初めまして、とある都内のブラック企業に勤めていた28歳の男です。
奥さんと2歳の子持ちでありながら、うつ病になって退職してしまった経緯があります。
この度は私のような人を救うために、記事を書く場を設けて頂き誠に有難う御座います。
ブラック企業は本当に悪徳ですし、社員を駒としか考えていないと、退職して重々感じております。
世間では働き方改革やワークライフバランスが騒がれているのに、社員に対して第一に考えてくれない会社があります。
この機会に将来を真剣に考え、今の会社を「勤めていくべきか?」「辞めるべきか?」いい機会になると思います。
今回は、私の体験談を含めて、ブラック企業に勤めているあなたへ励ましのメッセージを送りたいと思います。
では、まずは私がブラック企業でうつ病を発症した経緯についてお伝えしていきます。
ブラック企業でうつ病を発症して退職した経緯について説明
私はとある都内のIT系の営業職として、毎日毎日ギリギリの状態で職場に通っていました。
その会社はいわゆるブラック企業で、成果第一の職場だったので、毎日数字との戦いで過労死するんじゃないか?くらい働いてましたね…。
特に年齢問わず成果を上げた人間が、出世していく会社だったため、働く仲間も死んだ魚の眼をしながら仕事していたことを覚えています。
ちなみに、私の会社は人材会社だったため、仕事量がかなり多く、毎日家に帰ればバタッと歯も磨かず寝てしまいうことが多かったです。
また、サービス残業は当たり前で、決まった時間になると打刻しなければなりませんでしたし、上司から呼び出され休日出勤も多かったです。
体の不調が出てきた
仕事に通っているうちは自分では全く気づかなかったですが、うつ病になる前兆として、まずは体から悲鳴をあげるようになりました。
例えば…
- パソコン画面に向かっていたら焦点が合わなくなった
- 何度も名前を言われているのに、一切気づかなかった
- 頻繁に嘔吐をするようになったり吐き気をもよおした
- 寝つきが悪くなり、仕事中に寝てしまうことが増えた
- サザエさん症候群に陥り次の日の仕事に行きたくない
様々な体の不調を感じるようになり、病院に行ったときに、医者から「典型的なうつ病の前兆ですね…」と言われました。
ただ、私には妻と1人の子供がいたため、「うつ病なんてちょっと休めば治る…」と思っていたのが、私の反省するところです。
特にいわゆるブラック企業に勤めている方が本記事を見ているなら、転職も視野に入れて、真剣に自分の将来を考えて欲しいです。
仕事でミスが増えてきた
体の不調を感じながらも、頑張って仕事をしているうちに、いつもできていた単純な作業でミスが増えるようになりました。
例えば…
- 取引してる会社じゃない会社にメールを送ってクレーム
- 見積書を間違えて送ってしまい、お客様からのクレーム
- スーツの上下の色を間違えて、出勤して怒られてしまう
- 仕事道具の一つであるパソコンを家に置いてくてしまう
- 上司から”お前は最近やる気がない”と面接室で怒られる
- 口が臭いんだよ!と言われた。(仕事のストレスが原因)
そのため上司からはいつも怒られるようになり、しまいにはお取引している会社様からもクレームが届くようになりました。
「体の不調」「上司から怒られる」「お客様からのクレーム」など、悪循環サイクルに陥り、ますますメンタルがやられました。
今考えると体の不調が仕事にも悪影響を及ぼしてしまい、仕事のパフォーマンスが私の知らぬ間に落ちていたのだと感じています。
ついにうつ病が発症してしまった
病院に一度行って「うつ病の前兆ですね…」と言われ、ブラック企業に2ヶ月ほど通っている最中にうつ病を発症してしまいました。
いわゆる”寝たきり状態”になってしまい、仕事に行きたくても行けない状態になってしまいました…。
最終的には…
- 俺は社会の糞の役にも立ってない
- 俺は全く情けない男だ…
- 奥さんも子供もいるのにどうしよう
- 死にたい気持ちはあるけど…
- お金がないと暮らしていけない…
といったように、不安な気持ちが募り、ついには死にたくなってしまい自暴自棄に陥るようになりました。
今思うと体が悲鳴を上げているときに、ブラック企業を辞めるべきだったと感じています。
特に「体の不調」=「休んだ方がいいよ」という神様からのメッセージを私は完全に無視をしていたんだと思ってます。
いずれにせよ、私のような経験をしないように、本記事を見ている方が体に不調を抱えているなら退職した方がいいです。
それか有給を取って仕事を休んでみるとか…。
無理にして会社に貢献しようと考えず、自分の体をもっと大切にしてください。
今考えると「よくあんなに仕事できたな俺は…」と思うこともしばしば…。本当に転職してよかったと思っています。
ブラック企業の特徴と傾向について
もしあなたの会社がブラック企業なら、うつ病になる前にいつ早くその環境から抜け出すように努力しましょう。
特にブラック企業は、社員を第一に考えず、会社の利益や売り上げを重視しますからね。
例えば、「数字が取れなきゃ辞めろ」的な感じがあり、いつの間にかそれが普通になっているケースがよくあります。
では、私が思うブラック企業の特徴や傾向についてお伝えします。
