「保険会社を辞めたい…」
「数字に追われて辛い…」
「サービス残業が嫌だ…」
といった仕事の悩みを抱え本記事まで辿り着いたことでしょう。
ただ、入社した時は「数字を取って給料を上げてやる」「20代で名乗りを上げてやる」といった強い気持ちを持っていたと思います。
ですが、理想と現実にはギャップがあり、保険会社に入社したものの仕事を辞めたいと思う若い男女が沢山いるのが現実です。
実際に私も保険営業職として3年ほど働きましたが、サービス残業や休日出勤などの過重労働で精神的にも身体的にも疲弊してしまいました。
なので、今回はそんな私から保険営業をやめたいあなたに向けて、転職で失敗しないための心得をお伝えしていきます。
では、早速ですがまいりましょう。
そもそも、どうしてあなたは保険会社を辞めたいの?
保険会社は成果主義なので辛い
保険会社は比較的に給料が高めだと言われていますが、成果主義なので数字が取れないとなかなか給料が上がらない現実があります。
また、生命保険会社によっても給与体系が異なるため、「保障給+歩合制」のところもあれば、完全成果型というフルコミッションのところもあります。
なので、とにかく身体を動かして頭をフル回転させて稼ぎまくりたい人にとってはピッタリですが、「数字を取らなければいけない」というプレッシャーを抱える人も少なくありません。
それに加え、成果が出せないと上司から呼びされてしまい他部署に移動させられたり、転職を勧められるケースもあるため保険会社を辞めたいと思うようです。
保険会社は入れ替わりが激しい
保険会社はとても競争の激しい成果主義の業界なので、結果が乏しい方はすぐに他の職場に転職してしまうことがよくあります。
そのため、保険会社は入れ替わりが非常に激しいため、毎月数十人規模で退職し、数十名規模で入社してくる社員も多い業界です。
ただ、結果が取れなくても頑張って会社に貢献してキャリアアップする者もいますが、気が付けば同期は自分だけになっていることもあります。
毎日毎日職場内で忙しい中で仕事をしなければいけないため、精神的にも身体的にも疲弊してしまい、保険会社を辞めたいと思いようです。
休日出勤やサービス残業がある
保険会社は特に相手ありきのサービスなので、個人や法人問わず、平日に時間が取れないなら休日に商談することもよくあります。
また、特に営業職は個人と取引するケースが多く、その個人のスケジュールに合わせてアポイントを取るため、休日も仕事をしなければいけません。
すると夜遅い時間帯に家に訪問したり、仕事が終わって平日の飲み会などで商談することもあるため、重労働だと感じる方も少なくありません。
それに加え総合職の方も、自分が所属している支社の売り上げを達成するためにサービス残業が増えることもあります。
また、転勤や出張も保険会社は多いため、家族や恋人との関係にヒビが入り、仕事もプライベートも悪循環になるケースも良くあります。
そういった要因があり保険会社を辞めたいと考える男女が多く、離職率が非常に高くなる傾向が良くあります。
友人や家族に勧誘しなといけない
保険会社は法人のお客様よりも、個人とお取引するケースが多いお仕事なので、友人や家族に勧誘しなければいけない事象が発生します。
例えば、アムウェイやニュースキンなどのネットワークビジネスのように、無理矢理勧めてしまうと友達を失ってしまうケースもあります。
まだしも家族であれば生命保険に加入してくれたりと、協力してくれるかもしれません。
ただ、友人に勧めてしまうとそれが口コミで広がってしまい、「あの人はいつも保険を勧誘してくる」というレッテルを貼られてしまうようです。
すると仕事の悩みがプライベートにも影響してしまうので、人間関係に悩みを抱えてしまい保険会社を辞めたいと思うようになるようです。
社内の人間関係に疲弊した
どうしても保険会社は数字が命の世界なので、結果を残せないと上司や営業部長から御理詰めされることもよくあります。
また、中には成果が取れず社内でいじられキャラ扱いされてしまい、イジメや暴力などのパワハラに発展することもあるようです。
そのため、職場内で居心地が悪くなり「保険会社を早く辞めたい…」「ノルマの無い仕事に就きたい…」と思ってしまうようです。
仕事の悩みで一番多いのは人間関係と言われているので、あなたが保険会社を辞めたい理由も人間関係が原因かもしれませんね。
保険会社を辞めたらどんな仕事に就きたい人が多いの?
