシャルワーカーを辞めたいけど辞められない…」あなたに向けて、転職で失敗しないための方法をお伝えします。

では、早速ですがまいりましょう。

そもそも、どうしてあなたはソーシャルワーカーを辞めたいの?

まずは、どうして「ソーシャルワーカーを辞めたいのか?」について、自己分析することから始めましょう。

というのも、しっかりと退職理由を明確にしておいた方が、納得して辞めることができるからです。

では、下記では世間のソーシャルワーカーとして働く男女の、仕事の悩みを紹介していきます。

常に学び続けることの辛さ

ソーシャルワーカーを辞めたい理由の1つに、勉強量の多さがネックになって、退職してしまう人が多いです。

特にソーシャルワーカーのお仕事は、援助を行う相手は実に様々な問題を抱えているケースが多いです。

例えば、

  • 面談をして利用者の悩みを聞き出して解決策を練る
  • 地域資源を利用しながら問題を解決のサポートをする
  • 家庭環境や経済事情が原因で思い通りに事が進まない

このように、ソーシャルワーカーは複雑なお仕事が沢山あるため、日々専門知識を付けなければいけません。

それに加え、様々なケースに対応しているうちに、どんどん仕事が増えていくためメンタルがやられてしまう方も…。

というのも、ケースワーカーは人の暮らしを良くするためのお仕事のため、法律改正なども頻繁に行われます。

それが故に、学ぶ事が多くて労働量が増えていくことに悩みを抱えてしまい、ケースワーカーを辞めたいと思うようです。

過酷な労働環境が原因で辞めたい

ソーシャルワーカーは社会福祉士の国家資格を持っているので、安定した仕事だと思われることが多いです。

ただ、過酷な労働環境が問題になっており、労働量に見合わない賃金体系に悩みを抱え、仕事を辞めたいと思うようです。

というのも、実はソーシャルワーカーは法律的には、特別な国家資格がなくても働ける仕事なのです。

そのため、社会福祉士の国家資格を持っていても、職場によって労働環境が異なるのです。

中には資格がないソーシャルワーカーと資格保持のソーシャルワーカーの給料が同じケースも良くあることです。

なので、給料が決して高くないにも関わらず、人手不足が原因でサービス残業をさせられる方も沢山いらっしゃいます。

そういった過酷な労働環境に嫌気がさしてしまい、”ソーシャルワーカーを辞めたい…”と思ってしまうようです。

様々な業種との連携が大変

ソーシャルワーカーは、様々な業種の人と関わり、社会問題を解決する仕事なので、コミュニケーションエラーが発生することが良くあります。

例えば、介護福祉士やホームヘルパー、医師や作業療法士、看護師など、様々な人と連携し、利用者の抱える問題を解決しなければいけません。

そのため、”人に伝える力”や”傾聴力”がないと、コミュニケーションエラーが発生してしまい、仕事でミスをしてしまうことがあります。

すると人間関係に悩みを抱え、「この仕事向いてないかも…」「仕事を辞めたい…」「転職して新しい仕事に就きたい」と思ってしまうようです。

不規則な勤務体系が原因で辞めたい

ソーシャルワーカーは不規則な勤務体系なので、会社に不満を持ち、土日休みの仕事に就きたいと思い退職してしまう方も非常に多い職種です。

というのも、施設によってもろもろですが、急な相談が舞い込んできたり、対応に時間がかかってしまったりと、残業するケースが良くあります。

特に相談者の悩みを聞いている間は途中で中断する訳にもいかないため、どうしても時間内に終わらないことがソーシャルワーカーのあるあるです。

そのため、ソーシャルワーカーを辞めたいと思い、他業種へ転職する方や残業が全くなしの施設に異動願いを出す方も沢山いらっしゃるのが現実です。

給料が低すぎて辞めたい

ソーシャルワーカーは、社会福祉士や精神保健福祉士の国家資格を取得している人の収入は、比較的他業種と同じくらいの給与体系です。

ただ、資格保持者ではないソーシャルワーカーは、国家資格を持っていないため、保持者よりも給与がかなり低い傾向が挙げられます。

※昨今では、中には資格保持者と保持者ではない人の給与体系が、全く変わらないという悩みを持つ方も増えています。

なお、ソーシャルワーカーの平均年収は270~350万円程度が相場だと言われております。ただ、これは学歴にもよって異なってきます。

福祉事務所などの公務員として働く場合は、各々の地方自治体の給与規定に伴ったお給料が支払われるため、給与に悩みを抱える人は少ないです。

ただし、民間企業になると、地域の公共機関で働く公務員とは異なり給与が変わるため、収入に悩みを抱えて辞めたいと思ってしまう方が沢山いるのが現実です。

ソーシャルワーカーを辞めたい現役社員のぶっちゃけた生の声をお届け

では、次にソーシャルワーカーをやめたい男女達のリアルな仕事の悩みを紹介していきます。

下記では40人の男女にアンケートを実施しました。

そこで多く挙げられた4つの仕事の悩みを厳選してお伝えしていきます。

世間の男女達は「一体どんな悩みが原因で退職してしまうのか?」共通する部分があるかチェックしてみてください。