ワンマン経営気質
ブラック企業の特徴として、経営陣がワンマン気質があり、社員を第一に考えてくれない傾向があります。
特にベンチャー企業と言われる会社では、自分達で独自の社風を作り、上手に社員を洗脳させることが上手です。
集団的無意識というか、サービス残業当たり前、退職する人は負け組、成果主義、裁量権があるなどの特徴があります。
こういった会社は、社員を奴隷のようにしか扱わないので、うつ病になってしまう方が非常に多くいるのが現実です。
もしあなたが、ブラック企業に勤めているなら、その洗脳から解けて、いち早く新しい職場を探すようにしてください。
サービス残業がある
ブラック企業の特徴して、ある一定の時間になったら、社内で打刻するように言われるケースが挙げられます。
労働基準監督署に目をつけられないように、会社側はあらゆる手段を使って偽装工作をします。
そのため、労働者から訴えられたとしても、しっかりと打刻した証拠があれば裁判では優位に立てるからです。
なので、意外とブラック企業はリスクヘッジをしているため、もしこうのような会社に勤めているなら要注意です。
うつ病は過酷な労働環境から生まれるものなので、今の会社に不満があるなら、転職も視野に入れた方がいいです。
有給を取らせない雰囲気がある
ブラック企業の特徴として、有給を取らせないような雰囲気があったり、部長が「有給はない」と公言している会社が多いです。
社員はいかに数字を取って、昇給して給料を上げたい人ばかりなので、このように言われてしまうと間に受けてしまいます。
それが故に有給が取りたくても言えず、体調不良に陥ってしまっても、体よりも仕事を優先してしまう社員の方が非常に多いです。
私のようにうつ病を発症しないためにも、体が悲鳴を上げているなら、一度上司に相談すれば有給を取らせてもらえるでしょう。
ただ、なかなか「みんな仕事頑張ってるのに、俺だけ有給を取るのは申し訳ない…」と思って、言えない人が大勢いるのは知ってます…。
体育会系のノリの会社が多い
ブラック企業の特徴として、学生気分の延長のように体育会系のノリがあり、質よりも量を重視する会社が挙げられます。
このような会社は、20代30代の男女が多くおり、職場の雰囲気についていけず、退職してしまう男女が非常に多いです。
例えば、
- 飲み会では祭りのように騒ぎ回る
- 社外で女遊びが激しい
- 盛り上げるための謎の声掛けがある
- セクハラやパワハラが多い
- 数字が取れればなんでもOKの文化
といったように、ブラック企業はイケイケな男女が多く、「仕事」「飲み会」「女遊び」がサイクルになっています。
こういった会社の雰囲気に、ついていこうとするとすればするほど、心身共に疲弊してしまうので要注意です。
私もこのようなノリノリの会社に勤めていましたが、週に一度の強制飲み会は本当にキツかったです。
そういった、小さな要因が積み重なってしまい、うつ病を発症してしまったのだと、しみじみ感じております。
なので、「今の職場の雰囲気が合わないな…」と思うなら、今後の将来を見据えて考え直してみてはいかがでしょうか。
辞めさせようとする隙を与えない
ブラック企業の特徴として、辞めたい気持ちを抱いても、辞めさせようとする隙を与えないといった傾向があります。
私の職場が実際にそうでした。7時に出勤し22時まで仕事。そして、家に帰っても仕事して寝るのは翌日の2時頃。
そして、休日になれば土日どちらかは出勤しなければならず、自分の将来を真剣に考える暇が全くありませんでした。
毎日毎日仕事仕事で、いかに数字を取って昇級するかどうか?を考えていたのが実際のところ…。
「転職しようかな?」なんて思わせる瞬間もなかったため、うつ病がきっかけでやっと転職することができました。
このようなサイクルに陥ってしまうと、本当に体の不調が出ない限り「転職しようかな?」考えません。
なので、もしブラック企業に勤めていて、うつ病になる合図(体の不調)が出ているなら転職も考えてください。
ブラック企業でうつ病になる前に誰かに相談する事が何より大切
もしあなたがブラック企業に勤めていて体に不調を感じているなら、一度誰かに相談に乗ってもらいましょう。
私も今思うと奥さんにもっと仕事に対して、相談しておけばよかったと後悔しています。
相談できなかった原因は、男のプライドが邪魔してしまったのだと考えています。
仕事でミスをして上司に怒られ、お客様からのクレームが多ければ、情けない夫だと思われるのが怖かったのです。
ただ、そこで勇気を振り絞って奥さんに相談しておけば、うつ病になる前に転職できたかもしれません…。
なので、職場の人ではなく、友達や恋人、家族や親に一度電話して相談に乗ってもらうことが大切です。
恋人や友達、家族や親に相談することが恥ずかしい気持ちがあるなら…
もし上記で挙げた人に相談することが恥ずかしければ、専任のキャリアアドバイザーに相談に乗ってもらうことも一つの手段です。
誰かに相談するとストレスが解消されますし、肩の荷が降りて、退職や転職に前向きに考えられるようになりますからね。
私のような人を1人でも救うためにも、まずはキャリアアドバイザーに電話して、相談に乗ってもらってください。