ノルマの無い仕事に就きたい
やはり保険会社を辞めたい方は、数字に追われないようなノルマの無い仕事に就きたい方が非常に多いです。
というのも、毎月の予算を組まれ、約20日間ある営業日の中でどのように数字を取っていくのか?を毎日考えなければいけません。
すると数字に追われる日々が毎日続き、成果が出ないと精神的にも身体的にも疲弊してしまう保険社員の方が非常に多いです。
なので、特にノルマの無い仕事に就きたい女性は事務職や受付スタッフ、広報やコールセンターに転職するケース増えています。
給料が高い仕事に就きたい
保険会社は比較的給料が高い傾向にありますが、社風や理念がマッチしておらず、職場の居心地が悪いと考えている方も少なくありません。
そのため、業種は変わらず他社に転職したいと考えている方も少なくありません。
というのも、保険会社は全国で42社あり代理店は186.733社もあるため、同業社に転職するケースが多いのが現実です。
ただ、保険会社を辞めて他業種の不動産や証券会社、IT系の営業職へと転職する方も沢山いらっしゃいます。
自分の適正にマッチした職場
新卒や中途の方は職場の環境に馴染めなかったり、成果がなかなか上がらない人は自分の適正にマッチした業界に転職する方も多いです。
特に営業職は1,2年で成果を出さなければ、人事からは将来は無い判断されてしまい、会社から冷遇されてしまうこともあります。
そのため、「結果が出ないならもう転職しよう」と考え、転職エージェントを利用して自分の適正にマッチした職場に早々に転職するようです。
なので、あなたがなかなか保険営業で成果が出ないのであれば、高収入が得やすい営業職に転職してみることをオススメします。
保険会社を辞める前に準備しておくこととは?
辞めるタイミングを見ておく
保険会社を辞めたいと思ったら、まずは何ヶ月前に退職届を出さなければいけないか把握しておくことが大切です。
なぜなら、会社ごとによって社内ルールがあり、1ヶ月前、2ヶ月前に退職届けを出してくださいと決められています。
ただ、辞めるタイミングを深く考えすぎてしまうと、辞めるタイミングをみすみす逃してしまうことも起こり得ます。
なので、あなたが保険会社を辞めると決めたら、いち早く上司などに伝えておくことをオススメします。
そのため絶対に保険会社を辞めたいと思ったら、引き止められてもブレない強い意志を持っておくことが大切です。
働きながら転職活動する
保険会社を辞めたいと思ったら、一番いい方法として休日や隙間時間を有効活用して転職活動をしておきましょう。
というのも、退職する前に新しい転職先を決めておけば、余裕を持って残りの時間を職場で過ごすことができます。
余裕がないと当たり前にできていた単純な仕事もミスをしてしまい、嫌な気分で退職することになってしまいます。
また、職場内に信頼できる同僚や上司がいたとしても、転職活動をしていることを一切言ってはいけません。
なぜなら、退職すると聞くと裏切り者扱いされたり、妙に羨ましがられるため、飲み会の席で口が緩むことがあります。
そして、退職者に対しては人間は人を下に見てしまうため、言わないでと伝えたことも平気で言う人も少なくないですからね。
溜まっていた有給休暇を使い切る
あなたが保険会社を辞めたいと思ったら、必ず自分の有給休暇はどのくらい溜まっているのか?把握しておくことが大切です。
なぜなら、会社側からすれば有給休暇を使われると、仕事に穴が空いてしまい生産性が落ちてしまう可能性があるので会社側からは言ってきません。
なので、退職するとなれば必ず上手に有給休暇について伝えておくことが大切です。
ちなみに、6ヶ月以上働けば10日以上の有給休暇を貰えるはずなので、事前にきちんと確認しておきましょう。
離職票の届け出を必ず出す
保険会社を辞めると必ず離職票が会社から届けられます。
そしたら、必ず自分の住民票がある市役所に足を運びハローワークで離職票を出しましょう。
なぜなら、離職票を出さないと失業保険や再就職手当を頂けない事態に陥るので必ず提出してください。
もし会社側から離職票が届かないのであれば、一度電話やメールなどで問い合わせておくことが大切です。