教師辞めたい!思い描いていた仕事と現実のギャップにストレスを感じてる人へ

「人の教育に携わる仕事がしたい!」

「子供の成長に関わる仕事がしたい!」

「昔好きだった先生のような素敵な先生になりたい!」

そんな夢や憧れを持って教師になる人は多いと思います。

しかし、実際に働いてみると、体力的にも精神的にも予想以上に大変なことが多いことや、思い描いていた仕事と現実のギャップにストレスを感じている人も多く、

「実は転職したいと考えている・・・」

「教師を辞めたい気持ちがある・・・」

と考えている人も少なくはありません。

実際に私自身も、教師として働いていた経験があるので、同じように教師として働く人の悩みや苦労がよくわかります。

今回は、そんな私から教師を辞めたいあなたに向けて、転職で失敗しないための心得をお伝えします!

ぜひ参考にして、できるだけストレスがかからず、少しでも楽しく仕事に望める働き方を実現させましょう!

そもそも、あなたはどうして教師の仕事をやめたいの?

まずは、あなたがどうして教師の仕事を辞めたいのか、自分自身ではっきりと自覚しておくことが大切です。

なぜなら、新しい仕事を探すときに、また同じような不満やストレスを抱えてしまう可能性がある職場環境に転職してしまったら、本末転倒ですからね。

下記では、実際に教師として働く多くの人が抱える悩みについてお伝えしますので、共通する部分があるかチェックして見ましょう。

勤務時間が長すぎるから辞めたい

人と直接関わる仕事だからこそ、しっかりと向き合おうとすればするほど勤務時間やサービス残業は増えていくもの。

定時だから帰る。

ということを実現するには、なかなか難しい職場です。

そのため、平日のサービス残業はもちろん、土日もほぼ強制的に出勤したりとプライベートの時間がほとんど取れないという人も。

また、働いた時間を時給換算すると500円未満になるという人も実は少なくないのです。

そういった長時間労働に体が追いつかなくなったり、ストレスが溜まった結果、辞めたいと考える人は多いです。

モンスターペアレントの対応に気を使いすぎて辞めたい

生徒のご両親の中には、モンスターペアレントと呼ばれる人も少なからずいます。

理不尽な要求をしてきたり、ちょっとしたことでも大げさにクレームをいってくる人は実際にいるのです。

だからと言って、全ての要求に応えていくわけにもいきませんし、クレームにならないようビクビクしながら仕事をすることは本当に気を使うし、ストレスがたまります。

そういった生徒の両親との人間関係が原因で仕事を辞めたいと思う人も多いのが実際のところです。

生徒への指導が大変すぎるので辞めたい

生徒も人間なので、喧嘩や非行、いじめなどが起こってしまうこともあります。

それをきちんと正しい道に導くことが教師の仕事。

そして最も難しいところでもあります。

思春期を迎え反抗してきたり、暴言や傷つく言葉を言われることもあるでしょう。

そういった生徒との人間関係がうまくいかず、精神的に参ってしまう人、退職せざるを得なくなってしまう人も現代では増えています。

教師を辞めたらどんな仕事に就きたい人が多いの?

教師の仕事を辞めたいと言っても、ほかにどんな仕事があるかわからないし、雇ってくれるところも見つからないのでは・・・

そんな風に考えている人も多いと思います。

それもそのはず、教師として働いている人は、幼い頃から先生になることが夢で、そのために勉強をし、試験を受け、やっとの思いで教師になった人がほとんど。

なので、どんなに現実が辛くても、今までの努力ややりがいを考えると、なかなか簡単に仕事をやめようとは思えません。

しかし、世の中にはあなたが思っている以上にたくさんの仕事が存在しています。

だからこそ、自分には教師しかない!

と、現時点で思っていたとしても、新しい仕事にチャレンジして見たら意外と向いていた、楽しかったということも実はよくあることなのです。

ここでは、そんな風に少しでも教師を辞めたい気持ちがある人が転職先として希望する仕事についてご紹介します!

学習塾・予備校の講師

人の教育に関わりたい!

子供の成長に携わりたい!