給料が低すぎて辞めたい

26歳

正直私は手取りで19万円です。現在26歳です。

ちょっと低くないですか?しっかりと国家資格持ってるのに…

もう私はソーシャルワーカーを辞めたいですし、他業種に転職しようと考えています。

31歳

以前学生時代の友達と飲み会をしたのですが、私の収入が一番低かったです。

やっぱり年齢と同じくらいの手取りは欲しいですよね…。

今の会社は民間企業なので、地方自治体の公務員として働きたい願望があります。

ただ、ソーシャルワーカーは辞めたいですね…。他の部署に行きたいです…。

サービス残業が辛いから辞めたい

27歳

私の会社は民間企業なので、公務員とは全く異なる勤務体系です。

それが故に、私の会社はブラック企業のようにサービス残業が当たり前って感じ。

色々ネットで調べてたけど、やっぱり民間で働くソーシャルワーカーは大変みたいね…。

24歳

労働量の割に賃金は低いし、サービス残業はザラ。

それと、社長に言えない雰囲気が職場にはありイライラしています。

正直数ヶ月以内に僕はソーシャルワーカーを辞めたいと思っています。

まだ、転職先は決まっていませんが、他業種にチャレンジするのもアリかなと…

福祉業界からおさらばしたい

25歳

正直福祉業界で働いて3年間とても辛かったです。

入社してすぐに、「この仕事向いてないかも…」と思ったからです。

毎日辞めたい気持ちを抱きながら、仕事に通っていたことを覚えています。

今はとあるIT企業の広報として働いております。今の仕事は面白いです!

28歳

ソーシャルワーカーを早く辞めたいです。

もっとワクワクする仕事に就きたい願望があります。

特に20代はもっと色々なことをやって人間の幅を広げたい…

福祉の仕事はやりがいは感じますが、新しいことをやりたい!

人間関係に悩みがあって辞めたい

32歳

相談者を対応していると、理不尽に私に怒鳴ってきたりします。

こちらは相談者に丁寧に接してるつもりですが、週に数回は怒られるのでメンタル崩壊しました。

もう人間関係の悩みが多くて、いち早くソーシャルワーカーを辞めたいです…(泣)

34歳

職場内の雰囲気は全く苦になりませんし、上司ともいい関係性を築けています。

ただ、毎度毎度訪れる相談者の対応に、私は心身共に疲弊してしまいました…。

今は職場に通いながらも、こっそりと転職活動をして新しい仕事を探しています。

ソーシャルワーカーを辞めたいなら、退職する前に準備しておくこととは?

ソーシャルワーカーを辞めたいと思ったら、勢いで退職する前にしっかりと準備しておくことがあります。

というのも、得するものも損してしまうことがあるので、退職前にしなければならないことを3つ紹介します。

職場に通いながら転職先を決める

まずソーシャルワーカーを辞めたいと思ったら、職場に通いながらこっそりと転職活動をして、新しい職場を決めておきましょう。

そうした方が、退職してから貯金を切り崩しながらの転職活動にならずに済むため、精神的に楽な状態で新しい仕事を探せます。

中には「会社に申し訳ない…」と思う方もいらっしゃるでしょうが、会社より自分の将来が大切だということを理解しましょう。

また、転職活動中は仲のいい同僚や職場の上司には、決して新しい仕事を探していると言わないようにしてください。

というのも、いつの間にか職場内で噂になってしまう可能性があり、辞めたくても辞められない雰囲気になってしまいますからね。

有給休暇を全て消化したら退職する

ソーシャルワーカーを辞めたいと思ったら、まずは自分がどのくらいの有給休暇を取得できるのか?チェックしておくことが大切です。

というのも、退職する旨を伝えると会社側は、あまり有給について触れてきません。

そのため、せっかくの有給も消化せずに退職してしまうことがあり、得するものも損してしまう可能性があるので要注意です。

会社というのは、退職者に対して冷遇するのが当たり前。なぜなら、あなたが退職すると他の人が空いた穴を埋めなければいけませんからね。

そうすると、労働量が増えてしまい生産性が落ち、利益が上がらなくなるため、あまり有給について触れてこない現実があります。

これは特に民間企業に多いので、もしあなたがソーシャルワーカーを辞めたいと思ったら、一度上司に有給について相談しておきましょう。

退職したら必ず離職票を受け取る

ソーシャルワーカーを辞めたいなら、退職する前に抑えておくべき鍵として、退社したら必ず離職票を受け取りハローワークに提出することです。

なぜなら、離職票を提出しなければ、再就職手当や失業手当が受け取れないので、”得するものも損してしまう”可能性が非常に高いからです。

ちなみに、再就職手当というのは、あなたが新しい転職先が決まり、研修期間が終わった時点で国から約20~30万円ほど手当が頂ける制度です。

また、失業手当は、あなたが退職してある一定期間を過ぎた時点で、国から月々6~7万円程度の手当が受けられる制度のことです。

特に20代の若い男女はこういった法律を知らずにおり、損している人が沢山いるので、必ず会社を辞めたら離職票を受け取ってハローワークに提出しましょう。