との思いから、教師になった人に次の仕事としておすすめなのは、学習塾や予備校の先生です。

学校教師ほど生徒と関わる時間は多くなく、それでいて学校よりも少人数を担当することが多いので、一人一人と真剣に向き合うことができます。

小学生、中学生、高校生などどの年代でも塾に通う人はいるので、自分が教師として働いた経験を存分に活かすことができることでしょう。

家庭教師

学習塾・予備校の講師と同じく、学校教師として働いていた経験を十分生かすことができる家庭教師のお仕事。

各家庭に訪問するので、教育に関わりたいけど、一度にたくさんの子供達と接することは苦手だったという方にはぴったりのお仕事です。

一般企業に就職する

教師として働いている人は、一般企業で働く人とは少し違い、特殊な働き方をしている部分が多いです。

そのため、基本的なビジナスマナーなどが身についていない人の割合が高いのが実際のところ。

初めは慣れないかもしれませんが、長時間労働やサービス残業に耐えられなくなって転職を希望する場合、心機一転一般企業に勤めてみることもおすすめです。

定時に上がれて休日もしっかりあるのに、教師の給料とほとんど変わらないという企業も少なからずあるはずです。

教師を辞める前に準備しておくべきことは?

教師を辞めたいと思ったら、いきなり辞めずにあらかじめ準備しておくことが大切です。

なぜなら、世の中には社会のルールというものがあり、企業によってどのくらい前に退職届を出さなくてはいけないなど、決まっているところも多いからです。

特に、教師として働いている場合、クラスの担任や部活の顧問、教科の担当などを持つと、なかなかすぐに辞めることは難しいです。

下記では、あなたが教師を辞めたいと思ってから実際に辞めるまでにすべきことについてご紹介します。

ぜひチェックして、今からしっかりと準備を進めておきましょう。

辞める時期を大体でいいので決めておく

まずは、教師を辞める時期をだいたいの目安でいいので決めておきましょう。

最初にも少し話したように、人とか変わり、責任ある仕事を任されている以上、辞めたいからといってすぐに辞められるわけではありません。

自己都合で退職したい場合は、年度が切り替わり、生徒が卒業する3月いっぱいでの退職がおすすめです。

それ以外であれば、長期期間中に退職できるように配慮するといいと思います。

夏休み中の7月下旬~8月下旬、もしくは12月末までなどの冬休みが狙い目です。

働きながら就職活動をする

仕事を辞めたいと考えてても、実際に辞めるとなると退職した翌々月からお給料が振り込まれなくなります。

そのため、貯金を切り崩しながら生活することになってしまいます。

数日程度ならまだしも、なかなか転職先が決まらず数ヶ月・数年と仕事探しをすることになると、退職手当はもらえるものの、貯金が減っていく恐怖や焦りを感じてしまうでしょう。

そのせいで、妥協して就職先を決めてしまったり、焦ってブラック企業に入社してしまったら本末転倒です。

そのため、どうしても今すぐ辞めないとダメ、心と体が限界という人以外は、お金や心の余裕のことを考え、働きながら転職活動をすることをおすすめします。

会社の就業規則をきちんと確認しておく

仕事をやめようと思ったら、とても大切な就業規則についても確認すべきです。

あらかじめきちんと調べ、トラブルを防ぎましょう。

就業規則を確認するとはどういうことかというと、退職金はいつからもらえるのか、有給はあとどのくらい残っているのか、退職の意思はどのくらい前に伝えるべきなのか、などのことです。

就業規則をきちんと知らなかった場合、もっと早く退職の意思を伝えてくれないと次の先生が見つからないので辞めさせられない・・・

など実際に起こり得ることです。

このようなトラブルを防ぐためにも必ず確認しておき、円満に退社できるよう心がけることをおすすめします。

退職が決まったら退職準備も計画的に

きちんと話せて退職が決まったら、机や身の回りの整理整頓も計画的に行いましょう。

というのも、大量の書類や教科書、生徒のためのプリントなどを扱うことが多いため、どうしても机が散らかりがちになる人が多いです。

そのため、退職間際になって慌てて書類の整理を始めるのではなく、毎日少しずつでも計画的に机の整理を進めていくことがおすすめです。

また、他の先生に引き継ぎがある場合は、忘れず伝えておきます。

しかし、その際に辞める理由を根掘り葉掘り聞いてきたり、引き止めてくる場合もあるので、引き継ぎは1番最後に伝えましょう。